「中尾ミエ&野坂昭如」ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY カールⅢ世さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0中尾ミエ&野坂昭如

2022年12月31日
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悲しい

単純

幸せ

最初は中尾ミエに見えたが、だんだんホィットニー・ヒューストンに見えてきた。
最近観たエルビス、アレサ・フランクリン(リスペクト)、ビリー・ホリデー(FBI Vs.)の伝記映画と比べて、ナオミ・アッキーの伸びやかな歌唱力は群を抜いて素晴らしかった。
それと、歌手の母親役のタマラ・チュニーの歌も素晴らしかったです。どっちかと言うと、タマラ・チュニーの方がタイプ。若かったら、ティナ・ターナー役やれそうでした。
I Will Always Love You 、ドリー・パートンがオリジナルでしたか。黒人歌手がカントリーの大御所の曲をカバーして、代表曲にするなんて、なんてハッピーなんでしょう。リンダ・ロンシュタットのカバーをさらにアレンジして、素晴らしいバラードに。80年代らしい。
プロデューサー兼社長のクライヴ・デイヴィス役のスタンリー・トゥッチのおでこのシワ。なかなかエグいメイクで、可笑しかった。ちょっとやり過ぎ。志賀廣太郎や野坂昭如を思い出してしまいましたよ。
「私生活には干渉しない」が、後半効いてきました。
親父は一番しょうもな。

カールⅢ世