「史上最高の歌姫に喝采!」ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY 三輪さんの映画レビュー(感想・評価)
史上最高の歌姫に喝采!
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48年間の人生を駆け抜けた歌姫に喝采します!晩年は音域の縮小に悩み、安らぎを求めての麻薬と縁を切れない生活によって、入浴中に溺れ死ぬという悲惨さはありましたが、彼女なりの人生を見事に生き切ったと言えると思います。どんな亡くなり方をしても、それは寿命としか言いようがないのでしょう。彼女は同性愛の悩み、家族愛の悩み、夫の裏切りなど、数々の苦難を味わいますが、それが見事に歌に結実しているところが凄いのです。一つ荒波を乗り越えるたびに、それを楽曲として世の中に上梓します。そして、同じような苦しみを味わった人間が、その声と歌詞に勇気をもらうのです。だから、彼女を史上最高の歌姫と呼ぶのでしょうか。彼女が歌姫になるために、彼女の人生シナリオにとって不可欠な良きプロデューサーが常にそばにいました。彼がいたからこそ歌姫になれました。逆に言えば彼女がいたからこそ、プロデューサーが使命を全うできたのでしょう。そして彼女の人生シナリオはたくさんの人間に生きる喜びを与えたことなのでしょう。彼女の歌は「愛」の歌がほとんどです。愛すること教えた伝道師とも言えるかもしれません。彼女の人生に合掌です。
追記 彼女の母親の口癖である「歌は頭とハートと度胸で歌うもの」という言葉がいつまでも心に残っています。
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