ミュータント・タートルズ ミュータント・パニック!のレビュー・感想・評価
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ティーンの理想と低俗さを混ぜ込んだ世界観を、超絶的な映像技術で表現したらこうなった、という一作
近年のアニメーション表現と技術の革新的進化により、2次元の原作(漫画、ビジュアルノベル)を3DCGでアニメ化した『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』や『THE FIRST SLAM DUNK』(2022)などの傑作が次々と登場していますが、本作は間違いなく、その中でも最高水準の作品です。さらに映像の技術的な水準はもちろん、劇中の音楽の使い方も素晴らしく、洋楽ファンにとっても見応えのある作品となっています。
『スパイダーマン』がアート作品としての傾向を強めている一方、本作はあえて、下水や害虫、ベトベトした何かなど、ティーン、というかもっと低年齢の子供達が面白がる「ちょっと気持ちの悪いもの」を強調する描写となっており、映像もそれに合わせて意図的に筆致を粗くしたり、造形を崩した描き方をしていたりしています。こうした表現は、もちろん『タートルズ』の原作が持つ世界観を踏まえたもので、世界最高峰のアニメ技術を、『タートルズ』世界の再現と再創造のために惜しげも無く捧げる、というジェフ・ロウ監督とプロデューサーのセス・ローゲンはじめとしたスタッフの熱意(カメ愛)が素晴らしい。
もちろんミケランジェロ達主人公4人、そして敵となるクリーチャー達も皆魅力的で、彼らが叶えたいと思っている夢、そして現実の自己に対する認識、頭の中で考えていること(ヒーロー的活躍)と現実の落差(やってることはコソ泥)などなど…、十代の若者だけじゃなく、かつて十代だった人も共感をせずにはいられないキャラクター達です。彼らに生命を吹き込んだ声優陣の豪華さも驚くほどで、鑑賞後に誰がどのキャラクターの声を担当したのか、答え合わせをして驚く、という楽しみ方もできそうです。
害虫や亀がどうしようもなく苦手…、という人に無理に鑑賞を勧めることはためらうものの、『タートルズ』ファンはもちろん、そうでない人(特に思春期の若者達を描いた物語が好きな人)には、劇場での鑑賞を強くお勧めしたい一作です!
絵がいい
インパクト
絵のインパクトがエゲツない。
油絵?もう絵画なレベルで、それがキレキレ人動く。
あまりアメコミは詳しくないのだけれど、紙上ではああいう画風なのかなと想像する。
長らくアニメは日本を踏襲する形を見せてはきたけれど、スパイダーバースといい、タートルズといい、オリジナリティな領域に突入しつつある。CGの応用力の高さというか実用性というか…今後も革新的な画像を見せてくれるのだろうとウキウキする。
物語がミュータントの誕生から描いてくれるのもありがたい。色々「はじめまして」と見始められる。
彼らは下水道に住んでいて、人間社会に憧れを抱きつつも、距離を置こうとしている。
その理由に人間達の傲慢さや、差別、偏見なんてモノが盛り込まれてるのが技アリだった。
若干、アウトサイダー的な思考をカッコいいと受け止めるキャラも健在で、それはティーンエイジ故なのか、動物的な本能故なのか、ちょっとヤンチャな亀達が愛らしい。
ラスボスの造詣が秀逸で…本能的に排除してしまいたいと思えてしまう。キメラ化に至るプロセスは謎なのだけど、巨大化しNYを蹂躙する様は圧巻だった。
人間達と共闘し倒す訳なのだけど、まあまああり得ない展開にも思うがアングルとスピード感で押し切ってくれて気持ちよかったなあ。
…ネズミとGのキスシーンには目を背けたくはなるものの、カメ達は高校のプラムにも参加できたみたいでハッピーエンドだった。
なんというか、清潔感と体臭対策が必須ではあるのだろうが。スメハラとか人間同士でも諍いになったりするもんなw
どうやら続編の構想もあるらしく、次回作にも期待したい。日向坂の斎藤さんがエイプリルの吹替を担当してて、そっちも興味はあったのだけど時間が合わず…次回は吹替版にトライしたい。
アニメは吹替版でいいんじゃないかと思う派だ。
俺たっちゃ♪
楽しい面白い!だけどそれだけじゃ終わらない。
POPでクレイジーなアニメーション表現にラップミュージック、ナイキの靴にジャッキーチェン。
もう俺らの好きな物だけで作られた映画、
路上の大好きX自由。もうこの映画自体がストリートカルチャーですよ。
て、ヒーローモノとして見た時の脚本が特に素晴らしいんですよ、
ヒーローは愛とか自由の為に戦ったりするんだけど彼らはそんなものじゃ正義に目覚め無い。
自分が自分で有る事、自分を認める事で正義に進む、自己肯定の物語なんですよ。
凄いな過去多くのヒーローが居たけど自己肯定が人を助ける理由なヒーローって居なかったかも。
さらにこの物語で成長するのが大人、親ってのは時代に寄り添う意義を感じましたよ。
そう、大人だって親だって成長しなきゃいけないんですよ、時代がそれを求めてるし、新しくも正しい提案だと思うんですよ、おっさんおばさんお父さんお母さんだって成長しなきゃいけないんだ。
ソレを射抜く正しさを描く素晴らしい脚本に驚きと拍手を。
独特な映像と喋りまくるカメたち
本国では熱狂するキッズの横で父胸熱、なんだろね
小さい頃、テレ東かなんかで見てたなー。
ファミコンしたなー、という朧げな記憶。
あー、ピザで回復してたなーとか見ながらすっごい記憶が掘り起こされました。
映画の色としては『ガーディアンズ』とか『ザ・スーサイドスクワッド』とか、あのあたりの懐かしのカルチャー盛り盛りの感じ、の青少年向けという具合すかね。対象年齢は少し下にも広げてですが、シナリオはかなりしっかり。スプリンターとスーパーフライの対比とか痺れます。
個性的なアニメーションは本当に素晴らしく、映像単体でも全然。MVとか見てる感覚にもなる。実写を混ぜる演出とか、なんか懐かし新しい感じ。MTV的なね。
んでスーパーフライの喋り方やばーって楽しんでたら、まさかのICE CUBE。本物連れてきとるやんw。
ゴジラも進撃の巨人も出てくるし。敵は最終的に巨大化するし。ジャパンカルチャーだいしゅき、な感じもまた親近感。すっごい良くできてる。もう少し上映館数があっても良いのに、もったいない。
時代性を取り入れた巧みさ
「すごくタートルズが好き」っていう作り手の思いがあふれていた印象。
過去の漫画、アニメ、映画、おもちゃの『ミュータント・タートルズ』で育った人たちが大人になって、愛を持って作っているように見えましたね。
タートルズのことがすごく好きで、彼らをヒーローにしていくことに迷いのないストーリーでした。
また、「失敗がきっかけになったり、外見、人種などの偏見、ちょっとした感情の行き違いで、他人に受け入れてもらえなくなった、スクールカースト底辺児たち」って今どきの問題を反映させていて。
ミュータントたち(特にタートルズ)の存在は、異国人の特徴をもった移民を意識しているようにも思えました。
様々なタイプの子供たちが、いかに普通の生活になじめるようになるか、友達を作れるようになるか…
そんなことがテーマになっていたように感じます。
時代性を組み入れていて上手いなと。
ただね、妙にアートっぽさを意識した画面が、『スパイダーバース』のパクリっぽいのと。
マシンガントークがうざいw
トム・ホランドが4人いるみたいだった。
Turtles would go! タートルズへの愛が詰まりに詰まった、優しすぎるアメコミヒーロー映画🥷🐢✨
1984年に出版されて以来、世界中で愛されているアメリカン・コミック「ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ」。
幾度も映像化されている本作を、設定も新たにアニメ映画化。
人間世界に憧れる15歳の亀ニンジャ、タートルズの4人は、人間たちに受け入れられるためNYで犯罪を繰り返す悪党・スーパーフライを退治し、その動画をネット上にアップしようと考えるのだが…。
スーパーフライの仲間でイボイノシシのミュータント、ビーバップを演じるのは『ライオン・キング』『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』のセス・ローゲン。
タートルズの"父親"であるドブネズミのミュータント、スプリンターを演じるのは『ラッシュアワー』シリーズや『ベスト・キッド』の、レジェンド俳優ジャッキー・チェン。
スーパーフライの仲間でヤモリのミュータント、モンド・ゲッコーを演じるのは『ナイト ミュージアム』「MCU」シリーズのポール・ラッド。
スーパーフライの仲間でワニのミュータント、レザーヘッドを演じるのは『スターウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』や『X-MEN』シリーズの、名優ローズ・バーン。
NYで犯罪を繰り返すハエのミュータント、スーパーフライの日本語吹き替えを担当するのは『銀魂』シリーズや『ザ・ファブル』の佐藤二朗。
スーパーフライの仲間でカエルのミュータント、ジンギス・フロッグの日本語吹き替えを担当するのは『僕のヒーローアカデミア』シリーズや『天気の子』の梶裕貴。
俺たちゃニンジャ・タートルズ♪ティーンエイジのニンジャ・タートルズ♪突然この世に現れた 世界一のヒーローッ!🎶…のテーマソングでお馴染み『ミュータント・タートルズ』。
この亀ちゃんたちが日本でも広く知られるようになったのはやはりテレビアニメの影響でしょう。1993〜1995年にかけて放送されていたこのアニメ版が、日本でのイメージを決定づけたように思います。
上の世代や下の世代はどうか知らないけど、このアニメのおかげで今の30代〜40代くらいには『タートルズ』はかなり身近な存在。うちにもタートルズのおもちゃがあったなぁ。腰のベルトからピザを発射できるごキゲンなおもちゃで、見た目もアメリカンな感じで超cool✨あー、あのおもちゃ捨てちゃったのかな…。ごめんよラファエロ😢
日本にも熱烈なファンを持つ『タートルズ』。当然本国アメリカのファンの愛はより深い。
本作でプロデューサー/脚本/出演を務めるセス・ローゲンもそんな亀愛好家の1人。5歳の頃にアニメがスタート、8歳の時に実写映画版が公開されるという、まさにタートルズドンピシャ世代の彼は、タートルズに影響されて空手やヌンチャクを始めたという。
タートルズを愛するセス・ローゲンが陣頭に立って制作されただけあって、本作にはとにかくタートルズへの愛が詰まりまくっている。
社会に居場所がないミュータントたちが、最終的には敵味方関係なくハッピーになるという優しすぎる展開。
普通なら『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』(2011)のように、タートルズ側にもスーパーフライの思想に共感する者が出てきてチーム内で対立するとか、そういうハードな方向に物語が進んで行きそうなものなのだが、スリリングでシリアスな展開をあえて取らずに愛と希望に満ちた御伽噺として映画を着地させている。このタートルズへの愛と優しさに、ついつい頬を涙で濡らしてしまいました…🥲
ヒップホップ・ミュージック、グラフィティ、デタラメなニンジュツなど、ニューヨークのアンダーグラウンドに暮らすミュータントたちの生活や文化は、明らかにアフリカ系移民たちのそれを思い起こさせるように作り込まれている。
赤毛の白人女性というイメージが強いエイプリルが黒人女性として描き直されているのも、本作がブラック・ムービーであることへの示唆に他ならない。
また、波風を立てず存在しないもののように息を潜めて生きているスプリンターはアジア系移民のメタファーとして捉えることが出来そうだ。
本作は可愛くて楽しいヒーロー映画としての側面の裏に、反人種差別に対する強いメッセージが込められている。
なぜ今更『タートルズ』なのかと疑問に思う人もいるかもしれないが、移民の受け入れに対する議論が世界中で巻き起こっている現代、この新しい『タートルズ』は十分鑑賞に値する今我々が観るべき映画である、と断言出来ます。
今回特に冴えているなと思ったのは、「ティーンエイジ」という要素を強く押し出したところ。
日本では「忍者タートルズ」とか「ミュータント・タートルズ」とかいうタイトルで流布しているけど、原題は「ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ」。そう彼らは10代の若者なんです。
これまでスポイルされがちだった「ティーンエイジ」の部分を今回は殊更に強調。見事な少年物語に昇華させています。
しかも今作で描かれているのは、スポーツマンとか不良とかそういう人種ではなく、スクールカーストの底辺にいるような日陰もの、いわゆる「陰キャ」。
孤独を感じる陰キャたちへ、「大丈夫!だって俺たちもそうだったもん!」というメッセージとエールを送り、彼らを最大限の愛と優しさで包み込む。
セリフで言わせるという野暮なことはせずとも、スクリーンから伝わってくる製作陣の想い。作り手たちが過去の自分を励ますかのような情熱と優しさに共感してしまって、なんかもうとにかく感動してしまった🥹
自分の中にいる少年時代の自分を救う、これぞヒーロー映画を作ること/観ることの醍醐味でしょう!
人種差別やスクールカーストといった悪しき幻想に立ち向かう、我らがミュータント・タートルズ。久々に超ど真ん中のアメコミヒーロー映画を観させてもらった気がする✨
これはもっと大ヒットするべき映画!タートルズ世代は全員これを観ろと言いたい!
とまぁ基本的には全肯定な作品なんだけど、以下はちょっと気になるところ。
というのも本作のアートデザインなんですが、アメコミやグラフィティがそのまま動き出したかのようなアニメーションはやはり『スパイダーマン:スパイダーバース』(2018)の影響下にあるものだと思うんです。
それ自体は悪いことじゃないんだけど、最近この手の作品が増えすぎてきている気がする…。
デヴィッド・フィンチャーや『デッドプール』(2016)の監督ティム・ミラーがプロデュースするNetflixのアニメシリーズ『ラブ、デス&ロボット』(2019〜)や、ディズニーが作ったそれの模造品『Kizazi Moto:ジェネレーション・ファイア fromアフリカ』(2023)なんかにはこれと類似したアートデザインが散見されるし、本作の監督ジェフ・ロウが共同監督/脚本を務めた『ミッチェル家とマシンの反乱』(2021)もこんな感じだった。
始めは「うぉー!すげー!!」なんて思っていたこの手法も、さすがに見飽きてきた感じ。
めちゃくちゃ新しいことをしていたピクサー作品が、他のスタジオにマネされまくった結果今では保守的に見えるというあの感覚が、『スパイダーバース』的アニメーションにも起こり始めている気がしますねぇ…。
まぁあとは優しすぎるが故に物語の刺激に欠けるという点、スーパーフライ一人に悪者役を押し付けすぎじゃないかという点が気になるところではあるが、それは些事にすぎない。
とにかく優しくて愛おしい…。スーパーヒーロー映画の新たな傑作が誕生したと思います♪
そしてそして…。次回作ではついに登場するみたぃねぇサワキちゃーん!🪼
※原語版で観たかったが、仕方なく吹き替え版で鑑賞。だって劇場でやってないんだもん😡
一部芸能人吹き替えということで不安だったが、思ったよりも悪くなかった。…が、やはりプロの声優とは雲泥の差。佐藤二朗はまだ良いとして、レオナルドとエイプリルはなぁ…。というか、なんでタートルズの中でレオナルドだけ芸能人にしちゃったんだろう。一人だけ浮いていて可哀想。
ただ、一番気になったのはスプリンターの声。原語版ではジャッキー・チェンが声をやってんだから、当然日本語吹き替えは石丸博也さんだろぉ〜〜!!
石丸さんも80歳過ぎてるし、もしかして仕事量減らしてんのかな…。そうだとしたら悲しいな…🌀
ベロベロハクション!ベロパ♪
空耳でしか歌えない主題歌が懐かしい〜♪
タートルズの中坊っぷりが可愛いらしいし、ミュータントもミュータントな人間のキャラクターデザインも最高でした。
ピクサーの設定画の様なパステル画みたいな絵が動く感じも楽しくて、スパイダーバースでも見た写実から離れた絵でしか出来ない表現がよりペインティングに動いているのが素晴らしかったです。
たしかにイラスト調の世界感なのに、あるシーンでは光の色彩表現が写真の様だったり、夜の都会が舞台で画面が暗くテレビシリーズのアニメではアクションの分かり辛さがどうしてもあったのにライティングのうまさで今作は画面の分かり辛さがない!小道具やら舞台はごちゃごちゃしてるのに!笑
この見やすさはちょっと革命じゃないの?
出てくるもの生き物も生き物以外も型、色、動きの端々がデフォルメされていて強いキャラクター性があって良いクドさがあって好みだったので星5つ⭐️
現代的な改変ポイントとスーパーフライが不憫なのは気になりつつ、次回作にシュレッダーが出てくる匂わせがあったので今作はタートルズのお決まりを踏みつつ次回作へのベースづくりと思うと次作への伏線になってそうで…
次ほんとに楽しみです。見てよかったー
鑑賞動機:極一部の評判5割、以前よりはだいぶかわいいビジュアルかも(気のせい)5割。
過去作は全スルー。
予告などで過去作よりはかなりとっつきやすいビジュアルだったが、それでもひとくせある。綺麗なだけじゃないのはリアリティも感じられた。(ミュータントだって)青春したい、というギャップも良かった。
ストーリーはまあベタだけど。
楽しかった。
純粋に物語が綺麗な感じがして、わかりづらいところもなく進んでいく感じ。
前回のリアルなタートルズがマンガチックになって帰ってきた部分に関しては正直前回のリアルさが欲しくなってしまいました。また、いくら不満が募っていたとはいえ、あんなにも簡単に育ての親を倒そうと気持ちが変わってしまうものなのか…「俺の言うことを聞いとけばいいんだよ」ってのが伏線?になっていたとは思うんですけど、もう少し倒そうと言うより助けようとする感じとかがあっても良かったのかも。とか思いました。
懐かしい!T.M.N.T‼️
亀忍者戦隊タートルズ!
ミュータント・タートルズ(吹き替え)
宣伝の絵面がCGじゃないかんじの温かみありそうな手書き感があったので見に行く。
…結果それっぽいCGアニメだったと気づく。
いつも思うけど、'最後のアクションとか特に)目まぐるしい画面の情報量に
目が回っちゃう。よって眺めることしか出来なかった。
ハデなんだろうけど、もっと適度に整理してくれないものか?
あの4匹は一応「忍者」なんだろうけど、向こうのアメリカンなノリに日本語の喋りが付いてきてないような気がした。
字幕だと整理された日本語読みでいいだろうから情報量という意味でちょうどいいかも。
内容は、スーパー・フライの人類総ミュータント化計画には個人的に大賛成なんだが、4匹はじめ他の連中がヒト科ヒト属に迎合するがあまり失敗に終わったようだ。
あんな素敵な計画をなぜ阻止したのか?
人間の痩せ我慢の多様性なんかを滅ぼそうとするキャラならもっと燃えたのにな。
4匹の若さゆえの愚行だと割り切って鑑賞。
お人よしの動物たち
割と面白かったです。
アメリカ発のアニメって、最近こういう、色がガチャガチャしてるのが多いよね。
正直その方向性は好きじゃない。
人間に虐げられた敵ボス「人間なんかみんな奴隷にしたるわ!」
敵の手下「やっぱりそんなの望んでないよ~!」
と手下が全員あっさりヒーロー側・人間側に寝返るわけですが、正直ミュータントのみなさん、かなり異形なわけですよ。
人間もみんなブサイクなのは置いておいて。
望んでないよ~って言っても、現実には彼らをすんなり受容できる人間の方が少ないだろうし、表に出られるようになってもイジメ虐待とかたくさん発生しそうだなあと、人間を信用してない私は思いました。
まあそんなこと言ってたら身も蓋もない。
ハッピーエンドでよかったよかった。
観て良かったー!
Can I Kick It?
子のリクエストで鑑賞。
名前は聞いた事がある。キャラクターは見た事がある。だけど、どんな亀なのか?全く知りませんでした。
主人公が4亀もいるので、2人して予めお勉強してから臨みました。
⚫︎レオナルド(青)正義感が強く頼りになるリーダー的存在。武器は刀で二刀流!
⚫︎ラファエロ(赤)タートルズの中でも最大最強の切り込み隊長。気が短くケンカっぽい。
武器はサイ!
⚫︎ドナテロ(紫)自称、天才発明家?!戦略を立てるのが得意。ちょっと変わった所も。。
武器は棒!!w
⚫︎ミケランジェロ(オレンジ)末っ子的な存在でお調子者。好奇心旺盛で人間の世界とすぐに関わりたくなる。武器はヌンチャク!
⚫︎スプリンター(ねずみ)タートルズの育ての親で武術の先生でもある。人間嫌い。拳法の達人!
一応この5人を調べ共有。
そして子には
「見た目はカメでも心は普通の高校生で、人間の15歳と同じで携帯やSNSを使ったりするし、高校へ行ったり恋したりしたいんだって。
でも見た目が人間と違うからいじめられないように隠れて暮らしているんだって。」と伝えました。
内容は観てのお楽しみ♪と、この程度の知識で鑑賞しました。
ストーリーはシンプルで子も理解出来たと言っていました。
子は事前に、タートルズの名前は勿論覚え、ルックスでも見分けていたし、個々の個性をわかっていたので、スムーズに鑑賞できたんだと思います。
それぞれの武器にも食い付いていました(^。^) 子は棒推しww
私は(覚える気がなかったw)
誰が誰だか分からなくなる所もありました(°▽°)
だって暗いんだもの。。←言い訳w
しかし、独特のあのタッチ。
アメコミ風?ポップアート?油絵?
詳しくないのであの感じの作画を何と呼べば良いのか分かりませんが、オリジナリティがあってとても好みでした。
タートルズ、スプリンター、エイプリル、敵役のミュータント達の細部にまでこだわった画の作り込みは見事でした。
(なので、余計にもっと鮮明に見たくなりました。)
そしてニューヨークのストリートカルチャーの描写が美しく、アート作品のようでした。
劇中に流れる音楽もイケてて、特に
「Can I Kick It?」は、懐かしみが!
深くて!口ずさんでしまいました♪
勿論帰りに聞いて帰ったよね♪
内容も面白かったですが、遊び心溢れる映像が素晴らしい!これだけでも見る価値ありと思いました。
そして、スプリンターが想像を遥かに超える拳法の達人でした!!
私が鑑賞したシネコンでは吹替しか上映がなく、まぁ、子と約束していたので、選択肢はなかったのですが。。
字幕verだと、スプリンターをジャッキー・チェンが声優として参戦しているとの事!!めちゃ気になりました。
最後に。。
「ミュータント」と聞くと何だかポップな響きですが、訳すと「突然変異体」って。。哀しみ。。( ; ; )
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