「ラフでタフなストリートバイブス」ミュータント・タートルズ ミュータント・パニック! さかもとさんの映画レビュー(感想・評価)
ラフでタフなストリートバイブス
タフでラフなストリートバイブスで繰り広げる、ティーンエイジャーのダサ可愛い冒険譚
ノートの切れ端に書いたグラフィティアートのような粗さを活かしたような絵のタッチが
ニューヨークのタフな街の佇まいや喧騒と相まって、ストリートのムードをスタイリッシュに引き立てながらも、HIPHOPカルチャーが持つラフでタフなクリエイティビティによる好奇心に満ちた世界観を具現化している
劇中歌で流れるATCQにDELASOUL、90'sHIPHOPの乾いたキックとスネアが太く鳴り響くのがたまらない。
首を振らずにはいられない
シンプルなドラムループとサンプリングの組み合わせが結局好きなんよねぇ
子供ならではのダサ可愛いキャラクターも愛らしい
男の子特有の世界観の中で野郎同士のバイブスだけで通じる会話遊び
これはやってる本人達は最高に楽しいんだが、絶対にモテないやつ笑
もはや親心の様にそこもまた可愛く思えてくる
今後も健全に育って欲しいものです
総じて、
ティーンエイジャーとしての悩みや無垢な好奇心が、HIPHOPカルチャーの創意工夫に満ちたクリエイティブな一面と見事にマッチしている良作!
余談ですが…
HIPHOPのクリエティビティに魅せられた俺たちはいくつになっても『B-BOY』なんだなって感じたりもした。
ストリートカルチャーに興じながらドキドキワクワクする価値観は、いくつになったって『少年』のような気持ちってな訳です
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