「インパクト」ミュータント・タートルズ ミュータント・パニック! U-3153さんの映画レビュー(感想・評価)
インパクト
絵のインパクトがエゲツない。
油絵?もう絵画なレベルで、それがキレキレ人動く。
あまりアメコミは詳しくないのだけれど、紙上ではああいう画風なのかなと想像する。
長らくアニメは日本を踏襲する形を見せてはきたけれど、スパイダーバースといい、タートルズといい、オリジナリティな領域に突入しつつある。CGの応用力の高さというか実用性というか…今後も革新的な画像を見せてくれるのだろうとウキウキする。
物語がミュータントの誕生から描いてくれるのもありがたい。色々「はじめまして」と見始められる。
彼らは下水道に住んでいて、人間社会に憧れを抱きつつも、距離を置こうとしている。
その理由に人間達の傲慢さや、差別、偏見なんてモノが盛り込まれてるのが技アリだった。
若干、アウトサイダー的な思考をカッコいいと受け止めるキャラも健在で、それはティーンエイジ故なのか、動物的な本能故なのか、ちょっとヤンチャな亀達が愛らしい。
ラスボスの造詣が秀逸で…本能的に排除してしまいたいと思えてしまう。キメラ化に至るプロセスは謎なのだけど、巨大化しNYを蹂躙する様は圧巻だった。
人間達と共闘し倒す訳なのだけど、まあまああり得ない展開にも思うがアングルとスピード感で押し切ってくれて気持ちよかったなあ。
…ネズミとGのキスシーンには目を背けたくはなるものの、カメ達は高校のプラムにも参加できたみたいでハッピーエンドだった。
なんというか、清潔感と体臭対策が必須ではあるのだろうが。スメハラとか人間同士でも諍いになったりするもんなw
どうやら続編の構想もあるらしく、次回作にも期待したい。日向坂の斎藤さんがエイプリルの吹替を担当してて、そっちも興味はあったのだけど時間が合わず…次回は吹替版にトライしたい。
アニメは吹替版でいいんじゃないかと思う派だ。