「詰まらなくはない」湯道 ひでたけさんの映画レビュー(感想・評価)
詰まらなくはない
時間が空いて、ちょうど潰せる回があったので事前情報ほとんど無しに観ました。
「湯道」とか言って、湯の道うんぬんとアホらしいことを真面目に語るのは、まあまあ面白かったすね。ちょっと伊丹十三ぽいかな?w
でもメインのお話は湯道じゃなく、田舎町で地元民に愛されてる銭湯を父から継いだ二人兄弟の弟(濱田岳)と、東京で成功したけど落ちぶれて田舎に戻って来て銭湯をマンションにして一儲け企む建築家の兄(生田斗真)と、銭湯の住み込みのバイトの女の子(橋本環奈)が絡むって感じです。とは言ってもラブストーリーに全然はならず、なんか良い感じのお友達って感じなんですけどね。
で、銭湯に来るお客さんの1人が湯道にハマってるオジサン(小日向文世)で、主人公3人と他の色々なお客さんの人情話が繰り広げられるという昭和な展開。劇的なことはあんまり起きず、令和に撮った昭和なお話しで、良く言えば安心して観られるって感じでしょうか。意味不明な湯道とか、ご都合主義なお話しの展開は受け入れられない人が居そうですが、そこは昭和の心を持ちましょうw
ただ、コンプラ的には令和なので、裸は男の人だけです。でも生田斗真と窪田正孝の裸が観たい人は必見でしょうw
女性陣はお湯に浸かってる絵がほとんどですが、天童よしみは胸の谷間が一瞬映りました。橋本環奈は風呂屋のバイトなんだから、毎日入浴シーンがあるべきなのに全然入らないので、ファンの人は怒りましょうw
しかし、デジタルの映像だとジジババの顔のアップを映画館の大スクリーンで観るのは中々キツいですねぇ。橋本環奈ちゃんの綺麗さが引き立つとは言えますがw
観た後に調べたら、銭湯は本物じゃなく映画のために作ったセットだとのこと。なかなかリアルなので、どこかを借りたのかと思いました。
ほのぼのしたい暇な人にはおすすめ(・∀・)