「湯の道」湯道 SAKURAIさんの映画レビュー(感想・評価)
湯の道
いやぁ~良かった!
何が良かった?と聞かれたら摘まんで何処を良かったと書いていいのか分からないけど、一人で湯に浸かりに来る者、夫婦、親子、癖のある者がだだ銭湯に来て湯に浸かるってだけなんだけど、何か優しい、温かい雰囲気、世界観が凄く良かったです。
序盤の銭湯オープン時にのれんを掛け、「わ」板の文字の掛け物、なぜ、わ?って不思議だったんだけど、伏線で後々「わ」は沸いてますの「わ」、「ぬ」はお風呂抜いちゃいましたの「ぬ」だそうです!知らなかった!
あと私が涙腺弱いだけかもだけど出所してからの銭湯でのクリス・ハートと天童よしみが歌う坂本九の「上を向いて歩こう」は泣けた。
あと小日向さん演じる横山家族(妻、娘)のサプライズ、ひのき風呂のプレゼントシーンも泣けた。(泣いたの俺だけ?(笑))
窪田正孝演じる梶斎秋の湯作法のシーンは芸術的!あと演出だけでこんなにも風呂に入るってだけのシーンが素晴らしく見えるのね!と驚き。
銭湯経営の部分は何かリアリティーありすぎてスルーで!(笑)
だけどこういう場所は残して欲しいし、行ってみたいなとも思いました!大衆銭湯行った事ないので。
キャスト皆で歌うエンドロール含め、終始心温まる幸せないい時間でした!良かった!!
今晩は。
いつもありがとうございます。
今作は、最初は・・”あれれ、コミカル要素が少ないぞ・・”と思ったのですが、中盤から一気に引き込まれましたね。
沁みるシーンも多数あり、佳き映画でした。
何よりもエンドロールが終わるまで大スクリーンにも拘らず、誰も席を立たなかった事。そして、随所から聞こえて来た”良い映画だったね・・。”という声。
日本人はインド人やアメリカ人と比べると鑑賞中に声を上げる事が少ないですが、今作は泉質の良い風呂に浸かったかのような良き映画でした.では。返信は不要ですよ。