「変てこだけど、かなり好き!!」探偵マリコの生涯で一番悲惨な日 琥珀糖さんの映画レビュー(感想・評価)
変てこだけど、かなり好き!!
「さがす」の片山慎三と
「ミッドナイト・スワン」「異動辞令は音楽隊」の、
内田英治のW監督作です。
6つの章に分かれていて章ごとに交互に監督しています。
何気に出演者が豪華です。
探偵でバー「カールモール」のママ・伊藤沙莉、
忍者の師範で指導もしている竹野内豊。
裏サビれた殺し屋の北村有起哉。
《異色のキャスト》
「地球外生命体=宇宙人」
と、その世話人が宇野翔平。
なんともシュールな設定です。
「メン・イン・ブラック」みたいなFBI捜査官
(たぶんアメリカ人)も出てきます。
メインストーリーは探偵でバーのママのマリコ(伊藤沙莉)が
15年前に体験した悲惨な事件の・・・多分この事件の日が、
「探偵マリコの生涯で一番悲惨な日」なのではと、
推測します。
章ごとに主役がいてストーリーがある。
殺し屋の姉妹、
(この殺し屋役の妹のインパクト凄かった!!)
ホスト狂いのキャバ嬢、
別れた娘を探す落ちぶれヤクザ・・・などなど。
中々、伊藤沙莉の過去とか地球外生命体のメインストーリーに
辿り着かない回り道が多いのですが、なんとも濃密な
「新宿は歌舞伎町の人々」
忍者の竹野内豊さん、なんともチャーミング。
サンドイッチマンのように看板を前後にかけて歌舞伎町で、
生徒募集中・・・もちろん忍者養成講座です。
純愛あり、アダルト愛あり、異種間愛あり、
の複雑かつ濃密な時間です。
伊藤沙莉さんの予想外の可愛らしさも見もの。
ただし有能な探偵と度々紹介されるが、その有能さを
証明する場面が殆どなくて、その能力は未知数・・・
(2万ドルのただ取りとしか思えない)
そこがミステリー要素を薄くしている。
宇宙人との交流を描くファンタジー映画なのかも!!
なんとも豪華でヤバい闇鍋だった。
何度かwowowで流れて観てましたが、竹野内豊さん、忍者弟子募るのにエアロビかなんかもあります、で釣って忍者修行ばかりしてました。双子殺し屋姉妹、捕まらないのは優秀❓あのホストそんなに魅力的か疑問。北村有起哉あんなことしたらその先もわかるだろうに。ラスト、どうだったのでしょう?マリコ苦労していたんだ。
あのバスケット中から三本指の手❓が宇宙から来た?謎、謎。