「新宿歌舞伎町、ゴールデン街の小さなバーを出しつつ探偵業もしているマ...」探偵マリコの生涯で一番悲惨な日 りゃんひささんの映画レビュー(感想・評価)
新宿歌舞伎町、ゴールデン街の小さなバーを出しつつ探偵業もしているマ...
新宿歌舞伎町、ゴールデン街の小さなバーを出しつつ探偵業もしているマリコ(伊藤沙莉)。
ま、客は訳ありな人ばかり。
で、ある日、FBIを名乗る男女3人組がバーにやって来、日本人科学者に持ち去られた地球外生命体を探してほしいという依頼を受けた・・・・
といったところからはじまる物語で、6章仕立て、監督はふたり。なので、オムニバス的な映画なんです。
新宿歌舞伎町、ゴールデン街となると、ま、最近の映画ではだいたいが面白くないだろうねぇ、と予想される。
街のイメージがおおよそ固まっていて、そのイメージどおりの映画になることが多いからで、その上、現地での夜間の撮影許可が下りはずもなく、どこか地方でそれらしき場所で撮るというのが通り相場。
無人の外景などは現地の画がだろうが、それ以外は???の疑問符。
夜間は(たぶん)ないだろうねぇ。
ということで、ロケーションの魅力は乏しく、となればストーリーなのだけれど、地球外生命体捜索の物語がそれほど上手くいくはずもなく、結果、マリコのバーにあつまる常連たちのエピソードと相成る次第で、面白いのは、元やくざ幹部の北村有起哉のエピソードぐらいかしらん。
それはそれとしても、いちばんの問題は「生涯で一番悲惨な日」が現在進行形でないこと。
なぁんだ、過去の日のことなのね。
6つのエピソードが一日の出来事で、あたふたする探偵マリコを観たかったんだよなぁ、ってのが正直なところ。
コメントする