劇場公開日 2023年4月14日

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「【“優しさって、何だろう”優しすぎるぬいぐるみ好きの大学生たちの姿を通してホントの優しさとは?を描いた作品。】」ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0【“優しさって、何だろう”優しすぎるぬいぐるみ好きの大学生たちの姿を通してホントの優しさとは?を描いた作品。】

2025年3月8日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

幸せ

■高校時代に、告白されても逃げてしまった七森(細田佳央太)。
 「恋愛を楽しめないの、僕だけ?」と思い悩む彼は、同じ“ぬいぐるみサークル”の人たちと親しくなっていくなかで、麦戸(駒井蓮)と心を通わせていくが、一線を越える事が出来ない。

◆感想

・“ぬいぐるみサークル”の白城(新谷ゆづみ)は、電車での痴漢行為を見てしまうが、それを誰も咎めないことに傷ついて、学校に来れなくなってしまう。

・“ぬいぐるみサークル”の鱈山先輩(細川岳)は、ぬいぐるみに話しかける事で、癒されている。

■この映画のフライヤーに、金子由里奈監督のコメントが記載されているので、敢えて再び記載する。
 <弱い人が弱いまま生きられる場所はないのだろうか。私自身も、人間が持つ加害性や言葉について何度も省みてきました。
  社会が少しでも優しくなりますように。日々の無力さに疲れてしまったあなたに観て貰いたいと思っています。>

<金子由里奈監督は、とても心優しい人なんだろうな。
 けれども、“ぬいぐるみサークル”の人達が、イヤフォンを付けてぬいぐるみに話しかけている姿に違和感を持ってしまった私は、優しくないのかな・・、と思ってしまった作品。申し訳ない。
 けれども、ぬいぐるみと話す前に、キチンと人間と相手の眼を見て話そうよ、と思ってしまったのだよねえ、私は。>

NOBU
トミーさんのコメント
2025年3月8日

共感ありがとうございます。
もう大分前の作品なので記憶もおぼろげなんですが、自殺防止の相談ダイヤルの紹介って印象はまだ残ってます。それが一縷の望みになれば、と必ずアナウンスするんでしょうが、本来の解決策はそこには無いという本能的な感覚なんでしょうか。上手く説明は出来ないんですがね。

トミー