「究極のギスギス映画」イニシェリン島の精霊 ふぇるさんの映画レビュー(感想・評価)
究極のギスギス映画
仲の良かった2人が喧嘩する。
これだけのプロットで映画が作れてしまう。
それが映画の面白いところだと思う。
単純なだけに次の展開がどうなるか気になってしまう。
昨今外見で判断するのも宜しくないが、
コリン・ファレルの普通にしていても悲壮感が漂うような顔立ちが今作品ではどハマり役で、
嫌われてる。なんで?何もしてないのに。
これが実に終始可哀想である。
主演に引けも劣らず、出てくる俳優の演技がみんな素晴らしく、まるで本当に存在しているかのような田舎集落感を出している。
この島全体のギスギスな不快感を観客まで巻き込んで体験させられる、言わばコメディ版アリ・アスターのような作品である。
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