「おもしろい、おもしろくないの次元で語ってはいけない作品…。」イニシェリン島の精霊 カケル エイナさんの映画レビュー(感想・評価)
おもしろい、おもしろくないの次元で語ってはいけない作品…。
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マーティンマクドナー監督作品である以上、「何も起きない」のは覚悟の上でしたが、「映画を観る」というより「舞台を見ている」ような感じでした。
作品全体としては「誰一人感情移入できない」もので、中盤、寝ましたw
(スリービルボードも結局2日に分けてみたな…)
コルム、感染症になったりしないのかな…。
ロバと犬が可愛い映画です。
ドミニクはなんの象徴なんでしょうね。死という形ですが、あのつまらない島から逃げられた…と解釈するべきなんでしょうか。
私、田舎に住んでなくてよかった…と思いながら映画館を出ました。
追記:この作品、元々監督が戯曲として書いたものだそうで。
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humさんのコメント
2023年2月8日
ドミニクの死は、純粋な感情をもつ者が背負ってしまう物事に対する哀しみの象徴のような気がします。
そう考えると、確かに彼は自立するには難しい点をかかえ、死により(父からの虐待が永遠に続いていく暮らしから)逃れられたのかもしれません。
コルムが自分で切り落とす指よりも一番辛いシーンに感じました。