「期待以上に面白かった」イニシェリン島の精霊 Pocarisさんの映画レビュー(感想・評価)
期待以上に面白かった
まず会話の妙。
人間関係と人物の性格を手際よく示しながら、思わず笑わせられるところがたくさんありました。
それにしても、この島の退屈さは、それが島であることが原因ではありませんね。
退屈な人なんて都会にだってたくさんいますから。
「島」と「本土」は、「ムラ社会」と「広い世界」のメタファーに見えてきます。
島の外側で戦争が起きていること、それと二人の男性の関係の変化が微妙な形でシンクロしていること、この辺りがこの物語を読み解く鍵だと思いました。
バリー・コーガンが今回も変な人を演じていて最高でした。
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