劇場公開日 2023年5月12日

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TAR ターのレビュー・感想・評価

全359件中、101~120件目を表示

3.0てっきりジョーカーの監督だと

2023年6月18日
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北枕寝二

4.0ジェンダーというより「人間の業」をエグる作品

2023年6月18日
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おでん

1.0えー!面白かった???

2023年6月18日
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鑑賞方法:映画館

「エブ・エブ」とアカデミー賞を争った「ター」。
「エブ・エブ」が(私にとって)面白くなかっただけに、こりゃ「ター」は絶対見なきゃ、
いくらなんでもこっちは面白かろうと、いそいそ見に行きましたが・・・。
えー!
面白かった??
えー!
なになに、あのメトロノームのイジワルとか、誰の仕業だったの?
えー。
えー……。
あんまり面白くない映画でした……。

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jasmine

3.0演出・脚本で評価される作品

2023年6月15日
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鑑賞方法:映画館

この作品は、その内容が面白いというよりは、演出・脚本へのこだわりに対する評価が高いものと思われる。そのため、一度ではなく(演出を理解した上で)二度見た方が(よりその細部を掴み取ることができて)面白いということなのだろう。

そのため、パッと見で面白いものではなく、ある程度の玄人向け作品である。

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にち

3.5よく分からない部分があり消化不良。

2023年6月15日
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鑑賞方法:映画館

この映画が表現したかったことが、僕には良く分からなかった。。

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はなてん

4.0現実と幻想のハザマの妙

2023年6月14日
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知的

トッド・フィールドがケイト・ブランシェットありきで作った脚本ということがよく分かります。彼女以外にリディアは演じられないだろうし想像もできない、ケイトとリディアの区別や境界が不明になる時、作中の現実と夢の世界の区別というか現実に引っ張られる夢、夢から現実に戻る時、狂気と冷静、論理の関係などノンフィクション(フィクションなんですが)とファンタジーの間を感じた時、自分は浮遊感にとらわれたような不思議な感覚になっていました。何より、これはノンフィクションだったっけ?という分かっているのに騙されるような、そして、それを楽しむような作品の作りに脱帽です。
面白かった点
・あらゆる社会問題の無理ない詰め込み。それを拾っていく作業がなかなかに面白いし、それが大小問わずに鍵となっていること。
・何よりケイト・ブランシェットの演技は称賛されるほどに素晴らしいのだが、他の役者も現実じゃないかと錯覚させるほどの出来。
・そして最も素晴らしいのは「音」。オーケストラパートは当然だけれども、会話や生活音だったり「ノイズ」だったりの聞こえ方、活かし方が絶妙で物語の重要なパーツであることに気付くはずです。

残念な点
・編集にはひと工夫欲しかった。場面場面のつなぎ合わせが雑なのかなんのか断絶を感じ、一瞬、話の流れについていけなくなる。
・物語の導入。音が聞こえにくいし、エンドロールを最初に持ってきているのだが字が小さすぎて分からないw

2023年のアカデミー賞はこちらの作品こそ相応しいんじゃない?というのが結論です。

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zem_movie_review

2.5もしも〇〇が女性だったら〜、のワンアイデア物

2023年6月12日
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 これ、有名指揮者でも、有名監督でも、有名経営者でもなんでもいい。
 ストーリーが凡庸。主人公が男だったらよくある話で、それが女性になったからといって面白いとは思わない。いろんな伏線回収の描き方については長すぎてどうでも良くなった。期待したラストも「そうなんだ〜」位。
 見どころは主演女優の圧倒的な長回しワンカット。

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maku1

4.5不気味でやるせなくて切実なのに元気をもらえる映画

2023年6月12日
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悲しい

怖い

幸せ

ホラー的な描写も駆使しながら、描いているものはとても複雑で切実で普遍的な絶望とそれを生き抜く力強さのようにも思えた。昨年のアピチャッポンの『MEMORIA メモリア』を思い出し、ターがアコーディオンを弾く姿はフランシス・F・コッポラの『カンバセーション 盗聴』を想起させる。

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tandem

4.0作者の人格と作品自体の価値

2023年6月11日
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nakadakan

2.5周りを見ずに突き進む人の顛末

2023年6月11日
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ムービー好き

4.0オーケストラは、偉大だ 最高の芸術

2023年6月11日
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楽しい

幸せ

萌える

効果音楽のない、台詞がつきささる映画。

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kubonbich

3.0想像以上に難解な映画でした

2023年6月11日
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怖い

難しい

予告編を観たところ

この指揮者が
高みを望むばかりに壊れていく様が
単純に描かれていくんだろうなあ

という感想を抱きました

よって

何も予習することなく
怖いもの見たさに
ケイト・ブランシェットの演技を観に行きました


本作品
単に主人公が壊れる話だけではなく
人間模様、その描き方もも複雑怪奇です

私、観ながら
少し置いて行かれてしまいました

本作品
一指揮者が壊れていく姿を描くだけでなく
登場人物も結構様々な絡み方してきますので

少し予習をしてから
観ることをオススメします

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HIDE

3.5頂点が登れる山は無い

2023年6月10日
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怖い

知的

難しい

公開から4週間が経って、ようやく見ることが出来ました。レイトショーばかりはやめていただきたいな。しかも、160分近くあるんだし。ケイト・ブランシェットがアカデミー賞主演女優賞にノミネートされたということで鑑賞したのだけど、なんで受賞しなかったのか意味わからないくらい、凄かった。これで取れなかったらいつ取れんの。

音楽界の専門用語や独特な言い回し、息が詰まる長ゼリフにノックアウトされそうだったけど、何とか持ちこたえた。人物関係が難しく、顔と名前が一致せずに終わってしまったが、言いたいことは至ってシンプル。トップに立つ人間は、前も後ろも見ようとも、更なるところに登ることは出来ない。ひたすらに孤独で、生きずらい。あまり描かれることの無い人物像ではあるが、実在の人物を元にした訳じゃないの?と疑うほどリアリティのあるキャラクターだった。冗長ではあるけれど、主人公の栄光と奈落への道をしっかり描いており、一瞬眠気に襲われるけど、すぐに引き戻される。

こんなにも異様な主人公、脚本だけ読んだら実写化不可であろうと思うはずなのに、ケイト・ブランシェットは見事に落とし込んでいた。なんと言葉に表したらいいのか分からないが、間違いなく彼女の演技は“頂点”であり、憑依を超えた一体感であった。ケイト・ブランシェットが役者であることを忘れそうになるほど、強烈で破滅的。もう1回アカデミーに提出し直して欲しい。今からで遅くないから(遅いけど)、彼女にオスカーを与えて欲しい。呆気に取られる、ハイレベル過ぎる表現力。ここ10年のアカデミーノミネート女優で最高峰である。

作品から鳴り響く、不協和音。
奇妙で恐ろしく、ある意味ホラーのような本作は胸にぐいぐい刺さる。隣人の話だとか、娘の話だとか、こんだけ時間があったら上手くストーリーに絡めることも出来たろうに、なんか雑に片付けられていて勿体ない。音楽と演出の良さは他の作品と比べても群を抜いているが、そのせいか脚本の投げやり感が際立っている。味はいいのに、盛り付けが下手。もっと面白くなったような気がしました。

楽しい!面白い!という訳では無いけれど、すごく心に残る作品。味わい深く、見応えがある。長尺のためにハマるか不安だったけれど、なかなか好みな映画でした。公開終了間近になってでも、意地になって映画館で見てよかった。いい体験させてもらった。

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サプライズ

5.0ちょっとリアリティありすぎで…

2023年6月10日
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本当に恥ずかしい話ですが、何の知識も持たずこの映画を観て、こんな女性指揮者がいたんだーって普通に思っていました。
それぐらいセリフ回しや設定がリアルすぎて、完全に騙されました(本当に恥ずかしい話です💦)
もちろんTARという人物になりきっていたケイト・ブランシェットもすごかったのですが、この音楽誌並の専門的すぎる脚本を書き上げ、そこにLGBTQの設定も組み込み、さらにはイジメや自殺、ナチスの話や宗教的価値観の相違などドイツならではの話題も散りばめながら、クラシック界の古き体質にもメスを入れ、1人の女性音楽家の人生を実話のように描き上げたトッド・フィールド監督に感服しました。
さらにエンディングでアジアの民俗文化に触れたり、ゲーム音楽のような収録シーンなどを取り入れたりする部分にもトッド・フィールド監督のセンスの良さと見識の広さを感じます。
見終わってからゾクゾクした映画は久しぶりです。

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デカ太郎

3.0LGBT

2023年6月10日
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1回観て良く分からなかったから、2回観た。
でも、良く分からなかった。
全体的にLGBTを意識するような作りになっていたと感じたのは自分だけだろうか。
でもケイト・ブランシェットの演技は凄かった。

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hanataro2

4.0推測し考えながら観ることを求められる

2023年6月10日
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様々に推測し考えながら観ることを求められる作品です。
どんな映画だったと端的に伝えにくい、けれど、圧倒的なケイト・ブランシェットの魅力で非常に印象に残る作品です。

クラシック界の背景を知っているとより理解しやすく楽しめると思いますので、他のレビューにもあるように、事前にパンフレットを購入されることをお勧めします。

指揮者として権威ある立場のター(ケイト・ブランシェット)の栄光と転落が、ターの今の視点で一貫して描かれています。
いろいろな出来事から、人々に尊敬されるような輝かしくみえる側面と、生々しく不快で嫌悪を感じるような側面がみえてきます。
しかし、説明はほとんどなく断片的な情報しかわからない構成なので、観る人にはターの過去もわかりません。

作中で語られる出来事は事実なのか。
観る人はターに感情移入するよりも、傍観者として好奇心を掻き立てられるのではないでしょうか。

ターの視点では愛を交わし合う関係でも、弱い立場からすると自分の立場がどうなるかわからないから好意を断れないと受け取ることもできます。
これを逆手にとって、事実はどうあれ「強要された」と触れ回ることでターを陥れることもできます。

権威ある人はちょっとした振る舞いでも強い影響を与えかねないと、戒めるメッセージもあるように感じられます。

ラストの描写は、底辺に落ちた滑稽な指揮者といいたいのでしょうか。
私は、ターがどんな環境でも音楽を愛し尽くし、オーケストラ指揮者として新たな地を切り拓いていく姿として受け止めます。

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moro

4.0ケイト・ブランシェットのはまり役

2023年6月8日
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長い映画だったけれど全く飽きなかった。

音楽について門外漢の自分には遠い世界のことだったので
音楽家の名前や専門用語が出てくるとついて行けなくなるし
物語の全体像が自分の中で理解しきれなくもあった。
(単に自分が頭が悪いからかもしれないが)

十分に分からなかったことを差し引いても観て良かったと
思う。それは主演のケイト・ブランシェットの力による。
役者が役を演じて台詞をしゃべっているというより
ターという音楽家がそこに存在していると感じさせるほど
見事な演技だった。音楽の解釈について学生や関係者と
話す内容は、おそらく音楽に素養のある人が聞いても
感心させられるもののような気がするし、楽団員にドイツ語で
指示を出すところも指揮をする姿も本物っぽかった。

できれば解説を読んだりした後にもう一度鑑賞してみたい。

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toshijp

4.0ギフテッドのすごさと生きにくさ…普通に生きる幸せを実感(*^-^*)

2023年6月8日
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上映時間158分、息を詰めて観ていたら、映画が終わっていたという感覚。

突出した才能がある人が、普通の社会と折り合って生きていく難しさを感じた。
特にSNSが発達した現在、才能があれば多少のハラスメントは許されるというような寛容な社会ではない。
声をあげられず人知れず苦しい思いをする人が減ればいいな。

今話題の某事務所の問題、世界でも起こっている。
性的な接触って、相思相愛の相手とした方が絶対気持ちいいと思うけど。
権力があって、精力的な人って、そのあたり歯止めがきかないのかな。
食欲に置き換えると、そこは私も理解できなくもない…。

主人公は、世界を音楽で理解し、表現する。
音楽には、ものすごく真摯で誠実。
そこは、ホントに尊敬する。
音楽に対する態度で、周りの人たちにも向き合っていたら、最高に敬愛される音楽家として幸せな人生を送れただろうに。

主人公の感覚が張り詰めた日々は、私にとっては心を牢獄に入れられるようなもの。
耐えられない。
帰り道、平凡に、自由に、その他大勢として生きる幸せを、思わずかみしめた。

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のりたまちび

4.0フィクションなのに、怖いほどリアリスティック!

2023年6月7日
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鑑賞方法:映画館

怖い

知的

難しい

それは脚本がよく練られているからか、ケイトの迫真の演技のおかげなのか、それともその相乗効果なのか、私にはよくわからなかった。けれども、観ている間、最初から最後までピリピリした雰囲気が漂っていた。インタビュー場面から始まって、かなり観念的な印象で、ちょっと手に負えない映画かも?と思ったが、だんだん言葉だけでない場面が積み重ねられてゆき、引き込まれていった。何年もトップに君臨し、権力を手にして思い通りに生きてきた主人公が、どんどん追い込まれていくところが、怖くてこちらまでドキドキさせられた。ケイトが指揮やピアノも自ら手がけたというが、びっくりするくらい自然だった。終盤、心を病んでしまったのではないかと心配してしまったが、ラストは少し救われた気がした。2時間38分の長さを感じさせない緊迫感あふれる映画だった。

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瑞

3.5序盤の対談場面は動きがなくちょっと退屈かもしれない。少し冗談が混じ...

2023年6月7日
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鑑賞方法:映画館

怖い

知的

難しい

序盤の対談場面は動きがなくちょっと退屈かもしれない。少し冗談が混じった話しはまあまあ面白い。
後半はその反動もあってか、転落していくリディアが怖いし、面白い。
ケイトブランシェットの演技が凄い。

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