「時間の支配者!!」TAR ター 美紅さんの映画レビュー(感想・評価)
時間の支配者!!
ケイト・ブランシェット演じるリディア、ターがベルリン、フィルハーモニー管弦楽団に
女性として初めて指揮者に就任した後の
苦悩を描いたストーリーでした。
LGBTであるターは女性でありながら男性の性質を持ち、女性と暮らしながら男性の役割をしているように見えました。
重圧、周囲への抵抗、音を聴きながら感じてしまう不穏な雰囲気、天才的な能力を持ちながら、自分が崩れ去る瞬間!
人が亡くなることがあっても正義と向き合う事はなく、見る人によって賛否のある作品でした。指揮をするときは自分を出さずに
作曲家の思いだけを乗せて指揮をしているように見えました。
メトロノーム、ピアノの旋律、狂わしきアコーディオンの弾き語りが印象に残りました。
共感ありがとうございます。
観てから大分経つのですが、ヒロインが特異な、転落すべき人間にはどうしても思えないのです。正直、運が悪かったとしか・・大谷選手を引き合いに出したのは、現在最も転落とは無縁だと思ったからなのです。
失礼します
共感&コメント、感謝します
と同時に、レビューのご指摘、誠に畏れ入ります
今作は、多面的な見せ方を演出している点が特徴的だと感じました そもそもがオープニングでのスタッフロールの長さ、そして劇伴の民族唱歌、そしてこれまた長い長い執筆本に対する対談シーン クラシックファンでなければこの冗長性に心が折られるかもしれません 正にクラシック曲のようなオープニングでの時間の使い方かもしれませんね
surviveは、(他の人よりも)「長生きする」、「生き残る」といった意味で、転じてジャングルや孤島等未開の地に於いて知恵を用いながらしぶとく生き、いつか復活を目論むというニュアンスを帯びております EGOTの栄誉を受けているにも拘わらず東南アジア?的場所に都落ちした主人公の、それでもしぶとく音楽を追い求める、その音楽とはゲーム 頭の民族音楽、そしてクラシックと、ゲーム 場所も時代も対象も違う別々の成り立ちの文化を、主人公はいずれ消化して、独自の世界観を構築する、その為の運命的出会い(邂逅)をラストに描いたのでしょうね でも、私の感じたクライマックスは、代役の指揮者をコテンパンにやっつけたシーンですけどねw 男女関係無く、ああいったシーンに人間の愚かさとそれでもプライドを守りたいという切実さが綯い交ぜになって暴力へと駆り立てる構図に、養子を苛めていた同級生への脅かし台詞の答が披露されていた様で、複雑さがここでも垣間見れました
長文駄文、大変失礼しました お薦めのyoutube、拝観させて頂きます