「才能と権力を手にした者の境地。」TAR ター 山田あゆみさんの映画レビュー(感想・評価)
才能と権力を手にした者の境地。
才能と権力を手にした者の境地。
そういう男性はよく見てきましたが、そこに性別は関係ない、という切り口がおもしろみのひとつかと。
ケイト・ブランシェット演じるリディア・ターは、指揮者として音楽業界から認められた人物。(実在の男性音楽家2名がモデルの、オリジナルキャラクターだそう)
リディアは、絶対音感を持っているがゆえ、精神的なプレッシャーを日常の"生活音"から感じ取り追い詰められていきます。
常人には感じ取れないレベルの不快感が、彼女を蝕んでいく姿にゾッとします…まさにホラーのうす気味悪さ。
予備知識入れずに見て問題ないですが、定点撮影の長回しが多いので、集中力保てるコンディションで臨むことをおすすめします…!
期待の通り、とにかくケイト・ブランシェットの演技が圧巻。。
まさに狂気…
予告編では「衝撃の…」という言葉が使われていますが、じわじわ来る系だと思うのでじっくり読みとること。そしてケイトの演技を堪能するといいかと思います…!鳥肌たった。。
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