「パナソニック?」ホワイト・ノイズ Kjさんの映画レビュー(感想・評価)
パナソニック?
つまるところは、死とどう向き合うかという話のようでもあるが、3部構成がそれぞれ独立したテーマ性を含んでいたり、グレタの演技は現実のノアとの関係と重なり合ってるように見えたり、何かと寄り道のように注釈が多くて後ろ髪が引っ張られる。入ってくるような話を嫌うって、そう言っているグレタも言わせているノアも語り部なんだが。
メタファーで語られる宗教観はかなりキツく皮肉めいている。もの忘れが多くして、現実と言葉を混同させる副作用を伴う?ドイツ語を習得できぬ者が、見事なドイツ語で突きつけられる。
何回スーパーに行ったことか。つまらぬ世界でもささやかな欲で踊り続けていられる。LCDサウンドシステムの曲に踊るラストが素晴らしい。
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