「第二章から見ると理解度は落ちるし、映画館側の事情もあるし…。」紅い服の少女 第二章 真実 yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)
第二章から見ると理解度は落ちるし、映画館側の事情もあるし…。
今年292本目(合計567本目/今月(2022年10月度)6本目)。
私は他の方と違って、第二章のみ(つまり、本映画のみ)見ている状態です(投稿時点/後述)。
一応、建前としては前編後編という形になっていないようで(逆に、第一章も変なところで終わったりはしていないらしい)、個々独立に見ることはできるようですが、それでも映画の趣旨としては連続してみないとわからなくなってしまう点は確かにあるような気がします。
映画の趣旨自体は台湾のホラー映画であり、日本の各種の文化と似ている点や類推ができる点がかなりあるので、文化のまるで違うアメリカやフランス等のそれとは異なり、「それでも」まだ理解はしやすいほうです。
しかしこの映画、PG12でも何でもないようですが、それでいいんでしょうか…(自傷行為、望まない妊娠など、R15ではないとしても一般指定とも思えない描写が出るので、一般指定だからといってそう怖くないだろうと思うと結構きついです)。
やはり何というか、前編後編通しでみるタイプで、個別に評価がしにくいです。
よって、下記採点は「気になった点」のみ触れるようにします。
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(減点0.3) この映画、第2章が「最終章」かどうかは不明ですが、エンディングロールは中国語と英語の併記で、「この物語は架空です」みたいな文章が出ますが(漢字である程度類推ができる)、日本語は出てこないという状況です。英語は出るので多くの方には困りませんが、使われている語彙はそこそこ高いし、それ以外にも文章の一部を漢字から類推しないといけないところがあります。
ただこの部分は日本が漢字文化圏であるので、「ある程度は可能」で、「極端に変な類推はできない」ので(常識的な範囲の類推しかできないし、その類推の範囲で見るしかできない)、この点で「フランスでやって漢字が出てきて読めない」というのとは明確に違うので、「字幕の不親切さ」の点ではこの程度です。
(減点なし/他事考慮) 大阪市では現在見ることができるのがシネマートだけで、テレワークで勤務していると、実質的に(18時に終わる形態では)事実上第2話しか見られない設定になっています(シネマートはシアターが2つで、同じ時間帯の今の放映は「人質」)。
ただ趣旨的に第1話、2話続けて見ることが強く想定できる一方で、シネマート自体も商業施設に入っているので無制限に放映はできないことは理解しても、そうであれば土日のいわゆる「ラストの枠」(19時~の枠)は、第1話・2話を交互に入れるような番組編成にしてほしかったです(ちなみに、第1話を見るには有給をとるか、土日でないと無理なようです)。
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