ファンタスティック4 ファースト・ステップのレビュー・感想・評価
全371件中、281~300件目を表示
レトロフューチャーが織りなす新たな序章!
■ 作品情報
マーベル・コミックスのスーパーヒーローチーム「ファンタスティック・フォー」を原作とする2025年のアメリカ映画。マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の第37作目であり、過去に複数回映画化されてきたシリーズの2度目のリブート作。監督はマット・シャックマン。主要キャストは、リード・リチャーズ/ミスター・ファンタスティックにペドロ・パスカル、スー・ストーム/インビジブル・ウーマンにヴァネッサ・カービー、ジョニー・ストーム/ヒューマン・トーチにジョセフ・クイン、ベン・グリム/ザ・シングにエボン・モス=バクラック。惑星を食らう宇宙神ギャラクタスをラルフ・アイネソン、その使者シルバーサーファー(シャラ=バル)をジュリア・ガーナーが演じる。
■ あらすじ
1960年代を舞台にしたレトロフューチャーな世界。天才科学者リード・リチャーズ、その妻スー・ストーム、彼女の弟ジョニー・ストーム、そしてリードの親友ベン・グリムの4人は、宇宙ミッションの最中に起きた事故により特殊能力を得る。 彼らはその力を使い、「ファンタスティック4」としてヒーロー活動を開始し、人々から愛される存在となる。 しかし、スーの妊娠に沸き立つ喜びの陰で、リードのある言動がきっかけとなり、惑星を食い尽くす宇宙神ギャラクタスが地球に襲来する脅威が迫る。 滅亡へのカウントダウンが始まる中、人々の批判に晒され、ヒーローとしてまた一人の人間として、どうするべきかを思い悩む4人は、固い絆で結ばれた家族とともに世界を守るために立ち上がる。
■ 感想
その昔、タイトルは思い出せませんが、あるアニメで“ゴームズ”とか“ムッシュムラムラ”とか観たような記憶がうっすらあります。たぶんあれがファンタスティック・フォーだったと思います。そんな思い出もあり、予告からの期待もあり、IMAXで鑑賞してきましたが、その期待を裏切らない迫力とおもしろさがあります。特に、レトロフューチャーな1960年代の世界観が非常に魅力的で、耳に残るワクワクするようなテーマ曲が、作品全体のテンションをグッと引き上げてくれます。
ファンタスティック4の4人が持つ特殊能力が、最新のVFX技術によって見事に映像化されていて、そのアクションシーンは圧巻です。予備知識が全くない状態で観ても、物語が非常にシンプルでわかりやすく、深く考える必要がないため、純粋にエンターテインメントとして楽しむことができます。
ただ、そのシンプルさゆえに、物語に深みがなく物足りなさを感じる点もあります。人々がファンタスティック4に頼り切りで、その崇拝と手のひら返しがかなり単純に描かれているのが気になります。また、宿敵ギャラクタスも巨大なだけで、その出自や能力、星を喰らう理由が不明瞭な上に、これまでシルバー・サーファーをこき使ってきたくせに最後だけは自ら地上に降り立ったのも意味不明です。この行動がなければ、リードの作戦も破綻していたはずで、そもそもの作戦がかなり運任せだったように思います。
これだけツッコミどころ満載なのにもかかわらず、このレトロで牧歌的な未来世界という設定のおかげで、そうした気になる点を「まあいいか」と許せてしまうのが不思議です。全体のトーンとしては、良くも悪くも緩さを感じる作品です。
本作は、次の『アベンジャーズ:ドゥームズデイ』への布石として、ファンタスティック4をお披露目するための軽い位置付けなのかもしれません。この独特の雰囲気が、今後のMCUの流れにどう合流していくのか、今から良い意味での裏切りを期待しています。
新生ファンタスティックフォー
ジュニアに期待
正直、映画全体の出来は期待した以上のものではなかった気がする。しかし、それはマーベルの超人的な圧倒的な強さを持つヒーローになれすぎてしまい、今回もそれを期待しすぎてしまっていたからなのかものしれない。今回はバトルも控えめで古き良き時代のどこか素朴で温かみのあるテレビドラマ的な雰囲気に仕上がっていて、見方を変えればこれはこれでよかったのかもしれない。これからのアベンジャーズと絡みと、瀕死の母を蘇生させ、敵ボスが地球の存続と引き換えにしてまで欲していたベイビーの力、将来どういったキャラで登場し活躍していくのか楽しみになった。
うーん…
事前予備知識要らず
ヒゲ(笑)
ダメダメ
対談:キャプテンアメリカ(サム・ウィルソン) × Mr.インクレディブル(ボブ・パー) ‼️
サム「ボブ、我らがアベンジャーズの新しい仲間、ファンタスティック4だよ」
ボブ「冒頭のTVショーでさりげなくオリジンを紹介するなんて上手いね」
サム「我々がいる世界とは別の世界なんだけど、レトロフューチャーみたいな世界観がステキだった」
ボブ「今回の4人のキャストもみんなハマり役だったな。でも私はジェシカ・アルバも好き‼️」
サム「俺も好き‼️だけど、新しいジョニーが「フレイムオン!」という掛け声を言わなかったのはスティーブ・ロジャースは気に入らないだろうな」
ボブ「なぜスティーブが気に入らないんだ⁉️」
サム「・・・・」
ボブ「リード・リチャーズのペドロ・パスカルは新しいアベンジャーズのリーダーっていう噂だけど⁉️」
サム「リーダーはキャプテン・アメリカである俺だよ」
ボブ「ホントか⁉️」
サム「ホント‼️」
ボブ「今回のヴィランのシルバーサーファーって男じゃなかったっけ⁉️」
サム「コミックでは女性もいるみたい。以前の映画版よりは、はるかにCGがスゴい‼️」
ボブ「そのシルバーサーファーとの宇宙のワームホールでのスペースバトルも見せ場だな‼️」
サム「そしてギャラクタス‼️」
ボブ「こんなにデカいとは思わなかった‼️ゴジラより遥かにデカい‼️全然違うけど大昔にTVで観た仮面ライダーのキングダークを思い出した‼️」
サム「似てないよ、日本の大映の「大魔神」だろ‼️」
ボブ「そのギャラクタスから地球を守るため地球を別の場所へ移動させる、まるで「妖星ゴラス」‼️」
サム「いや「ザ・フライ」だろ‼️」
ボブ「世界を救うためには赤ん坊を犠牲に出来るか⁉️それに伴う人間たちの自分勝手なエゴも描かれていて、人間ドラマ的にもかなり深いね‼️」
サム「ファミリーという言葉が強調されていて、某カー・アクション映画みたい‼️」
ボブ「そして4人の家族の力でギャラクタスを倒し、犠牲になったスーを赤ん坊がスーパーパワーで救う‼️胸アツだね‼️」
サム「この赤ん坊の将来が楽しみだ」
ボブ「ところでアベンジャーズにこのファンタスティック4が加わって、X-MENも加わって、サンダーボルツとかガーディアンズとかも加わって、次はどんなヴィランなんだよ⁉️」
サム「ドクター・ドゥーム‼️しかもセンチネルの大群を率いてるらしいよ、噂では‼️あくまで噂だけど‼️」
ボブ「センチネル⁉️「フューチャー&パスト」の⁉️それはヤバいね‼️」
サム「インクレディブル・ファミリーも加わってくれる⁉️」
ボブ「昨日までそのつもりだったけど、私たちはディズニー傘下とはいえピクサーだし、この「ファンタスティック4ファーストステップ」観たらその気は無くなった‼️私たちのパクリだろ‼️」
サム「大きな声じゃ言えないけど「ファンタスティック4」の方が歴史は古いよ‼️」
ボブ「そうなの⁉️どういう事だ、ブラッド・バード‼️」
サム「大丈夫、映画としての完成度は「Mr.インクレディブル」の方が圧倒的に上だから‼️」
ボブ「ホントに⁉️ありがとう、サム‼️でも、今回の「ファンタスティック4」も以前の映画版よりはるかに面白かったよ‼️」
サム「ホントに面白かったね‼️」
ボブ「来年の「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」も楽しみにしてるよ‼️頑張ってくれ‼️」
サム「ありがとう、頑張るよ‼️」
That’s Fantastic!!!
フェーズ4以降のMCUの特徴として、映画の一作品として独立していればいるほど出来が良いような印象がある。ケビン・ファイギもサンダーボルツまでのドラマ前提での映画の展開をうまくいっていなかったと言っている。
ファンタスティック・フォーは独立した作品として楽しめる。
回想などを経て、なぜ四人がパワーを得たのかも説明してくれる。
レトロフューチャーな世界観は懐かしくとも新鮮でこの世界観を受け入れられるからこそ、傍から見たら癖のあるヴィランにも違和感を感じずに受け入れられるのだろう。
メインの登場人物は四人と多いが、それぞれに個性があり、欠点もある。四人でそれぞれの個性を発揮し、欠点を補って一つの家族としてファンタスティック・フォーなのである。ストーリーが進んでいくうちに市民から支持を得られている理由を観客側にも自然と感じられる。
The BEARで活躍しているエボン・モス=バクラック演じるベンが料理担当なのも微笑ましい。
またアイコン化している四人を象徴するようなテーマ曲も印象的で素晴らしい。
独特な世界観もあり、シーンに映るセットなども丁寧に作られている印象を受ける。
マーヴェルにしては珍しく2時間を切っているが、物足りなさはなくうまく収まっている。
こじつけかもしれないが、
他国との協力や地底への避難を移民の受け入れと捉えると
それらを破壊しようとするギャラクタスは自国ファーストでの各国の分断や移民排除への風潮が強くなっている現代社会のメタファーなのかもしれない。
今後MCUの主軸としてファンタスティック・フォーがメインになるという話もあるので、地球とマーヴェルの運命はこの四人に託されているのかもしれない。
IMAXではファンタスティック・フォー専用のカウントダウンが観られる。
⭐︎3.9 / 5.0
バトルシーンの少ないヒーロー映画
20世紀フォックス作品では実現できなかったMCUでの単独作品が遂に公開。かなり楽しみにしていました。
しかも、今回のヴィランはギャラクタス。
こちらも事ある毎に登場予測をしていたキャラクター。
しかも、過去作ではブラックホールのような描写でしか登場していませんでしたが、今作は原作デザインに近い人型での登場!これは嬉しすぎる!!
否が応でも期待が膨らみます。
時代背景は1965年とされるレトロフューチャーな世界。決してカッコいいとは言えないファンタスティック4のコスチュームではあるが、レトロな世界観に妙にマッチしてます。
ちなみにアース828とされていたので、MCUの基本軸とは違う世界軸となります。
ストーリーのベースとしては、2作目の「銀河の危機」に近いです。ただ、今作ではリチャードとスーザンの息子フランクリンも登場する為、過去作以上に家族愛が描かれています。
この家族と世界観に何となく没入してしまいましたが、気付くとバトルシーンがほぼ無い事に気付きます。
原作に登場するヴィランがダイジェスト的にちょこっと登場するものの、アメコミヒーロー作品としてはかなり異例な作り。
しかし、メインヴィランはコズミック・ビーイングに属するサノスよりよっぽどヤバい相手である。
現実的に考えると当たり前かもしれないが、やっとバトルが始まったかと思いきや、メンバー達の能力がほぼ役に立っていないのである。
久々の単独作品。いきなりギャラクタスではなく少し格下のヴィランから始めてあげて、本当はみんな強いんだぞというところを見せてあげたほうが良かったのでは?・・・とか思っちゃいましたw
ヤバい相手に不安そうになっているメンバーの様子に、観ているこっちまで不安になってくる😅
数あるマーベル作品の中でも、このパターンは逆に新鮮ですらありました。
結局、能力というより知恵と技術で何とかした感じですね。
個人的には、もっとギャラクタスには暴れて欲しかったですが・・・。
そんな訳で、迫力あるバトルシーンを期待して観ると肩透かしを食らうかもしれない本作ですが、映画としては嫌いじゃないです。
本作を一言で言うと「母は強し!」って感じですかね。
今後、MCUのアース616の世界軸とリンクしてくんでしょうけど、どうやってマルチバースを移動するのか?
そして、次回作はいよいよロバート・ダウニーJrのDr.ドゥームとの対決か?
まだまだ全盛期の頃に比べて、盛り上がりがイマイチではありますが、今後の展開に期待です!!
大魔神!?
ギャラクタスが大魔神に見えてワロタ。和風な出立ちで昔風。
1960年代のレトロ・フューチャーな世界にはまあ合っているかな。
シルバーサーファーも魅力的な造形且つ彼女の過去が描かれていることで
より好きなキャラクターになった。
というわけで、本作のヴィランが結構好き。
ペドロ・パスカル演じるリードは、科学者とあってかマジメ〜。
でもリクエストされた宇宙服をちゃんとつくるあたり、いい味出していて◯
やはり私の最も観るモチベーションだったのが
ヴァネッサ・カービー演じるスー。というかヴァネッサ・カービーが
美しすぎて終始眼福だった。いやぁもうヴァネッサだけで満足。
しかも妊娠〜出産して子育てしながら戦うスーはかっこよかった。
ジョセフ・クイン演じるジョニーが軽妙なノリなのが好き。
そしてシルバーサーファーを好きになっちゃうところも良い。
こういうキャラ、観ていて本当に楽しい。
ベンの料理好きなキャラも良いし、ハービーのアシスタントして超優秀な
そして愛きょうがあるロボットであることも◯
ストーリーよりも、この映像美とそれぞれ立っているキャラが実に面白い。
そして夫婦愛、家族愛、仲間との絆、的な、ベタなところも好きだな。
最後に主人公夫妻の子ども、フランクリンと話していたのは誰なのだろう?気になる。
🈶パンフレットを購入したので、じっくり余韻に浸りたいと思う。
来年のアベンジャーズにファンタスティック4が登場するという予告で
終了。新たなアベンジャーズにも期待している。
なにこれ?
敵はしょぼい、主人公を含め味方に魅力的なキャラもいねぇ・・・・
何で味方側はこんなにメソメソしてんの?敵強いのは分かるけどさ・・・・
100歩譲ってメソメソしてるのはいいとしても、2時間の映画の中で全くと言って最初の印象から人間的な成長も無いから、途中でえ、まさかラストまでこの4人このままなの?何か見てる側が熱くなれるエピソードとか感動できるドラマは無いの?と焦燥感に駆られる。
一部の登場人物や主人公に感情移入出来なくてうーんと思う映画は数あれど、メインキャラ4人ともにその感情が芽生えるのは新体験だった。
極めつけは支離滅裂な脚本・・・・・・ほんとうにプロの脚本家が作った映画か?
例を挙げればギャラクタスの要求を受けた時に、暴動直前の市民を収める際にあるキャラが演説するんだが、お寒いスピーチをしただけで何故か涙ぐんで拍手喝采。その時点で私はこの映画は監督が考えた都合の良い展開を見せ続けられるだけなんだと理解し、この映画への興味が一気にシャットダウンしました。
その後も天才様のガバガバな作戦を実行等無味無臭の演出を見せられ続けられる。味のないガムを噛み続けている感覚。
あえて褒めるなら映像や衣装関係は良かった。映像とファッションを見るために映画館に行きたいならおすすめの映画。
見てる途中でYouTubeや各種サブスク動画配信サービスにある早送り機能が欲しいと思った・・・・見たのを後悔、そしてテンション下がる映画。
最近のMCUでは一番新規に易しい
久しぶりの優等生
こだわり抜いたレトロフューチャーの世界観で、どこかで観た事あるけどちょっと違う時空の地球を舞台に活躍する4人のヒーロー達。
開幕から人々に絶賛され支持を受けながら活躍する様は、まるで古き良き戦隊モノのよう。
優等生の彼らの活躍を安心して見守ることが出来る。
予定調和のストーリーで綺麗に着地するものの、変な小細工をしない分読後感は良い。
今回は吹き替え版4DXで鑑賞したのだが、主役達と4DXの演出が親和性が高くお勧め。熱さを感じるし揺れるし水飛沫も浴びれる。
吹き替えの声優も(珍しく)ベテランで固めてあるので、集中して楽しめる。
最後の最後にロバート・ダウニー・Jr登場でいよいよ感もあって、久しぶりに優等生映画として成功していると思う。
p.s. 前回できた彼女に会って2日後にフラれましたが、その後よりを戻して、今はファンタスティックなフォー(レイザーラモン的な)です。
合格点のポップコーンムービーに過ぎない
新しいファンタスティック・フォーがちぐはぐに感じられるのは、ホームドラマ的なテキスト構成に頼っているにもかかわらず、宇宙やギャラクタスのようなスケールの大きなビジュアルの驚異を支えきれていない点にあります。その結果として、本作はどこかちぐはぐで気まずい印象を与えてしまいました。
今や、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)は単独映画においても、制作者の自由な表現を縛る「足かせ」のような存在になっており、これこそがスコセッシが語った「テーマパーク映画の弊害」なのかもしれません。
とはいえ、マーベルファンたちは、次々と登場するサプライズのイースターエッグに心を躍らせながら、再びこの「テーマパーク」の中で迷子になっていくのでしょう。
もともとは「Family(家族)」をテーマにした物語に惹かれて観に行ったのですが、監督はレトロなスタイルの演出をよく理解していて、全体的にストーリーもよくまとまっていました。シルバーサーファーにもきちんとした結末が用意されていて、「母は強し」というテーマも見事に描かれていました。
スーは他の3人を圧倒するほど、あらゆる面で際立っていて、決断力も勇気も行動力も群を抜いていましたね。リードにはアイアンマン並みの頭脳はあるかもしれませんが、性格や実行力では大きく劣っている印象です……。
ラストは無難で、少し古臭さも感じました。ヴィランは相変わらずあっけなく倒され、スーが息子に蘇生される展開も予想通りでした。ただ、その子供が今後どんな能力を見せてくれるのかは、本当に楽しみです。ドクター・ドゥームでさえ欲しがるほどなのですから。
全371件中、281~300件目を表示












