「リチャーズ家は前途多難だ。」ファンタスティック4 ファースト・ステップ Kさんの映画レビュー(感想・評価)
リチャーズ家は前途多難だ。
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まずもって、ギャラクタスが小さい。
ギャラクタスってマーベルコミックス随一の「マンガのハッタリ」のかたまりで、このスケールのデカすぎるキャラをどう扱うのかに期待していたが、人類総力戦で戦えそうなサイズになっていたのは結構な肩透かし。満たされぬ空腹ったって、自由の女神の片腕でお腹いっぱいになっちゃうでしょ。
シルバーサーファーの女性化は予告の時点ではどうかとも思っていたが、このストーリーなら女性にしたのは正解だったと思います。まぁ、別のユニバースという言い訳が出来てしまう設定になってしまったのでもう何でもアリになっているのですが
昔のマンガみたいなルックでリアリティラインが低そうに見えて、ドラマパートではゲッソリする様な倦怠夫婦モノというかなりの現実感があり、なかなかおもしろいバランスの映画だった気がする。新米パパが子育てと仕事のストレスで急に白髪になるのは結構シビアな話だ。
ベイビーヨーダが入ってそうなカプセルをペドロ・パスカルが持っていると「我らの道」と言いたくなるが、同じ会社の中での使い回しだと思うとあまり有り難みを感じない。
「ヤシマ作戦」とか「ワンダと巨像」とかのオマージュもちょっと分かりやすすぎてチョットダサい感じもしたが、とてもテンポが良くて、話も停滞しないのでジャンル映画としては十分楽しめる作品だったと思います。
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トミーさんのコメント
2025年7月27日
旦那のボヤキ、失言共感してしまいますね、特殊能力にもコンプレックスが在るんでしょう。
ヤシマ作戦のビジュアル、最近良く見る気がします、この夏の星を見る、とか。

