「芸術点高めのヒーロー映画」ファンタスティック4 ファースト・ステップ 映画で感性磨くMANさんの映画レビュー(感想・評価)
芸術点高めのヒーロー映画
MCU作品としてこれほど家族をテーマにした映画は初めてだった。Mr.インクレディブル以来の家族ヒーローもので、新鮮な気持ちで鑑賞出来た。
原作ファンが喜ぶ序盤の演出や世界観は作り込まれていて、今までのMCU作品とは別世界の話なんだなと観て分かるようになっていた。
全体的にバトルシーンが少なく、ほぼほぼ会話劇がメインだったイメージ。もう少しヒーロー映画としてのバトルシーンは欲しかったなとは思った。ただ、役者が豪華なだけに会話劇だけでも見応えはあった。
「ワンダヴィジョン」の監督なだけにコミカルで、独特な世界観で進むシナリオは次の展開に興味を持たせながら進行する為、最後まで飽きる事は無かった。
リード・リチャーズの能力はもっと工夫して欲しかった。ただ体が少し伸びる程度でしか描かれておらず、もう少し天才科学者らしい戦い方を期待してしまった。
個人的に作品全体を通して、実写1作品目の方が能力の使い方、アクションの見せ方は上手かったと思う。
ギャラクタス描写は実写するにあたって程良いサイズに調整されていたと思う。あれ以上規模をデカくすると4人ではどうしようもなかっただろうし。
どうしても物足りない感は否めなかったが、久しぶりに前情報無しで楽しめるMUC作品としては、とても貴重な作品だったと思う。
彼らのアベンジャーズ合流にワクワクしている。
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