「先行作履修不要!"家族"の絆が世界を救う」ファンタスティック4 ファースト・ステップ しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
先行作履修不要!"家族"の絆が世界を救う
マーベル・シネマティック・ユニバース第37作。
通常スクリーンで鑑賞(字幕)。
原作コミックは未読。
先行作品とはパラレルワールドの設定によって、他作品との関わりが全く無いMCU映画である。そう云う作品は、ドラマシリーズも含めて、かなり久しぶりではないだろうか。
別作品の履修が不可欠な作品が多くなっている中で、なんのしがらみも感じることの無い本作は、4人の絆や地球を救うため懸命に戦う姿に集中出来、見易かったし面白かった。
過去の映像化作品があるからか、オリジンを冒頭でさらっと説明する手法をとっているのも、DCUの「スーパーマン」みたいで潔い。他のことに尺を割けるので良いと思う。
レトロ・フューチャーな世界観が彼らの活躍の舞台として相応し過ぎる。宇宙のシーンは「インターステラー」を彷彿とさせる壮大なスケール感で迫力があり、そして美しかった。
「銀河の危機」で消化不良だった、ギャラクタスとの激突がたっぷり描かれていて大満足である。リードとスーの子供を巡る攻防は手に汗握るアクションの連続で、興奮させられた。
ストーリー中に過度なサプライズは無いが、毎度の如く、エンドロール終わりまで決して席を立たぬように願いたい。
来年に控える「アベンジャーズ/ドゥームズデイ」へのブリッジに、否応無しに期待が高まった。楽しみに待ちたい。
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