サンダーボルツ*のレビュー・感想・評価
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バッキーとエレーナありきと思っていたが、まさかのボブという伏兵
スネに傷があり、汚れ仕事を請け負っていたエレーナたちが、一か所に集められ、証拠隠滅として、まとめて消されそうになるが...というお話
前半は、デコボコメンバーが互いに文句を言いながら逃走していくのだが、正直退屈。
タスクマスターの瞬殺に「えっ」となり、コメディ部分もあまり笑えなく、このまま最後までいくと映画としてヤバいかなと
後半になって、この映画を救ってくれたのはボブ
正直、この映画は、主役二人がいればいいと思っていました。
キャプテンアメリカの第一作で、主人公の親友枠であったバッキー。
スタンドバイミーのリバーフェニックス、グッドウィルハンティングのベンアフレックくらい、「間違いない」ポジションで、そのあと洗脳されて暗殺犯になろうが、好感度は高いまま。
エレーナは正直、MCUの中ではそこまで目立っていないが、演じるピューさんは、今最も注目される俳優の一人。その声やルックスから何となく親近感が沸き、こちらも好感度高し
とはいえ、この二人でも前半の展開は少々厳しかったが、ボブの存在が映画のテーマとしっかりマッチしていて、ラストの展開もしっくりきた
ひさびさの「よい」ヴィランです
最後に、真のヴィランである、ヴァルが生命的にも政治的にもなぁなぁで終わったのは展開としてやむを得ないのでしょうか
今回の事件で、結構な死傷者が出たと思うのですが...
サンダーボルツのメンバーにそこまで肩入れするつもりもないし、勧善懲悪ばかりが良いとは思いませんが、せめて、刑務所入りはすべきだったかと
なんか、こういう落としどころ好きではないんですよね
落伍者達の逆襲
対エゴ
愛すべきオッサン馬鹿アレクセイ
コミック的荒唐無稽がいい塩梅。キャラクターも直情的でほぼノープラン。それぞれ性格的な欠点を抱えていてバリバリ共感できる。
ほとんど記憶から消えていたゴーストが登場。鋼鉄の壁もすり抜けできるんだったらほぼ無敵じゃん。そう思っていたら、特定の周波数の音波を受けると能力が発揮できない。しかも能力を発動できるのは1分だけ。
能力には制限事項があった方が面白くなると、マンガ編集者が言っていたのを思い出す。
ロシア人への偏見を凝縮したキャラのアレクセイ。ロシア人もこんなに単細胞であれば、世界も平和なんだろうけど、このオッサンは愛すべきバカ。娘の危機を知って、勝手に参戦。ウォッカを使った秘密兵器には驚いて笑った。
ポリコレ色がなくなると、こうも楽しめるのか。社会属性でいえばマイノリティに分類される自分であっても、エンタメ作品に余計なお説教はノイズでしかない。
そんなことを実感する作品でございます。
アメリカ人って
救い難いな・・子どもでも観るこんな作品でも、巨悪に踊らされてますよーって教えてるのに。サンダーボルツたちの様に改心すると思ってるのかな。
割と大事にならず良かった感。ウインターソルジャーの活躍が少なく残念、義手を食洗機にかけてて笑えた。エレーナはもう少しダイエットした方が、あご回りとか。荒れた生活の役作りだったの?
スターシップの曲流れてホッとした、80年代返り凄いな。あの頃は全ヒット曲、ビーズの様でした。
*
まあ、そうなるわなぁ、、、
セントリーの能力が予告の段階でああなったら、チート過ぎて対処法ないもん。結局「悪者」ではないって方向から「懐柔」しかないよね。
そして、そこがウィークポイント
話をつまらなくさせてるのはそこだよね。序盤から中程までは結構ワクワクしてたんだけどね。つまり、あの影光線?をどうやって「やっつける」か、をね。それがあれじゃあね。それにヴァルの立ち位置も弱い。秘書の裏切りは知ってたの?知ってて許してるの?結局全登場人物が「悪」に振り切れてないよね。まさに
中途半端
フローレンスピューは良かったけどね。ブラックウィドウとは真逆なキャラをしっかり立ててる。それでも初登場の時よりも「スキ」が多いというかソフト路線にキャラ変してるけどね
バッキーの議員設定も後付けだよね。ストーリー上の都合よさというか。
ジョンウォーカーの盾はキャップ並みの強さなんだっけ?セントリーに折り曲げられた割には前半完璧防御だったけど。
エンドクレジット後もなんかなあ。サムキャップとの対立もそんなに大きなものにはならなさそうだし。ていうか、サムキャップは何やってたの?NY大変だったのに。。。とかね。
サンダーボルツの由来はまあまあ面白かったけど。
あ、タスクマスターの出落ちはひどくないかな?
興行収入が心配です。
2025年劇場鑑賞22作品目(23回鑑賞)
自由奔放かと思いきや、意外にも堅実な作り
《IMAXシアター》にて鑑賞
【イントロダクション】
アベンジャーズ不在の中、世界の危機に悪役やならず者といったワケアリメンバー「サンダーボルツ」が立ち向かう。
ブラック・ウィドウことナターシャの妹・エレーナに、『ミッドサマー』(2019)、『オッペンハイマー』(2023)のフローレンス・ピュー。物語の鍵を握る謎の人物・ボブに『トップガン/マーヴェリック』(2022)のルイス・プルマン。
監督は、Netflixドラマ『BEEF/ビーフ』(2023)のジェイク・シュライアー。脚本に『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017)、『ブラック・ウィドウ』(2021)のエリック・ピアソン。
【ストーリー】
マレーシア。姉であるナターシャをサノスとの戦いで喪い、虚無感を抱えて生きている妹のエレーナ(フローレンス・ピュー)は、CIA長官ヴァレンティーナ“ヴァル”(ジュリア・ルイス=ドレイファス)の命を受けて、彼女が過去にCEOを務めた軍事会社で行ってきた違法な人体実験による弾劾裁判から逃れる為、世界各地に存在する証拠となる資料や研究施設を破壊して回る仕事に就いていた。
ある日、エレーナは父親(の役目を演じていた)であるレッド・ガーディアンことアレクセイ(デビッド・ハーバー)を1年ぶりに訪ねる。アレクセイは、かつてロシアがキャプテン・アメリカに対抗する為に生み出した超人戦士であるにも拘らず、現在ではリムジンの運転手として生計を立てる冴えない日々を送っていた。
アレクセイと再会したエレーナは、もっと人前に立てる仕事(ヒーローとして活躍したい)をしたいと思い、次の任務を最後にしようと決意する。
一方、ヴァルは弾劾裁判にて無罪を主張。むしろ「アベンジャーズのいない世界」に対する危機感を訴える。そんな彼女を、下院議員となったバッキー・バーンズ(セバスチャン・スタン)は密かに調査していた。
エレーナはヴァルと最後の仕事の約束を取り付け、研究資料を狙う謎の刺客ゴースト(ハナ・ジョン=カーメン)を追って、僻地にある研究施設へやって来る。
施設に侵入した彼女を待ち受けていたのは、同じくヴァルの命を受けたU.S.エージェントことジョン・ウォーカー(ワイアット・ラッセル)、かつて共にレッドルームに所属していたタスクマスター(オルガ・キュリレンコ)、そしてゴーストだった。
ヴァルは、最後に自身の黒い経歴を知るエレーナ達“始末屋”も纏めて排除しようと、彼女達を騙して一ヶ所に集めたのだ。施設の焼却処理が開始されようとする中、エレーナ達はヴァルが進めていた“セントリー計画”の被験者の生き残りである謎の男・ボブ(ルイス・プルマン)と出会う。
エレーナ達の始末に失敗しつつも、自身が推し進めていた計画の被験者であるボブの生存を知ったヴァルは、計画の再開を画策し、かつてトニー・スタークが所有していたアベンジャーズ・タワーへと搬送する。
【感想】
ライバルであるDCコミックを意識してか、本作はマーベル版『スーサイド・スクワッド』といった作風。ただし、あちらとは違い本作の主要メンバーは極悪人という程の悪人は存在せず、ヴァレンティーナの言うように「負け犬」という風な、過去に傷のあるワケアリメンバーで揃えられている。
スタッフに独特なホラーやサスペンス作品を多く排出している気鋭スタジオ「A24」の製作に携わった経験のある人が多い事から、予告編でもA24作品を意識した予告が製作されたりと、マーケティングでも色々試行錯誤していた様子。
それにしても、予告編の上映は勿論、IMAX上映開始前のカウントダウンが特別仕様だったり、ポストクレジットでの布石だったりと、マーベルは7月25日公開予定の『ファンタスティック4/ファースト・ステップ』に余程の自信があるのだろうか。
来年公開予定の『アベンジャーズ:ドゥームズデイ』でヴィランとなる、ロバート・ダウニー・Jr演じるドクター・ドゥームが『ファンタスティック4』の登場人物だからというのもあるのだろうが。『ドゥームズデイ』をメインとするなら、『ファースト・ステップ』は下準備、本作は更にその下準備といった所か。
そう、本作に抱く1番の印象が、「下準備の下準備」というものだったのだ。
これまでのMCU作品には珍しく、本作は「メンタルヘルス」をテーマにした、傷付いた人々の再生を描いた話である。主人公にあたるエレーナは勿論、キーパーソンとなるボブ(ロバート)もまた、心に深い闇を抱えており、それがクライマックスでの“ヴォイド”発現に繋がる。スーパーパワーさえコントロール出来れば、アベンジャーズ全員のパワーに匹敵するほどのスーパーヒーロー“セントリー”になれる(まるでDCのスーパーマンのような)が、不安定な精神の陰には常にヴォイドが付き纏うのだ。
そんな悪人とは言いがたいヴィランを、暴力による制圧ではなく、対話と協力によって救うというアプローチは新鮮で良かった。思えば、今年の2月に公開された『ブレイブ・ニュー・ワールド』も、クライマックスではサムによるレッドハルクの説得で幕を閉じた。それはまるで、『インフィニティ・ウォー』(2018)と『エンドゲーム』(2019)でサノスの野望をアベンジャーズの面々が単なる暴力で捩じ伏せたように見える(一応、ヒーロー側は“自己犠牲”を選択して、サノスの“他者犠牲”と対になる行動は示してはいるが)という反省を踏まえているかのよう。
ただ、こうした後々活きてくるキャラクターの、あくまで本調子は先送りにしての御披露目というのも、やはり「下準備」感を強く印象付ける。
エレーナはアレクセイとの和解を経て精神の安定を取り戻し、仲間と共にボブをヴォイドの闇から救い出そうとする。
「1人で抱え込んだら、誰だって潰れる。吐き出していい。あなたは一人じゃない」
彼女が告げるこの台詞は、月並みではあるが、人が精神を病む前に思い出すべき大事なことである。
ただし、ボブがその過去に幼少期の父親の家庭内暴力や自身の薬物依存、自責の念といった重いものを抱えており、それ故に立ち直る事が困難であるのに対して、エレーナは些か立ち直りが早過ぎると感じた。ボブを救う彼女自身がまず救われるという描写が不足していたように思う。アレクセイとの蟠り、姉を喪った悲しみやレッドルームでのトラウマ、日陰者としての苦痛と、序盤から彼女の抱えている苦悩は断片的に語られてきた。問題なのは、そうしたあれこれをアレクセイとのただ一度の話し合いで解決してしまった点だ。あれでは、「父親に不満を打ち明けて軽く涙を流したらスッキリしました」程度にしか見えなかった。
描こうとしているテーマやその解決策は理解出来るし、MCUらしくないダークなテーマに踏み込んでいる意欲に好感が持てるだけに、何処か勿体無さを感じさせられた。
そんな本作で最もテンションが上がったのは、バラバラだった「サンダーボルツ」のメンバーが、人命救助の際に協力し合う姿だ。ヒーローらしい人命救助シーンに加え、仲間と協力して困難に立ち向かうという展開は、ヒーロー映画らしいカタルシスに満ちており素晴らしかった。
【暗いテーマに対して、全編に漂う軽いノリとギャグ】
主にアレクセイが担っていた役割だが、他のメンバーも要所要所でコミカルなやり取りを披露している。
割とクールキャラだったはずのバッキーでさえ、報道記者からのインタビューで何処ぞの政治家のような中身のないコメントをしたり、ピザを溢して汚れた左腕の義手を食洗機で洗ったりと、本作では茶目っ気たっぷり。バイクに乗って颯爽と駆け付ける姿は、まるで『ターミネーター2』(1991)のシュワちゃん。
ボブの事態を把握していない楽観的な姿、またボブを演じたルイス・プルマンが、『トップガン/マーヴェリック』で同じくボブという役を演じていたのも、たとえ偶然でも何処か悪ノリの印象を受ける。
「この緩さ・軽さがマーベル」と言えばそれまでなのだが、本作の現実的なテーマの前では、若干ノイズに感じられる場面もあった。
また、ギャグに落とし込むにしろ、違う描き方もあったのではないかと思う。例えば、エンドクレジット途中のシーンでアレクセイの念願叶ってシリアルの箱に印刷されたシーン。素直にファンに気付かれて写真やサインを求められ、その場ではクールに対応しつつも、ファンが去った後で思い切りはしゃぐ姿等でも良かったはずた。
サンダーボルツ改め“ニューアベンジャーズ”のメンバーは、エレーナとボブ以外は過去のトラウマに対する救いが用意されておらず、何となくの雰囲気でめでたしとされている印象があったので、せめてアレクセイくらいにはそうしたご褒美があっても良かったのではないだろうか。
【曲者だらけのチームメンバーに、優れたキャストが“アッセンブル”】
キャスト陣の熱演はどれも良かった。
その中でも、エレーナ役のフローレンス・ピューのハマりっぷりは頭ひとつ抜き出ていた。彼女のキャリアにおいても最高の役の一つになったのは間違いない。先のボブに倣って中の人ネタで言えば、今回はカルト宗教団体に組み込まれずに立ち直れて良かったねと言いたい。
実際に本人が飛んだという冒頭のマレーシアでの超高層ビルからのダイビングシーンも、アッサリながら印象的なシーンだった。
ルイス・プルマンの精神的に不安定なものを抱えているボブの演技、特に泳いだ目の演技が素晴らしく、セントリーとなって自信に溢れてサンダーボルツを圧倒するシーンとの対比が引き立っていた。
ヴァレンティーナ役のジュリア・ルイス=ドレイファスが見せる「転んでもタダでは起き上がらない」という狡猾さと強かさ、常に相手より優位に立とうとする姿勢には、ウォーカーやゴーストと同じく「殺すに一票」を投じたくなる。
そんな中でも、やはりタスクマスターの早々の退場は予想外だった。彼女の台詞はたった一言で、チームにすら参加していないのだ。
『ドゥームズデイ』に参戦するキャストの発表動画で、他の「サンダーボルツ」メンバーのキャスト発表はあったにも拘らず、タスクマスター役のオルガ・キュリレンコの名前だけ無い事から、公開前から一部ネットでは本作での死亡説が囁かれていたが、あそこまでの切り捨てぶりを予想した人は居ないのではないだろうか?何せ、ポスタービジュアルには他のメンバーと共に映る彼女の姿があったのだから。
【総評】
曲者メンバーのチーム結成秘話としては、まずまずの作品といったところ。しかし、予告編から受けた自由度の高そうな奔放ぶりを期待していた身としては、意外と小さく丁寧に纏まっていた事に若干の肩透かしを食らった。また、やはり今後へ向けた準備段階という印象が拭えなかった。
兎にも角にも、7月の『ファンタスティック4』は鑑賞必須となってしまったので、心待ちにしなければならない。マーベルの掌の上で踊らされている感じがして悔しいが、かつてのマーベル作品のようなワクワク感が戻って来た事は素直に嬉しい。
バッキーがカッコいい!
なんだかんだでやっぱりバッキー!でした。
初めてのアベンジャーズ シリーズでこれをみる方はどう思うかなぁと思いますが、面白いです。
ストーリーはディズニーっぽい愛と平和感ありで、次はもうすぐ公開のファンタスティック4みてねな感じになってます。
エレーナの「ダディ、私、寂しかった」のセリフとウザいパパが心に残ります。あとアベンジャーZ!
躁鬱のボブは恐ろしい(≧∇≦)
サンダーボルツ* Thunderbolts*
ボブに触れると、過去の負の自分の世界に引き込まれる。
その世界は虚無で、
まるでヤンキーの眠狂四郎ではないか?
円月殺法は使わないが、スーパーマンほど強く、速くて、飛べて、タフで、そして鬱なのだ。
どうも、スーパーマン関係者は鬱が多いのが気にかかる。
強さの裏には負のストレスがあるようだ。
それにしても、あの高層ビルに地上からのトンボクレーンを使うのは何故なんだ?
古い建築工法の様に思うが、想像通り大災害となった?
最後のClA長官の終わり方も宇宙船も次回のボブの出方も謎が多い?
それは、次回作への期待でき無いだけに、残念過ぎるエンディングだった。
( ^ω^ )
サンダーボルツ* Thunderbolts*
マーベルコミックのヒーローたちが活躍するマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の各作品で悪役やならず者として登場した6人のキャラクターがチームを結成し、
己の過去と向き合いながら世界の脅威に立ち向かっていく姿を描いたアクションエンタテインメント。
ある時、ニューヨークの街に突如として大きな黒い影が出現。
瞬く間に市民を消し去っていく謎の敵により、世界は再び大きな脅威に直面するが、そんな人類の危機にも、数々の敵から世界を救ってきたヒーローチームの「アベンジャーズ」は姿を現さない。
CIA長官のヴァレンティーナは、誰がこの脅威から世界を救うのかを問いかけるが、そこで立ち上がったのが、かつてヒーローたちと対立したことのあるバッキー・バーンズだった。
バッキーは、エレーナ、ジョン・ウォーカー、レッド・ガーディアン、ゴースト、そしてタスクマスターという、全員が過去に悪事を犯したことのあるならず者たちに声をかけ、「サンダーボルツ*」というチームを結成する。
そんな彼らの前に、バッキーの強力な武器でもある義手すらも簡単に打ち砕く、謎の敵が現れる。
フローレンス・ピュー、デビッド・ハーバー、セバスチャン・スタン、ワイアット・ラッセル、オルガ・キュリレンコ、ハナ・ジョン=カーメン、ジュリア・ルイス=ドレイファスら、これまでのMCU作品でそれぞれのキャラクターを演じてきたキャスト陣が結集。
監督は、映画「ペーパータウン」やテレビシリーズ「BEEF ビーフ」で知られるジェイク・シュライアー。脚本は「ブラック・ウィドウ」「マイティ・ソー バトルロイヤル」のエリック・ピアソン。
サンダーボルツ*
Thunderbolts*
2025/アメリカ
「おかえりMCU!」って言う準備してたのに
「高級店クラスの焼き肉をたらふく食べられるぞ!」と聞いておもいっきりお腹を空かせて店に行ったら、いい感じの塩タンとか出てきて最初は美味しくいただいてたのにだんだんお肉の質が食べ放題店レベルになってきて、最後に「当店特製!」といいながらありきたりなアイスをドヤ顔で出され、とりあえずお腹はいっぱいになったけど「そういえばこのお店最近こんな感じだったよね…」と俯きがちに家路に着く。そんな作品でした。
早々のタスクマスター退場や中盤以降のバッキーの空気扱いは既に多くの皆様が言及されているところでありますが、そもそもこのメンバーに対してメインヴィランをセントリー/ヴォイドとした事があまりにも無理のある配置と思えてならないです。
「(超人兵士が3人いるとはいえ)主に肉弾戦を基本とする彼らがいかにしてヴォイドと戦い、どういう理屈を持ってして彼を制するのか?」がこの映画の最大の盛り上がりポイントになるはずだったのに、これでは前半にいくつかあった良い所を相殺する以上のガッカリになってしまったなぁと感じざるを得ないです。
ポスクレにしたってそんなドヤられても、ドゥームズデイにF4が出る事は既に発表されている事なので何の驚きにもならないし、そもそもエンドロールで本編では使われていないジアッキーノのF4テーマがクレジットされてて、かなり興醒めというか、見てるこっちが恥ずかしかったですよ。
とはいえ、登場キャラはみんなチャーミングで大好きだし、嫌いにはなれないが擁護もしづらいという、MCUファンとしては手放しで喜ぶことができない作品に本作もなってしまいました。
観る前は「これが駄目ならもう駄目かも」と思っていましたが、今は「F4が駄目ならもう本当に駄目かも」と思っている自分が情けない。しかしついて行くしかないのか…
(評価修正: 2.0 → 2.5)
キャップ4よりは良かった!うん。
狸の飼い方
ここ最近出てきたバレンティーナの素性が明るみになり、その狸っぷりが今回のストーリーの軸になりつつ、最後はサンダーボルツwithボブがその狸を飼い慣らすという痛快なオチに。
ナターシャ亡き後、心の中の空白を埋めるためにイェレーナがひたすら仕事をこなす中、殺しても殺しても埋まらない空白。
思春期の女子高生の様に、ポンコツ空振り親父を毛嫌いしつつも、結局は親子。
街中でどんな格好をして居ようが、父親には正直に話し、その父親も正直に応える。
冷酷な暗殺者だった筈が、ナターシャ以上にその芯に秘める優しさが、最後の彼女の全力疾走に繋がる。
ニューヨークが惨状に包まれる中、かつては悪に手を染めた筈のアウトロー達が、最後は優しさと、相手を許す事で世界を変える。
憎しみの連鎖で世界がどんどん悪い方向にいく中、一つの答えとしても素晴らしいし、キャラが立っていて、何ならセンチネルも素晴らしく、綺麗に昇華される。
久しぶりにマーベル作品で味わうカタルシスは極上であり、激しくもあり、そして一番優しい。
その優しさで、最後は狸を飼い慣らすしたたかさもあり、痛快な終わり方で締め括る。
正義に縛られて中途半端な作品が続いた中、何かを犠牲にしても貫く強さを感じた。
なんだかんだでで、屋台骨として機能するバッキー。
今までは女房役だったものの、今度は大黒柱としてメンバーを支え、そして許す父親役となって大活躍。
シリーズ全てを懲りずに観続けた人にとってご褒美の様な作品に仕上がってるのも嬉しい。
尚、エンドロールで最後の来襲者のネタバレが既にあるので、使用楽曲でネタバレになるのは惜しい。
心に虚無を感じた人は共感できる素晴らしい作品。
で、2時間半どこに尺使ったの?
公開日レイトショーにて鑑賞。田舎の映画館だけど4分の3は埋まってた。デアデビルボーンアゲイングッズも半数は売れてた。なんだか嬉しい。
うーん、、30分も立たず飽きてきたMCU作品は初めてかもしれない。
ヴァレンティーナとボブの掘り下げが足りなさすぎる。ボブに至ってはあるあるなバックグラウンドだから2人ともに入り込むような雰囲気ではない。
目を引くようなバトルシーンもそんなにない。やっと戦うかと思ったら、ボブのメンタルケア的な話になってくるし…。
エレーナの幼少期のシーンも何度も同じことを繰り返すやつ、これロキで見たな。
結局ボブは闇の部分がないとアレクセイになれない。あー、これは最終的に必要だから闇の部分を出してくる伏線になるんだよね。うんうん。
極め付けには、なんかちゃっかりヴァレンティーナがアベンジャーズとして紹介してるけど、だったらサンダーボルツってチーム名はなんなの????うーん。
ヒーローになるにあたって、それぞれ強い意志はあったはずだけど、サンダーボルツの面々はそう言った芯を感じられない。だからこそ、エンドロールの新聞のやつは全く同じ気持ちだなと…。1番共感するのエンドロールの新聞って何事よ…。
IMAX版はオープニングのカウントもファンタスティックフォー。それにポスクレもファンタスティックフォーでしょ?もうなんか繋ぎ感が強すぎる。しつこい。
掘り下げにもバトルシーンにも時間を振ってない気がするんだけど、2時間半何を観てたんだろうってくらい残るシーンがない。
多分、マーベル映画にこれ以上メンタルケアというかカウンセリング的なものは求めてないんだなと痛感。
まぁここまで文句を言いましたけど、エレーナの精神面が幼い感じが可愛い。等身大。特に寂しさを訴えるシーンはとても可愛らしい。ボブも可愛い。以上。
次回アベンジャーズへの布石
New Avengers?
今んトコ2025年最低作品(早い話が騙された)
巷はお待ちかねのGWに突入した模様だ✨
マ王んトコの職場は奇跡的な4連休を頂けたので(年末年始ですら休めなかったのにだ)そりゃ浮かれてましたよ😅
んな勢いのままだからして、マ王は週末恒例となりつつある映画館行脚に赴くのは致し方無いわな💦
だから普段なら絶対に映画館では観ないMARVEL作品をチョイスしたのもGWマジックと言ってもイイと思うのよね😶
冷静になった今は松屋で牛焼肉定食をかっ喰らっています😵💫←時間は午前0時30分
さて、基本的にレビューでのネタバレを嫌うマ王であるからして極力核心には触れずに書くけど、本作は盛大なMARVELの有料発表会である😐
ココを起点に今後の展開があるような作り方をしています😬
何の発表会かと言えばMARVELの看板作品ですがな😑
て事は本作を恐れずに評価するなら予告編なのよね🥸
マ王の脳内では日曜午後に流れる『さぁ~て、来週のサザエさんわぁ〜❤️』と同じに判断された🤣
まぁね、MARVELさんがハリウッドマークの大風呂敷を広げたがる気持ちは判らんでもない😮💨
例のシリーズは本来ならラストに○イ○ンマン死んでるのだから☠️
故に○ベンジャーズはもう終わってなきゃアカンのよね(○にはアが入ります)
ソレをどうにか柳の下の泥鰌として復活させるべく大々的にプロモーションを展開してるのが今🥴
そのスタートが本作という事なだけなんだと思う🤔
要はディズニーの金儲け主義が露呈している映画なのさ💰
毎度の暗い内容とか悪役連中が集うトコとかなんぞ既に三番煎じレベルの脚本であり新しさも感じない🌀
しかも予めオープニングで『最後まで席を立たないでね😁』とか言われたら何が起こるかバラしてるのと同じだから正直興醒めだったワケよ(MARVEL得意のエンドクレジット後のヤツ)
また更にパンフレットまでも裏切ってくれてる🥲
登場人物一人欠けてるのに恰もメンバーにいるかの書き方をしてるのは、最早詐欺に等しいぞ💢
以前から感じていた事があるのだが良い機会なので全てのMARVELファンに問いたい😯
コレでいいのか?と🙄
127分にも及ぶ長いCMを大画面の高音質で観させられたのだから拍手で面白いとは評価出来ん💨
『また金を払わされる😫』と感じたのはマ王が純粋なMARVELファンでは無いからかもしれん😆
もっと派手なアクションとか新しい展開を期待したマ王が悪いのかコレが世に伝わるGW4連休の呪いなのか、定かでは無いが取り敢えず連休初日は掃除と洗濯です💥
映画館での鑑賞オススメ度★★☆☆☆
全ての続きはオンデマンドで度★★★★★(ディズニーの手口には乗らない)
フローレンス・ピューの肉質感はマ王好み度❤️❤️❤️❤️❤️
敢えて、予習してから見てほしいと言いたい
この映画の評価を見るとやたらとメンタルの部分がピックアップされがちだけど、ここ最近で言えばマーベルズも割と近いテーマだったし(過去の過ち、孤独、他者との関わりで解決)、デッドプールウルヴァリンもウルヴァリンがそんな感じだったのと、ワンダヴィジョンなんてあからさまに鬱の話だった。
だからMCUとしてもテーマ的には目新しいわけではないはずだけど、今回エレーナが軸になってるっていうのがやっぱりポイントなんだと思う。
スーパーパワーは持ってないし、同じスーパーパワーを持ってない姉のナターシャに比べても極めて人間臭くて、MCUの主要キャラクターの中で最も我々に近い(遠いけど)のがエレーナ。
そういうエレーナを軸に展開しているからこそ、より共感ができて、ちゃんと一貫したテーマとして心の部分にしっかりと焦点があてられたんだと思う。
数ヶ月前まで、サンダーボルツはもっとバッキーが主役で、ブレイブニューワールドと対を成すのかと思っていた人も少なくはないと思うんだけど、蓋を開けてみたらそんなこともなく、なんだったらバッキー無しでもこの映画成立させられたんじゃないかと思うくらい。
それくらいエレーナだったし、今回のテーマを描くためにはそうでなければいけなかった。
そういう意味で、今回のテーマ的になくてはならなかったのはまさかのジョン・ウォーカーだった。
あっさり描かれていたものの、あのドラマの後でそんなことになっていたとは。
ヴォイドの闇に入っていくところも理解が早かったのはバッキーじゃなくて彼だったし、それはエレーナ同様になんとなくボブの行動原理を理解できたからなんじゃないかな。
ドラマでは前半ただの嫌な奴だったところから、どんどん愛着がわくものすごく良いキャラになったと思う。
いつも通り、予習いらないって言ってるみたいだけど、絶対にブラック・ウィドウとファルコンアンドウィンターソルジャーだけは見たほうが、より共感できる。
ヴァルのキャラクターもよくわかるし絶対に見ておくべき。
ハードル上げてでも、この素晴らしいサンダーボルツを完全に楽しんでもらうためにはそうしてほしい。
全217件中、121~140件目を表示
映画チケットがいつでも1,500円!
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