「マーベル初心者の私でも楽しめた」サンダーボルツ* AZUさんの映画レビュー(感想・評価)
マーベル初心者の私でも楽しめた
マーベル作品は『スパイダーマン』しか見たことがない私なので、登場キャラクターは全員わからないし、マーベル作品ファンの方の半分くらいしか作品の楽しさは受け取れていないと思う。
けれど、そんなマーベル作品初心者の私も楽しむことができた。
「最強じゃない。ヒーローじゃない。でもやるしかない」
私は超人パワーのヒーローよりも、圧倒的なパワーも武器もないけれど、大切な何かを守るために全力を尽くし、いつのまにか誰かのヒーローになっているという物語が好き。そんな私にとってこんなドンピシャなキャッチコピーあるのかと。
結果、ストーリーとキャラクターたちのおかげで置いてけぼりにならず楽しめた!
特にメッセージ性が良い。
改めて力や権力を持つには、心と人間性の成熟が不可避だなと感じた。心と人間性が未熟な人が、力や権力をもったらどうなるかの良い例だった。国のトップの人間がこうだったらもう最悪だ。
物語の軸となる、ボブやエレーナが過去のトラウマや過ちと向き合うという展開も良かった。クライマックスでは胸が熱くなったし、そしてそれを1人ではなくみんなで乗り越えていく姿は感動的だった。
ヒーローって、凄い力がなくたって、寄り添ってそばにいてくれるだけで、その人にとってはヒーローなんだよな。
キャラクターの背景など細かいところはやっぱりわからなかったし、おそらくいろんな小ネタも入っていたんだろうけど、純粋にストーリーと、キャラクターたちを楽しむことができたので、私のようにマーベル初心者でも楽しめる作品だったと思った。
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