「シーサーも神様なのに…」宮古島物語ふたたヴィラ Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
シーサーも神様なのに…
海神様の御心で、心から願う再開が叶うと噂される宮古島の小さなヴィラとそこに纏わる人達の話。
その昔、亡き父がその又父親と再会した際に言いつけられて建てたヴィラ。
そのオーナーも亡くなって離れて暮らしていたた実娘が宮古島にやって来て始まって行くストーリー。
父親に恨みさえ抱いている娘に対し、父親はカンカカリャ(神がかり)=神様の人と呼ぶ父親を知る人達。
そんなヴィラに纏わる話しをひたすら見せていくのかと思いきや、東京からやって来たチンピラ風の島出身の男と不思議な空気を纏った連れの女、更には星野というどこかおどおどした夫婦がやって来てゴタゴタを見せていき、なんだかほのぼのした感じとはかけ離れていくw
ここはグアドサラムですか?な再開があったり、海神様関係なくない?な再開があったりという中でも、ミステリアスさが少し乗るだけで、寧ろ落とし方はみえみえのあり得ないご都合主義にするなら夫婦とその娘はいらんかった様に感じるし、まあキャッチーにしたかったのは判るけれどお兄ちゃんはクド過ぎwそして娘はやさぐれ過ぎ。
そんな風に気になったり余計に感じるところも結構あったし、寧ろもっと掘って欲しいところもあったけれど、なかなか熱く哀しく優しい物語でなかなか面白かった。
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