「元特殊工作員、孤高の闘い」ザ・コントラクター bunmei21さんの映画レビュー(感想・評価)
元特殊工作員、孤高の闘い
『スター・トレック』シリーズでカーク船長を演じて、『ワンダー・ウーマン』等のアクション大作に出演してきたクリス・パインが、主演のジェームスを演じた、エージェント・アクション。
軍の元特殊工作員であるジェームスは、アフガニスタンやイラクでの戦場な出向いた際に、膝に大きなケガを負ったために除隊となり、家族の為に新しい職を探していた。そんな折、友人のマイクの勧めでラスティスが経営する民間軍事会社に雇われる。そこで、生物兵器を奪取する任務を受け、マイク達の精鋭部隊と組んでベルリンへ向かう。
しかし、任務が無事に終える寸前に、何者かの裏繰りによって、部隊は崩壊し、マイクと共に警察に追われる身となる。ジェームスとマイクは何とか、警察の包囲網を掻い潜り、逃げ延びる中、ケガしたジェームスだけは、ベルリンへと置き去りにされる。何とかアメリカの家族の元へと生きつこうと、たった一人、見知らぬベルリンの土地で孤高の闘いを始める。
そして、ジェームスが請け負った任務の裏には、実は生物兵器に関わる大金が蠢き、その黒幕を知った時、復讐の狼煙を上げていく。
とは言え、本作がアクション映画と言えるほど、派手なアクション・シーンは無く、一人、取り残された主人公が、ベルリンを舞台に迫る組織と警察との追いかけっこにも、それほどの緊迫感は感じられなかった。まあ単に、クリス・パインが主演し、民間特殊部隊のリーダーに、『24』でお馴染みのキーファー・サザーランドが出演していたというのが話題となる内容だった。