「ダークなファンタジーの傑作」ノベンバー エロくそチキン2さんの映画レビュー(感想・評価)
ダークなファンタジーの傑作
19世紀のエストニア。
このときドイツの支配下か。
いきなり生物ではない『物』が意思を持っているかの如く動き回る。“すべてのものには霊が宿る”というアニミズムの思想を映像化したのだろうが、何故か無性に恐かった。
さらには亡き先祖が甦る「死者の日」。
多くの死者が甦り各々の家に帰って行った。
そう、意識の中にある非現実的な事象を映像で具現化していく。美しいモノクロ映像と相まって観る我々のイマジネーションを刺激する。
縦糸となるのは二つの実らぬ恋心。
こちらは対照的に生身の人間の温もりを感じるリアリズム。報われないのに追いかけてしまうのも人間の摂理。悲劇に向かって突き進んだ。
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