MONDAYS このタイムループ、上司に気づかせないと終わらないのレビュー・感想・評価
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このタイムループ、昭和世代の大人の事情が許可しないと終わらない
何故か大人の事情が許可せずに最後は差し替えられたかな。作風から言えばバッドエンドになりそうな作品。
グリーンダイヤモンドに襲い掛かる社員たち。「なんだよ、これは娘からのプレゼントでビーズで出来たものだよ」
世にも奇妙な物語あるあるなバッドエンド。
じゃあどうすればタイムループから脱出出来るのか、
そんなバッドエンドの方が面白かった。
漫画家の夢だの大手広告代理店のヘッドハンティングだの、
なんか昭和伝統の浪花節パートから段々興醒め。
結構、面白い作品だけに残念なクライマックス。
ストーリーと発想の勝利!!
約1時間半の映画、場面はほとんど同じオフィスの中。登場人物もほぼ同じ職場内の数名のみ。
それでもこんなに面白い!
予算が少なくとも(本作が低予算ということを前提に話してるけどたぶんあってると思う)、ストーリーが面白ければ観る側は充分惹きつけられるのだということを「カメラを止めるな!」以来久々に感じた気がする。
舞台は広告代理店系の小規模な職場(割とブラック気味)。
主人公のOL・吉川は周りの同僚が使えないと思って仕事を背負い込んで余裕がなく、別会社に転職を目論んでいる(恋人とはすれ違いの日々)。
そんな中、彼女の職場でタイムループが発生していることが判明、なぜかその原因は冴えない部長らしい。
ループからの脱却を図るため吉川たちは職場総出で動き出す…というストーリー。
いや、もう正直この設定だけでめっちゃ面白そう。
そして実際ちゃんと面白いのだ。
タイムループ上申制度で笑い(階級が上に上がっていくにつれ、説明の仕方が巧くなる&洗練されてくの面白かった。最終的に平さんのパワポプレゼンで爆笑)、最初ダメ上司と思われた部長にも部長なりの人生ドラマと良いところがあるのがわかり、吉川も自分にとって大切なものに気付けるところにほろりとした。
最高にしょうもないタイムループものながら、私たち働くサラリーマンへの讃歌になってるのが最高。
鑑賞後の後味が良いので、働くのに疲れた夜に観るのに良さそうな作品(とはいえ序盤はブラック企業の現場感にが妙にリアルで若干エグいので注意)。
一本の作品として優れている
ループもの映画は珍しくないが、この映画は時間の描き方が特に秀でている。
主人公は同じことの繰り返しから逃れようとする過程で、自らのキャリアの踏み台でしかなかった、日々の繰り返し作業の中に新しい意味を見出す。死んでいた時間が生きた時間に変わる瞬間は、何よりも美しい。
深い!
職場という同じ時間、同じ場所、同じメンツの中の同じ行動のタイムループの檻。どう抜け出る??普段横にいる人のこと知らないけど、よく知ることで一歩抜けられる。深い。
よかったシーン:
・部長プレゼン早口言葉
・ムー腕輪の破壊式
・部長漫画の後半のとこ
劇場はあちこちで笑いあり、しんみりムードあり、一体感が楽しかった。
ハトです。
2ヶ月前、物語と同じ時期に鑑賞。もともとタイムループものが好きだったので「これは観ねば」と思い鑑賞。さっそく劇場に足を運んで、鑑賞後、もう衝撃。めっちゃ面白い!今年トップレベルに面白い!忙しい職場にタイムループというありそうでなかった設定を最大限活用してる。そして、タイムループものなのに、現実味を帯びていて、そこもまた面白い!タイムループを繰り返していくことによって主人公と同僚たちの仲が深まっていくのが微笑ましかったり、終盤、主人公の一言に背中を押されたり、爽快感のあるラストだったり、とにかく楽しい!是非劇場で、そして、"日曜日"に鑑賞してください!
暁美ほむらに見せたい映画
小さな広告代理店で徹夜仕事をする主人公のOL吉川たちは「味噌汁専用の炭酸タブレット」のプレゼン準備が終わらない。徹夜明けの月曜の朝、納品まで1週間、、、、今週もまた「最悪の1週間」を送り、デスクの上で力尽き、目が覚めると、また1週間を繰り返す。
プロットは単純なループものなのですが、脚本がよくできて、テンポがよく、主人公の感情の動きがストリートに伝わるので、飽きないです。
もう少し尺があれば、後半の部長パートに至る伏線を前半に置いてみたかったですね。見逃していただけかも、ですが、例えば、、、。
部長と木本社長が同級生ってオチも、主人公に「本当に転職するのか?」と聞くくだりで「実は、、、、」って言いかけておく、とか。聖子ちゃんが部長が漫画家志望だったことを知っているのは、聖子ちゃんと部長が金曜日に一緒に帰るシーンも、実は何かの伏線の残滓かも。
まあ、つくづく思うのが「暁美ほむらはこの作品を見ろ!」ですね。魔法少女まどか⭐︎マギカもタイムループものじゃないですか。で、ほむらは何度も失敗して、最後は全く救えないエンディングをむかえてしまう。あれは、ほむらがちゃんとマミさん、さやか達と協力関係を築けなかったことに最大の原因があると思います。
本作でも聖子ちゃんは「ほむら」なんですよ。誰にも信じてもらえず、ループを抜ける手段がわかっていながら70回もループしていたんです。まあ別の見方をすれば、聖子ちゃんはみんながループに気づくまで観測し続ける「長門有希」でもあるのですがね。
ほむらに足りなかったのは、魔法少女としての能力ではなく、報連相や上申制度といった社会人としての常識だったんだ、と。そりゃ〜、病気がちの中学女子じゃ無理だったよな〜、と妙に納得してしまいました。
鳩
部長のマキタスポーツが可愛いってなる😂
タイムループもので鑑賞していたら
小さな会社のチームワークがみれた
部長の漫画素敵だった
絵のタッチとか古いかもだけど笑
カメラのブレが気になって仕方なかったけど、結果的に楽しめました!
追記
円井わんさんの吉川は
なぜあの人に憧れていたのかなぁ、めっちゃ嫌なやつじゃんね
カメ止めの妻役の人だーと心の中で思う笑
思わぬ拾い物(というのは失礼か)
監督も存じ上げず役者もマキタスポーツ以外は認識できないながら、ストーリーも演技も編集もきちんとした技術で、常套といえば常套ながら小気味のいいタイムループを重ねる。誰かの思いが果たされてループが終わるという謎に納得できる説明はないが、断片的に挿入される漫画の、絵が稚拙であるが故により迫るスジも取り入れ、またこれもありきたりとも言える個人主義とチームワークのサブストーリーと併せて最後には爽やかにまとめられた。傑作です。
天丼がジワジワと押し寄せる
2022年映画館鑑賞59作品目
11月7日(月)チネラビィータ
スタンプ会員デイ1200円
監督と脚本は竹林亮
脚本は他に夏生さえり
竹林亮夏生さえりともに作品初鑑賞
この作品で二人の名前を知った
ミステリーなSFコメディー
ヒロイン吉川が働く広告代理店は10月25日(月)から10月31日(日)を何度も何度も繰り返すタイムループに陥っていた
回を重ねるごとにやがてその事実に気づく社員がどんどん増えだしついには部長も認めることになった
どうやらタイムループの原因は部長にあるらしい
広告代理店の皆さんはこの不可思議な脱出ゲームから抜け出せるのか
タイムループの原因は数珠のような怪しげなブレスレットではなく未投稿の漫画だった
だいぶ昔の児童向け漫画っぽく絵柄が古すぎる
どういったメカニズムでなぜそれがタイムループの原因になったのか科学的に解明しようといくら追求しても徒労に終わり全く意味がない
深く考えたら負けである
出演者は部長役のマキタスポーツと木本事務所社長役のしゅはまはるみしか知らない
それでも面白いのは脚本がそれだけ優れているからだろう
しかもいかにも低予算な内容
部長の変なテンションで一人浮いている姿に悲壮感を感じそれが面白い
しゅはまはるみのいかにもカリスマ的存在のキャリアウーマン的なデキル感を漂わせる演技はお見事
なぜか私服姿からスーツに着替えて会議室でタイムループ会議をする広告代理店の皆さんのやりとり
数珠みたいなものを破壊し颯爽と立ち去る広告店代理店の皆さんのシーン
屋上で和やかに休憩する広告代理店の皆さんのシーン
それらがとても良かった
わりと好き
広告代理店のみんながタイムループから脱出したときはなぜか感動して鳥肌がたった
自分もとても嬉しくなった
両手で鳩を表現するサインはクセになりそう
同業他社の木本事務所から能力を買われ誘われている広告代理店勤務の吉川朱海に円井わん
吉川の上司で広告代理店の部長の永久茂にマキタスポーツ
吉川の後輩社員で村田と連んでいる遠藤拓人に長村航希
吉川の後輩社員でメガネをかけているオカルトオタク村田賢に三河悠冴
吉川が働くオフィスの三番手でアイドルオタクのデブ森山宗太郎に八木光太郎
吉川が働くオフィスの二番手で無精髭の平一郎に髙野春樹
オフィスで一番早くタイムリープ状態に気づいていた吉川の同僚・神田川聖子に島田桃依
吉川を誘う木本事務所の社員・崎野雄大に池田良
吉川が憧れる木本事務所の社長・木本貴子にしゅはまはるみ
悲しくないタイムループ
タイムループはお好きですか?
私は大好物です。
タイムループにどちらかと言うとマイナスの印象があります。後悔、懺悔、報復、復讐、時間の檻、制約、呪いのようなワードが浮かぶ中で今作は一線を画すSF(すこしふしぎ)でした。
散りばめられた小さな伏線を丁寧に拾う様子は上田誠監督のサマータイムマシンを彷彿させます。美しく無駄と矛盾が省かれた素晴らしい脚本でした。見返すと、あの人やあの人の小さな演技が光るのだろう、ともう一度見るのがとっても楽しみです。
なんと言っても最後のワンチーム感!!すごくいいですよね。プレゼンシーンはフルで見てみたいです。
一発ネタだがあまりにも秀逸!
タイムループものだが、細かい時間に関する考証なんて関係ないっす。
なぜ「ハト」がタイムループに気づくキーとなるのか詳しい説明なんてないけど、とにかくどんどん認識する仲間が増えていくのが笑える。
そして同じ業務を何十回も繰り返しているので、やたらそれについてのスキルが上がってしまい、依頼した取引先に驚かれてしまうなど、そのあたりの作りが絶妙なに上手い。
特に課長へのプレゼンのシーンは声を出して笑ってしまった。このコロナ禍のご時世に申し訳ない。まあ前後左右が空席だったけど(笑)
最後に課長の果たせなかった“夢”を叶える事で、このループから抜け出すのだが、本当にサラリーマンの繰り返し人生からは脱出できたのかどうか。
そして、もしかしたら我々も…
面白かったです
追い立てられる仕事と、憧れの職場への転職を掛けて必死に対応する主人公や同僚達ですが、その1週間が繰り返されます。その中で、後輩たちがまず気づき…。こっちまでが息苦しくなる様な仕事を永続的に続ける中で、クスッと笑える要素が効いてます。
既視感
タイムループもの+職場お作法もの+コミュニケーション上級編という作品
コメディーの部分は大変笑わせて貰った 特に上司へのプレゼンでのタイミングネタといってよいリズミカルな映写の件はそのままコント作品として切り取ってもおかしくない最上級な仕上がりである。
タイムループを抜け出す工夫を凝らすことでそれが仕事自身のスキルアップに繋がるという『時と精神の部屋』状態でのトライアンドエラーを無限に繰り返せる夢(結局悪夢なのだが)のようなシチュエーションなんてホントに体験してみたいものだ。あの時こうすればよかったなんて後悔をリセットし続けるのはゲームの世界以外にないのだから。ただ、それを映像にしてしまうとなんか説教臭い部分が鼻につくのは自分だけだろう。どんなに失敗しても1週間後にはやり直せるなんてのは現実にはありえないからね。
さて、"デジャビュ"は過去に似たような風景の記憶の混濁によって引き起されるのは一般的論説で、そこからタイムループだと自覚、もしくは思い込むには何回も繰り返さないと無理がある。あくまで自分に自己暗示を掛けることで確信を得なければこんな現象は一般的には受け入れられない。鳩が窓にぶつかって、鳩型に手の形を机に叩き付ける事できっかけを作り、そしてその既視感から、その後の後輩の予言的中を目の辺りにしての心情の変化は、なかなか今作でも困難な説明であり、その苦労は計り知れないと制作陣に労いたい。なにせそんな事象を説明すること自体、不可能なのだから。既視感からのタイムループへのプラグインをスマートに結びつけられるそんなアイデアをこの先、どの作品が映像化できるか、楽しみである。
タイムループ物でないとしても、楽しめたと思う
タイムループとか、どうでも良くなっちゃった。
そんなのどうでも良くなるくらい、円井わんさんが良いんです。
円井わんさんの表情の変化だけで、充分楽しめるんですよね。
多分、仕事を通した吉川の普通の成長物語だったとしても、私は楽しめたと思うの。
他の登場人物たちも魅力的だったしね。
勿論、タイムループしてるからこその面白さも有ります。
プレゼンのシーンは、声出して笑っちゃいました。
タイムループを抜け出す方法その物より、気付かせる事がメインになっているのも面白かったです。
それよりなにより、繰り返しの様になりがちな社会人の日常をタイムループで表現する発想が素晴らしいのでしょうけど。
タイムループから抜け出せるかどうか最後まで分からない。
タイムループのおかげで信頼感も強くなり、いいチームになって良かった。とてもさわやかな気持ちになった。
しかしそれとは別に、 「結局タイムループから抜け出せないのでは?」 というドキドキ感が最後までありハラハラする。 それは制作者(神 ? ^^)が決めることなのでストーリーとは関係ない。だから最後まで目が離せない。そしてエンドロール後にも映像があってどちらになるんだと思って緊張した。
スター不在の名作爆誕!
ってほどでもないけれど素晴らしい脚本と演出で
ダラダラしない短めな82分の上映時間も潔い。
いつも締切ギリギリのブラック業界のイメージが強い
零細広告代理店を舞台に繰り広げられる納品前の1週間。
休む間も無くほぼ泊まり込みで働き続けグッタリした日曜日の夜
眠って起きたら再び繰り返される納品前の1週間。
誰も気付かない中で2人の社員が異変を感じ動き出す。
といった1週間を1ターンとしたトライ&エラーを何度か繰り返す事で
事実を知った同志を増やし副題の「上司に気づかせる」を実践。
遂にタイムループからの脱出!と思いきや副題がミスリードじゃん。
愕然とする中でもう1人タイムループに気付いていた人物が名乗り出る。
そこで提示されるある事実を解決するため再び動き出す1週間。
低予算を逆手に取った無駄のないスピード感のある映画を
ほぼワンルームで撮ってしまうのだから凄い。
マキタスポーツさん以外は正直知らない人ばかりでごめんなさい。
でも制作側の意気込みは入場者特典のQRコードで伝わりました。
シネコンで流してくれなかったら出会わなかった1本。
ループして観たい
悪い点なんてあったかな?と振り返っても出てこない程良い映画でした。とても好きです。
・登場人物皆良い。
・ただ同じ場所で作業してる人達→一緒に協力してやり遂げる仲間になっていく変化が良い。
・しんどいだろうに、仲間がいるから協力出来て笑顔になって、充実感で満たされていく皆(特に吉川さん)の笑顔が良い。
・聖子さんの、周りが聞いてくれない孤独と70週(一年以上…)を想像するとつら過ぎるけど、後半には仲間の1人になって笑顔なのが良い。
(最初は気付かせるメンバーにも入ってなかった)
・タイムループというファンタジーに、オフィスものの現実を混ぜているのが良い。
(上申制度やプレゼン、ループを有効活用して仕事の質をあげるところ)
(働いてて同じような一週間を繰り返してる辺りは「あるある」だし、崎野さんの「毎週停電してる感じ」の辺りで、皆うっすらループに気付いててもそうとは思わない辺り仕事人間)
(となるとあの歩道のハンカチの2人は70回以上出会っている訳か…そらもう運命だわ)
・部長が、とても、良い。
(仕事中に漫画読むなんて!って思うけど漫画好き(未練?)の伏線だし、尻拭いをしてくれる(取引相手に対して椅子の上で正座の上頭を下げる、人の為に動ける人だからこそ人脈は広いしそれを武器に自分の部下守ってくれる)し、皆の為に、自分が娘に貰った大切なブレスレットを壊す辺り自己犠牲の塊過ぎる)
・部長へのプレゼンシーンは特にテンポ良くて面白いし、その後のブレスレット破壊シーンの皆カッコ良過ぎて良い。
(ブレスレット破壊後に皆で達成感ありありで屋上を立ち去るシーン待受にしたい)
・崎野さんも完璧に憎めないのが良い。
プレゼンシーンが特にお気に入りなんですが、皆本気度を示す為に段々服装がスーツになってるんですよね。面白かった〜
聖子さんも最初にループに気付いた人な辺り、誤配送への返答が早かったり、吉川さんに良い仕事相手紹介したり、なんで後輩たちはループに気付けたんだ?って疑問もちゃんと作品内で教えてくれてスッキリしました。
娘の手作りブレスレット、ラストにつけていないのは壊れたからだそうですが、部長の夢が叶ったからなんだなぁ、あながちヌー(雑誌)も嘘じゃなかったってことなんですね。
遠藤さん、ループ中に遊んだりしてたんだ、ループ抜け出すの諦めた時の「仕事より大切なことがある」、吉川さんと対立した時の「運命の人探したいし」→脱ループ後「運命の人見つけといたので有給使って会ってくる」も笑った。良いですね〜。
82分か、あっという間だったなぁ、後味も良いし気持ち良い映画でした。
制作スタッフさんの公式noteで新たな発見もあって良いです。
最後まで観た今、再確認でもう一度観たい。
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