MONDAYS このタイムループ、上司に気づかせないと終わらないのレビュー・感想・評価
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案外、月曜日も悪くない
評判もいいし、予告も面白そうだし、ここ最近に公開の映画で1番楽しみにしていた本作。か・な・り期待値が高かったのですが、想像以上の面白さでビックリ仰天!低予算でこんな映画が作れるなんて...映画はお金を掛ければいいってもんじゃないね。
なんといっても、ストーリーの秀逸さ。
やり尽くされたタイムループものに蹴りをつけるような、新たなるタイムループ映画。もう、演出でどうにかしないと、このジャンルで目新しさは生み出せないと思っていたよ。繰り返されていることを夢と錯覚し、何度も同じ日を過ごしてしまう。それを現実だと自覚するために、とある手法を用いるのだけど、これがまぁキャッチーで面白い。ついつい真似したくなります。
90分以下という短尺にギュッと濃ゆい内容。
テンポの良さはもちろんのこと、タイムループならではの繰り返される要素までしっかり楽しめる。本当に、ただの日常。でも、それぞれインパクト大で繰り返されても飽きない。一切のくどさとしつこさが無く、駆け抜けるように同じ日がループされる。そんな憂鬱な日々の中でも新たな試みをしたり、仕事の質を高めたりと、本人たちもこれを無駄にしてないのが、見ていて爽快。
間違に映画館で大爆笑したの久しぶり。話すだけで、居るだけで、この役柄がハマっていたからか、とことん笑わせてくれる。予告のラストにもあるシーンなんか特に、面白過ぎて腹よじれるかと思いましたよ笑笑 円井わんの演技もとてもよかった。というか、全員ハマり役です。
ちょっと物足りなさを感じてしまうし、エンドロール後は要らないな...とは思ったんだけど、とても気持ちのいい着地点で後味がちょ〜いい。まさか、笑いに加えて感動もあるとは。上手くいかないことが普通なんだけど、だから一歩踏み出すって勇気のいることなんだけど、やっぱりやってみることって何かがちょっぴり変わる。ただ面白いだけで終わらないこの映画が、私は大好きです!
誰が見ても楽しめる傑作かと。
どうやら全国各地で完売状態になっているらしく、土日はなかなか席が取れないようですので、ご覧の際は平日に見ることをおすすめします。あ、でも日曜日の夜が1番いいかも。今年、「恋は光」「線は、僕を描く」に継いでオススメしたい作品ベスト3に入るくらい、いい映画です。ぜひ、劇場で。
テンポよくて安心して見れる
2022/11/4@MOVIXさいたま
タイムループものって途中で中弛みすることあるけど
最低限の説明とループで、非常にわかりやすくテンポよく物語が進んでいく
登場人物達の性格や役割も、個性的ではありながらも必要最低限な情報のみなので物語に集中できる
一点気になったのは、舞台は広告代理店ではなく制作会社じゃない?というのと、企画出すのに時間かかりすぎる!という点
(タイムループが起こった根本的な原因もよくわからなかったけどそれは別にわからなくても良い)
みんなで一つのものを作り上げる物語が大好きなので最後感動してしまった
役者さん達の演技が最高でした
最高でした!
なにより脚本が素晴らしい。ほぼ同じセットでほぼ同じ俳優さんですが、何回でも見られます。また主演の円井わんさんが最高です。こういう会社もあるし、こういう女性もいますよね。もう見てるだけで楽しかったです。本作のスタッフの皆さんの次回作が楽しみです。そして円井さんや本作に出てる俳優さんたちの今後のご活躍を期待して応援します。
タイムワープを繰り返すうちに、みんなの気持ちが…
社員が泊まり込みせざるを得ない弱小デザイン事務所。
最悪な一週間がまたやってくると思っていたら、実は同じ一週間をタイムワープしていた。
その最悪のタイムワープから逃れる手段とは…。
あまり期待しないで観に行ったけど、みんなの気持ちがひとつになっていく良作だった。
役者が皆ハマり役で良い感じ。
もしかしたら、この作りって同じシーンを繰り返していくから、製作予算少なくて済むかもね。
職場の一週間が繰り返されるタイムループ
どうやって抜け出すが主筋で、落ち着かない唐突な展開ながら予想を超えて面白い
夢と現実のキーマンである部長や、向上心女子俳優陣も良く、エモーショナルな解決も心地良い
そこそこ大きめなシアターに、かなりの観覧者ですが、
大変失礼ながら、この作品なんでこんなに軒並み高評価なのか分かりません。
タイムリープの傑作「ハッピーデスデイ」みたいに期待したが、大外れ。
ある程度のB級感は、覚悟していたが、それを上回るB級感(ただし、それ自体がマイナスということではありませんが…)。
ストーリーにも矛盾を感じる始末で全く乗り切れませんでした。
繰り返しも悪くない
テンポよく話が進むので、ん?っていう展開も大きくは気にならず、鑑賞後感はスッキリしたものの、カメ止めと比べると上手いっ、なるほど!感は少ないかなと。軽快さが売りでメッセージ性は観る側の勝手な解釈かもしれませんが、仕事をうまく進めていくヒントもあり、結果的には平凡のループもいいんじゃない!の肯定なのかなと感じました。で、そのループの良し悪しを握ってるのは上司ってことなので、管理職としては気をつけようって、いい会議を終えた気持ちになりました(笑)
なぜこんな評価される…
うーん😔前評で期待した反動…。
クリエイティブな仕事でない限り、仕事はタイムループ的。(多少内容は異なるけど…)その中で、昔の夢や希望を思い起こすこともままならないなかで、部長の昔の夢を社員皆で協力していくのには、少し羨ましくもあったけど…マキタスポーツさんの演技力は良かった‼️
では、また今週
小さな広告代理店で働く吉川朱海は、憧れの大手広告代理店への転職を目前に野心を燃やしながら最後の仕事に取り組んでいた。
月曜日から日曜日まで、社員は皆泊まり込んで必死に仕事をしている。
そんないつもの月曜日の朝、2人の後輩から突然1週間がタイムループしていることを告げられる。
はじめは聞こうともしなかったが、徐々に疑いが確信へと変わり始め…
このタイムループを抜け出す鍵は、ハトと部長??
月曜日のループから抜け出せない全社畜に贈る、お仕事タイムループムービー。
いや〜、おもれ〜!
こういう小規模な時間モノって傑作が多いからそれなり期待はしていたけれど、普通に期待以上のものが観れて大満足。
これ、カメ止めみたいにもっと上映館増やしてった方がいいよ、と思ったら先行上映だったらしい。
自宅近くの映画館でも上映始まったみたいなので近々2回目に行きたい。
まずオープニングからしてセンスを隠しきれてない。
入浴剤?ハト?血?キス人形?
しかも映画はタイムループが既に何回も起きている状態で始まる。
「ハトです。」
なんでハト?ってなるけれど、確かにハト!
そして、このタイムループの原因は部長のアレにあるらしい。
タイムループってあくまでフィクションの世界での話であって、現実に起こると思う人はあまりいない。
ましてや、現実でしか無い真面目な職場で起きるなんて誰が想像するだろう。
それを解決するのがハトのフラッシュバックと上申制度。
それだけでめちゃくちゃ面白い。
全員が信じ切ったところで、いざ部長にプレゼン!
爆笑必須のプレゼンシーンを乗り越え、なんとか上手くいきそうなところで話は振り出しに戻る。
前半コメディ色が強かった分、後半は意外にも労働の本質をついた泣ける展開に。
何故、何のために働くのか?
自分自身まだ社会人ではないので偉そうなことは言えないが、仕事を頑張っている人への人生讃歌のようにも思えた。
映画を彩るlyrical schoolというアイドルの楽曲も良く、少しハマってしまった。
もしかしたら私たちの1週間も気づかない内にループしてるのかも。
ちょっとでも気になっている人は今すぐ観に行って欲しい。
「時よ、止まれ〜」
めちゃめちゃ良い作品
ストーリーのテンポの良さ、
ヒロインの変化や
脇を固める役者陣の上手さ
幾つかのドンデン返し
日本映画ならではの良さを十二分に
味わって参ッタ〜って感じ
映画.comの評価高いのも頷けるし
見終わった後の爽快感が心地良い
まさか2作目への伏線!?
エンドロール後にも小ネタがあるので
見逃せない
「3.5」が精一杯
本作品、私は「観るか、観ないか」微妙なラインに置いて様子をうかがっていると、方々から何やら「いい評判」が聞こえてきてたこともあり、考えるのをやめて割と衝動的に席を予約しました。
「タイムループ」はもうタイトルにもあるのでわかっていましたが、今回も当然のように前情報はほぼゼロで劇場へ。ファーストデイということもあり、19時25分からのTOHO日本橋シアター5はまあまあな客入りです。
そしていよいよ鑑賞し、今この映画評を書いている時点で映画.comの本作評価は4.1ですが、、
正直「そこまでか?」と思います。個人的には。苦しいけど。。皆さん、なんでそこまで高評価なんだろう。。。まぁ相変わらず映画.comサイトの「PRO」の皆さんは不思議とそろって「高評価」付けがちってこともありますけど。
実際、ユーモアとしても、アイデアとしても面白い。これは私も素直に感じます。さらには日常我々が感じがちな感情を巧いこと表現しつつ、個々の成長とチーム共同・協同による目標の達成など熱い展開も素敵です。
でもなぁ、ごめんなさい。どうしてもギミックにシナリオが引っ張られて、展開は少々強引に感じます。無理があるなんて野暮は言いませんが、腹の底では納得できていない感じです。
勿論、私も一緒に「鳩バーン」したいくらい楽しんでましたよ。でも、取り敢えず3.5が精一杯かなといった感想です。
低予算でストーリーだけで勝負
評判が高いのである程度ハードルが上がった状態でしたが、楽しめました。
オフィス(2箇所)と屋上のみで展開する、とてもテンポの良いストーリー展開でした。
特にテンポはとても良い、タイムループものなので、同じシーンがある程度繰り返されるのですが、テンポが良いので飽きずに見られました。
俳優陣も個性的。マキタスポーツさん以外は知りませんでしたが、とても良かったです。
ニヤニヤしながら見ることが出来ました。
もう少し終わり方が予想外なのかとハードルが上がってしまっていた分、最後はちょっと物足りなさがあったかな。
「カメラを止めるな」を観た時を思い出しました。ストーリーは全然違うけど。
auマンデイでMONDAYS観ました~。
タイムループものって初めて観たのですが、私については寝不足で飲酒後に観るのには向いてなかったようで何度か落ちながらの鑑賞となりました(^_^;)
でもトリさんが何度も窓にぶつかって起こしてくれましたwww
よくできてる
ルーチンワークの日々を送っているとふと抱いてしまいそうな悪夢を膨らませた一本。主演はいわゆる美人女優でない(失礼!)が,いかにも「いそう」なリアリティを醸し出している。見るからに低予算ながら工夫次第で佳作に仕上がる好例。
繰り返しだけど同じではない
単調な毎日を過ごしていると思っているそこのあなた!日々より良くしようとしていけば人生はもっと納得の行くようになるはず。とこの映画は教えてくれた。励まされたような気がした。サザエさん症候群の処方箋である。
暗い月曜日
今となっては日本を代表する超大企業の会長に納まっている方も
二十数年前は一介の部長職だったわけで、
ご当人と酒の席で話している時に
週休三日になったら何曜日を休むか、との話題になり
多くの人が「水曜」「金曜」と答える中、
ご当人は「月曜」と答えていたのが印象的。
それが「最も得した気になる」とのことだが、
仕事を楽しそうにこなし、卓越した実績を上げて来た人間でも
そんな思いがあるのかと、意外に感じた記憶。
まぁ〔憂鬱な月曜日〕との楽曲や
「サザエさん症候群」なる言葉もあるくらいだし。
本作は手垢の付いた{タイムループ}ものでも、
調理の仕方でまだまだ面白い一本が造れるとの可能性を提示した
{ワンシチュエーション・コメディ}の秀作。
83分の短尺ながら、そこで描かれる内容の密度は濃い。
そもそも「タイムループ」の渦中に居る人間が
どうしてそれに気づくのかは、かなり重要な命題。
漫然と日々を過ごしている人間であればとりわけ。
ましてや今回の舞台は、
土曜日も日曜も無いほど業務に忙殺されている下請け制作会社。
事務所に泊まるなどは日常茶飯事で、
一週間のメリハリを感じられぬ日々を社員たちは過ごしている。
そんな中、最も早く「タイムループ」に気付いたのが、
そこから一番離れた業務の人間との設定は示唆的。
「このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない」との副題にあるように、
気付いた人間は周囲を少しずつオルグしながら
「気付き」を敷衍して行くのだが、
そこで行われる「企業あるある」なサラリーマンのヒエラルキーを揶揄した表現や、
いかにもクリエィティブな集団らしい、
PPを使用したプレゼン形式の手法には大笑い。
代理店と制作会社、下請け・二次請けとの関係性も
皮肉に描きながら、とは言え実態を知っている側は
身につまされつつも爆笑をしてしまう。
一人の男の妄念が、
全世界的に同じ一週間をとめどなく繰り返させるループを作り出す
負のエネルギーの恐ろしさ(笑)。
とは言え、そこはかとないペーソスさも漂う終幕にはほっこり。
怖気をふるうと共に、
後悔の無い日々を過ごすことの重要性にも
改めて気づかせてくれる。
主役を演じた『円井わん』は勿論、
物語の鍵となる部長役の『マキタスポーツ』が激しく嵌り役。
いるよねぇ、業界にはこういった風体でノリの人が。
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