MONDAYS このタイムループ、上司に気づかせないと終わらないのレビュー・感想・評価
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鳩の合図で仲間が増える
複数のタイムリーパーが協力するところが良い。 後半から意外な展開になる。 登場する漫画の絵が手塚治虫風で好み。 この作品でマキタスポーツさんのファンになった。 ラスト、またありそうなところも面白い。
単なるタイムループものじゃない!
いや~、面白かった。楽しませてもらいました。
笑えた。泣けた。そして、深く考えさせられました。
毎日、あくせく仕事に励む様をタイムループに見立てて、その事象に気付くところから始まるってのがまた良かったかな。
みんなに気付いてもらうため、あの手この手を繰り返す。この辺は先日見た「ハッピー・デス・デイ」(作品中にもタイトルが出てきました)みたいなもんかな。
部長に納得させるプレゼンが最高に笑わせてもらいました。
ところが、全員が気付いたにもかかわらず、タイムループが止まらない。
どうも部長の夢を叶えなければならないようだってところから、話の雰囲気が変わってきたように思う。
部長の夢が漫画を完成させることにあると気付いた社員が本業をおろそかにして、漫画を完成させようとする。
謝りまくる部長であったり、ヘッドハンティングを断られる社員がいたり、その中で自分の仕事のこと、会社で行う仕事のことを考えていく。
また、部長の夢である漫画ってのが、チラリチラリと内容が出てくるのだが、これが結構意味深な内容。最終的に部長が結末を考えるのだけれど、このチラリチラリだけで、胸にジ~ンと来るものがあった。是非とも完成された漫画を見てみたい。
今は定年退職して、毎日をのんびり過ごしているから、それほどでもないが、公開時に映画館で見ていたら、身につまされるものがあっただろうな。
自分もタイムループしてるんじゃないかと・・・
60点
映画評価:60点 マキタスポーツさん以外、 全く存じ上げない面々 なのに、面白い。 確かに有名な役者さんは「華」があって それはそれで良いことなんですが。 何を履き違えているのか、 華さえあれば何も要らないと勘違いしている作品も多く見受けられるので こういった作品が世に出て、しっかり面白いと嬉しくなります。 やっぱり作品の面白さとは関係ないんだなぁと 改めて気付かされる様でした。 素晴らしい脚本と、演者の熱意、そして監督 ここを押さえてこその華だよなぁと! 内容については他の方が触れているので、 私はこの作品に感じた魅力をお話ししました。 少しでも魅力が伝わりましたでしょうか? 【2024.4.9観賞】
ドラマ的な「時」の停滞
とにかく笑えて素晴らしいタイムループものであるが、この作品が傑作に片足を突っ込んでいるところは、タイムループの設定がなかったとしても良作だったのではないかという点だ。
同じ時を繰り返すから起こる成長や変化は多くのタイムループもので含まれている事だろうが、本作ではもう少し踏み込んで、個人の中にある停滞している「時」がタイムループの原因であり、それを進めることがタイムループ脱出の鍵であるとした。
つまり、SF的なタイムループの前にヒューマンドラマ的に「時」は止まっているのだ。
「時」が止まっているのは、タイムループの原因である上司だけではない。
見えない未来、停滞する仕事、成長しないスキル。そういった、生きていれば誰でもぶつかる「最近成長していないな」という止まってしまった「気持ち」。これらをも動かしてしまう。
タイムループがあって物語を作ったというより、物語の中にタイムループがあるような、ドラマが先行しているところがいい。
結果として、多くのレビュアーさんが既に書いているように、感動的で泣ける作品に仕上がっている。
しかも、爆笑レベルで笑えるのだから最高だ。
お仕事ムービーでもあり、SF的な「時」の停滞と、ドラマ的な「時」の停滞を巧妙に絡めた本当に面白い作品だ。
何度観ても心に響く
本日、3回目の視聴。 元々自分が、タイムリープとか、タイムループを扱った作品が好きということもあるのだけれど、この作品も、いつ観ても心に響く佳作だと思った。 タイムループを仕事と絡めているアイデアがやっぱり秀逸で、「ワークライフバランス」とか「well-being」とか言われるようになってきた昨今、描かれているテーマ的にも、ますます共感を呼ぶ作品になってきているのではないかと思う。 職場内でのポジションと説得力の関係とか、ちょっぴりチクッとしたことも入れ込みつつ、チームワークと自己都合の折り合いとか、自己実現を何によって図るのかとか、社会人なら誰しもが考えることがとても上手く描かれている。 白昼堂々とジャンプを読んでいる上司が、あまりにもみんなから慕われすぎでは…とも思うが、部下のミスを丸ごと引き受けるマキタスポーツの謝罪っぷりや、目を潤ませるシーンのおかげで、こういう上司だからこそ、部下は伸び伸びと力が発揮できるのだろうと、素直に受け入れられる。 オープニングから、様々な小ネタも仕込まれているので、何度観ても発見があり、楽しめる。 (今回やっと、主人公の円井わんの机上にあった人形は、大林宣彦の時かけのオマージュなのか?と気がついた) 90分かからずに観られる所もおすすめポイントなので、多くの人に気軽に観て欲しい。
観る人に感じるポイントをそれぞれ与えてくれる
下請け広告代理店の激務がヒシヒシと伝わってくる。 観ているだけで過労死しそうな気持ちになる。 演出の素晴らしさ。 前半、涼宮ハルヒの憂鬱みたいに同じシーンを何回観るのか?とこの映画のオチを探る。 軸はタイムループだけど、人間の生き様を問いかける。 令和はコンプライアンスだハラスメントだと生きにくい時代。 そんなものを一蹴する、生きるとは現実こうなんだと痛感させてくれる。 円井わんさんはここから始まった人なんですね。
タイムループから学ぶ人生と仕事の考え方
ネトフリのおすすめに出てきてなんとなく内容が気になって見た作品。 タイムループものというと、SFで非日常なイメージがあるが、この作品はオフィスの日常風景にタイムループが組み込まれている面白さがある。途中までは映画らしく非日常のストーリーを楽しめるが、タイムループが定着した後の流れや登場人物の心情に妙にリアリティがあり、「自分だったらこうするだろうな」というような雑念が入ってこない。 主人公の置かれている状況(仕事の過酷さや夢への憧れ、それによって周囲と軋轢が生じている)にあまり特殊性がなく、誰でもそうなりやすく感情移入しやすい。 はじめは軽快にブラック企業(?)の過酷な労働環境が描かれており、タイムループに気づくというところが主なテーマになっている。その過程もタイムループ経験はないものの、「なるほどな」と感心するプロセスで、あまり深刻な展開にならないところも見やすくてありがたい。 途中で音楽パートがあるのも雰囲気があってよかった。そしてこの作品、OPなどの映像・音楽(劇中歌)などなどがおしゃれ!作品の雰囲気を演出していてすばらしい。 軽快なストーリーの中に思わず声をあげてしまうほど面白い部分もある。個人的にはプレゼンの場面が一番笑った。さらっと面白いところがよい。 コメディ感と日常感が強めにストーリーが展開していくが、後半では仕事への向き合い方を考え直させてくれる。日常を繰り返しているだけでは気づけない周囲の人のありがたさや自分の大切なことをタイムループ(日々の繰り返し)が気づかせてくれるという不思議さ。 この不思議さも、社員だけはみんなタイムループに気づいている(段階的に)という特殊設定だからこその展開。 実際の時間は経過しておらず足踏みしている状況なのに、社員のコミュニティでは時間が経過して絆が強くなっていくのかこの作品の面白いところだった。 社長のキャラクターもよかった。はじめは「大丈夫か?」と感じる雰囲気の社長だったが、その社長の良さが次第にわかってきて、最後の場面でタイムループに気づいていないのに、純粋で実直な人の好さが出てくるのが本当に好きな展開だった。 他の社員と過ごした時間の差(タイムループに気づいていないため)があるにも関わらず、社長が中心となって一体感が生まれているのがすごくいいなと思った。 見やすいのに、笑えて泣けて、自分の大事なことにも向き合えるとても素敵な作品でした。もしかすると過去一好きかもしれない!!めっちゃよかったし、誰でも見やすい、おすすめです♡
ビデオで回数をこなして観る必要があるかも。でも当たりの作品。
二回観て、やっと一応、理解できたと思う。更に一部、しっかり三回目も観る必要を感じる。後悔はしてないし、しないと思う。観て理解が深まり満足するし、何気に深い作品だ。もしかして、繰り返し観ることも、作品のリープという部分とダブらせてる可能性すら疑っています。
想像以上の面白さと感動
気楽な気持ちで観よう〜と思って再生し始めたらどんどんハマった。 部長に伝えるには、まずどんどん下から先輩へと伝えて、最終的に部長に伝えなくちゃいけない、という社会のあるある。 みんなのために、自分のためにのバランス感覚。 誰のため、何のために生きるか。目の前のことに気づけなくなりがちなこと。 いろんな、わかるなあ〜というものが詰め込まれていて気がついたら涙してた。 日々の繰り返しが人生をつくる、そんなことも感じられるいい映画でした。 90分程度なので、ぜひ疲れた社会人に観てもらいたいな。
タイムループものにしてはよかった
同じ一週間がループして続く。 締切はせまるし、トラブル続き、恋愛もやばい方向にむかってる。 あるあるだね。 私の場合、昔こんな夢時々みたよ。実際だったら恐怖だよね。夢でよかった
期待どおりの笑いとすっきりが得られます
おもしろかった! テレビで紹介で気になって見た作品です ある程度展開は想像できる系統の設定ですが、その展開をもとにこんなにテンポ良く面白く具体化してくれるなんてと言う気持ちになりました この具体化のところが笑いとセンスだと思うのですが、期待を裏切らずちゃんと気軽に笑わせてくれる 見終わったあとの気持ちもちょうどよくすっきり そう言う映画が見たいときにぴったりだと思います
目が回る~
タイムループものでは「ALL YOU NEED IS KILL」(14)が大好きですが、今作もなかなかよかったです。変哲のないとある会社の普通な感じのサラリーマンが同じ月曜日を繰り返しているうちに、普段であれば気にも留めずやりすごしていたであろう日常の中にある仲間との絆に気付いていく展開がじわじわきました(涙;)。
(自分メモです) どこかで見た方、、と思ったらキントーンのCMの女...
(自分メモです) どこかで見た方、、と思ったらキントーンのCMの女性! 面白くって、 みんなを好きになりすぎて、 部長のアレを見た過ぎて、 Blu-ray注文しちゃった。
ではまた今週
タイムループものは同じシーンが何度も描かれるので、いかに観客を飽きさせないかというアイデアがとても重要だ。
今年観たタイムループものの『リバー、流れないでよ』も脚本が秀逸だったが、この映画も目のつけどころに感心させられた。
舞台となるのは小さな広告代理店のオフィス。
週末も社員がオフィスに寝泊まりしなければならないくらいに仕事の量が多いらしく、誰もが疲れた表情をしている。
主人公の吉川もプライベートは後回しで、月曜日の朝からプレゼンの準備に追われていた。
すると後輩の二人組から、自分たちが同じ一週間を繰り返していることを告げられる。鳩がオフィスの窓にぶつかる月曜日の朝が何度も繰り返されているらしいが、誰もがこのタイムループを夢の出来事だと思って忘れてしまうらしい。
吉川も最初は二人の話を信じなかったが、あまりにも二人が次に起こる出来事を予知するかのような言動をするので、次第に彼らの話に信憑性を抱くようになる。
そしてまた同じ月曜日が繰り返され…。
とにかくいつタイムループから抜けるか分からないために、吉川たちは目の前の仕事に全力で取り組むことは忘れない。
何度も同じ一週間を繰り返すことによって、それぞれの仕事の効率とスキルが上がっていくのが面白い。
そしてこの映画の面白さはいかに社員たちにタイムループを気づかせるかというところにある。
一番下っ端の村田はタイムループの原因が部長の身につけているブレスレットにあることを指摘するが、部長にタイムループを分からせるには上の役職の者の説得が必要だと告げる。
こうして吉川たちは順番に上司にタイムループの現実を受け入れされ、皆で協力して部長の説得にあたる。
そしてついに何度目かのタイムループを経て部長も現実を受け入れ、身につけているブレスレットを破壊する。
が、またしても鳩が窓にぶつかる同じ月曜日が繰り返される。
今まで蚊帳の外だった事務員の神田川が、実は一番初めにタイムループに気づいていたらしく、何度も皆にそれを気づかせようとして挫折したことが彼女の口から告げられる。
そして彼女はタイムループの原因は部長が諦めてしまった漫画家の夢にあることを指摘する。
彼らはタイムループを抜け出すために、部長が描きかけで放置していた漫画を完成させ、もう一度部長に夢を追いかけるように説得することを決める。
前半は小気味の良いコメディの感があったが、漫画の存在が明らかになってからは人生について考えさせられるような深いドラマが展開していく。
実は吉川は大手広告代理店への転職が決まっていたのだが、漫画の完成と仕事を両立させられず転職先の代理店からの信用を失いかけてしまう。
吉川はこのままタイムループから抜けられても自分の望む将来がないことに絶望し、もう一度一週間をやり直すことを皆に提案する。
彼女が憧れるデザイナーの一言がとても印象的だった。
彼女は吉川に、本当に出世したいなら自分のことだけを考えろと諭す。
しかし本当に自分のことだけを考えて掴んだ成功で幸せになれるのだろうか。
出世をした人間が幸せだとは限らない。
これが人生の難しいところだ。
そして適当人間だと思われていた部長が、実は自分の夢ではなく、社員ひとりひとりの生活を優先させるような人情深い人物であることが分かる。
しかし自分のことだけを考えても幸せにはなれないが、人のために自分の意志を殺してしまうこともまた幸せには繋がらない。
タイムループの現実と部長の漫画が巧みにリンクしているのに感心させられた。
漫画の中の主人公もまた納得出来ずに何度も人生をやり直していた。
誰もが幸せになれる結末を目指して、彼らは互いに手を取り合って同じ目標に向かって突き進む。
人生で起こることはどんなことでも意味があるというが、このタイムループも彼らにとって大きな意味があったのだろう。
タイムループによって彼らの絆は深まり、それぞれに本当にやりたいものを見つけることが出来た。
さて、実際にこの現実がタイムループしていたとして、果たして自分は気づくだろうかと考えさせられた。
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