「オープニングもエンドロールも世界観に浸れる仕掛けいっぱい!」MONDAYS このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない わたろーさんの映画レビュー(感想・評価)
オープニングもエンドロールも世界観に浸れる仕掛けいっぱい!
東京ポッド許可局リスナーとしては、マキタスポーツさんがいい感じでコミカルなおじさんをやっていて面白かったです。実質ラスボスなのでどこか芯があり、どこか芯がない感じを、転じて捉えどころのないキャラクターを見事に演じていたと思います。
タイムループをしていると認識する人がどんどん増えていく感じがとても面白くて、モブキャラがモブキャラじゃなくなっていくのが良いなと思いました。ある意味諦念にも似たようなキャラクターがこれもまたコミカルで面白かったですね。
前半の方がテンポがあって面白くて、実質の謎解きの部分はちょっとスローダウンしてしまうのはもったいないと思いながら、タイムループものでお仕事ものにチャレンジした意欲はとてもかいたいと思います。
何よりオープニングのキャスト紹介の面白さと、エンドロールの不思議な感じが最後まで世界観を楽しませてくれたなと思います。
竹林監督は「14歳の栞」でも手際よく編集されていましたが、フィクションでもその手腕を見事に発揮されていたなと思いました。
監督がインタビューでも言うように、60分前後に収まるのもまた良いなと思ったので、ブラッシュアップできるところもあったのかなと思いました。
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