「お洒落は気分が上がる…」ミセス・ハリス、パリへ行く KEIさんの映画レビュー(感想・評価)
お洒落は気分が上がる…
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その気持ちは分かる。イギリスの階級社会に生きる掃除婦が必死に金を工面してパリのクリスチャン・ディオールでオートクチュールを作る。パリでは労働者達の不満がたまりがストライキが起こされ、街はごみ溜、クリスチャン・ディオールも旧来手法のビジネスに行き詰まっており、変革を必要としていた。こんな社会的背景の中、掃除婦の明るさ、優しさがクリスチャン・ディオール内で働く人々に影響を与え、ラストはその親切さが感謝の品として返ってくるという話。登場人物の大半が良い人で、トントン拍子に話は進むが行き当たりばったりのミセスハリス自体に魅力を感じず、労働者という描き方も中途半端だった。
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