「家政婦寡婦が巻き起こすディオール革命」ミセス・ハリス、パリへ行く スモーキー石井さんの映画レビュー(感想・評価)
家政婦寡婦が巻き起こすディオール革命
第二次大戦後、本作の主人公ハリス夫人は還らぬ夫を想いながら、それでも勤勉に明るく日々を過ごしていた。
そんなある日、派遣先の邸宅のクローゼットで、家政婦は見てしまった。当時500ポンドもするとても豪華なオートクチュールドレスを。
以来、自分もその魅せられたドレスを手に入れたいという人生の新たな希望が芽生え、幸・不幸の波をかき分けながら、パリ・モンテーニュ通りクリスチャン・ディオール本店にたどり着く。
パリでも彼女のお節介ぶりは健在。不思議と周りも感化されていき、なんかいいなと思えるラストが待っている。
情けは人の為ならず、ヨーロッパ版山田洋次テイストの作品にほっこりする事間違いなし。
コメントする