「生真面目な人にはいつか、いいことが起きる!」ミセス・ハリス、パリへ行く レオンさんの映画レビュー(感想・評価)
生真面目な人にはいつか、いいことが起きる!
クリックして本文を読む
感情表現に優れた良作♪
冒頭、数分この主演おばあちゃんを見ただけで、好きになれる様な人物描写が抜群イイ♪
軍から届いた訃報に、泣き崩れるのではなく、気丈に平常を装うも目からは大粒の涙が・・。 (本物か目薬なのかは判断出来ないが、自然な好演技に見える)
が、その後運命が好転したかの様に、次々とイイ事が♪
近隣の女友達が、"なべ" を "しゃもじ" で叩いて一緒に喜ぶ姿が、見る者も嬉しくさせる♪
この作品は、常に登場人物の"心が動いている"。
だから物語が進むだけでなく、見てる者の感情も常に動いて飽きさせない。
そして生真面目な家政婦さんが、「ディオール」に憧れて、パリに行くだけの物語にとどまらず、ディオール社の運営にも関わってしまうという、脚本の多彩な面白さもこういう作品には珍しい驚き♪
唯一、ドレスが○○してしまうシーンだけ、唐突感が僅かに沸いたが、全体を通して上手く練られた物語に休憩なく引き込まれた。
主演おばあちゃん のレスリー・マンヴィルは名前も知らない役者だったが、どこかで見た顔・・。 過去視聴の「ファントム・スレッド」「マレフィセント」に出ていた。が、どんな役だったかは憶えていない。
超遅咲きの、スポットライトであろう。
素晴らしいドレスや、脇役の存在感も皆しっかりしていて、見所多数。 オススメです♪
コメントする