「新年から元気が出る映画」ミセス・ハリス、パリへ行く osugi55さんの映画レビュー(感想・評価)
新年から元気が出る映画
真面目で心優しいハリス夫人が憧れのドレスを買うためにお金を工面し、パリへ行き、周囲の人を巻き込んいく物語です。
愚直な性格ゆえのお決まりの展開もありますが、その展開があったからこそ視聴者の立場として終盤の展開に心が傷んだりほっこりすることができました。
「家政婦をしている人間がドレスを買ってどうするの?」と劇中で問いかけられますが、ハリス夫人にとってドレスを買うことは自分を着飾る以上の意味があり、それに説得力を持たせたのがクリスチャン・ディオールの大変に優雅で美しいドレスでした。
俳優陣、脚本、クリスチャン・ディオールの全面協力、どれが欠けてもここまでの良作にならなかったと思います。
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