劇場公開日 2022年11月18日

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「CMなの⁉️原点回帰への意思表示なの⁉️」ミセス・ハリス、パリへ行く saltsnowさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0CMなの⁉️原点回帰への意思表示なの⁉️

2022年12月4日
iPhoneアプリから投稿

映画comイチオシセレクション。
ハイクオリティヒューマンドラマを期待してました。
その期待には全く合わなかったのですが、
ブランディング戦略としての映画の価値に気付かされ、
大きな学びを得る作品となりました。

制作意図はこれ以上なくハッキリ。
パパ活ブランド化して本来の顧客層が離れたディオール。
コロナ後不況で不振です。
自分で稼ぐチカラを持つアッパーミドルクラス女性客を取り戻したかったんですね。
それで、ほんわかしたドラマでイメージアップ⤴️
若い子が金持ちおじさんに買ってもらうブランドじゃないんですよーと。
ドロドロ劇のグッチとは全然違うハイクラスメゾンなんだ❗️ってメッセージ発信📩
ブランドの再定義がしたかったディオールと映画産業がコラボ‼️

ハッピー展開一辺倒で甘過ぎた為、
視聴直後は拒否反応がでましたが、一晩寝てみると面白い新しいカタチだなって😁

リブランディングほど難しい仕事はありません。
この5年間の暴走の後ならなおさら。
映画でささっと取り返せるという甘い考えをお持ちなら、ディオールは廃れるでしょう。
シナリオにあったように、現場とお客様が着るシーンを大切に出来る原点回帰がキモ。

CM映画でしれっと元のお客様にアピってるだけなの⁉️
本当に原点会議する宣言なの⁉️
これからのディオール次第でコマーシャル映画という新しいジャンルの価値が変わりそうな作品でした。
ファッション&映画好きとしては、映像作品を介してのソーシャルコミュニケーションは大歓迎。
映画の新しい可能性にカンパイ‼️

saltsnow
saltsnowさんのコメント
2024年1月13日

Mさん、ご指摘の通り前向きになれる楽しい作品でした😉

saltsnow
Mさんのコメント
2024年1月13日

「コーダ」もそうだったのですが、人生に肯定的な映画っていいですね。

M