「アルバ・バチスタが可愛かった」ミセス・ハリス、パリへ行く りあのさんの映画レビュー(感想・評価)
アルバ・バチスタが可愛かった
1957年、第2次世界大戦後のロンドンにて、戦争から帰らぬ夫を待ってた家政婦のミセス・ハリスは、勤務先の家でディオールのドレスに出会った。その美しさに魅せられた彼女は、フランスのパリへドレスを買いに行こうと決意し、購入資金を集めてパリのディオール本店を訪れた。そこで、女支配人に追い返されそうになったが、ハリスの夢を追う行動により、会計士アンドレ、モデルのナターシャ、シャサーニュ公爵など、ハリスに出会った人々に影響を与え、ついにディオールのドレスを購入することが出来た・・・しかし・・・てな話。
当時の500ポンドがどのくらいの価値が有るのか、観賞後に調べてみると、1ポンド1008円の固定金利だったから、約50万円くらいか。
当時の50万円は・・・日本で大卒初任給が5600円位らしいから、今20万円ちょいだとして、40倍の価値・・・2千万円?
半分としても1千万円・・・凄い!
ま、日本でも着物1着が数百万円というのも有るし、そんなに驚く事もないのかも。
それを踏まえて、ミセス・パリスがドッグレースで100ポンド損したり、ロンドンからパリへの旅費が60ポンドだったり、する中で、430ポンドのディオールのドレスを購入するのだが、車より高いドレスをやっとの思いで購入したのに、貸したら焼かれてしまうとは、トホホだっただろう。
でもその後のラッキーもさすが人徳という展開。
出来過ぎの気もしたが、みんなのためを思っての行動がラッキーを呼んでくるという事なんだろう。
最後は公爵夫人になるのかと思ったが、さすがそこまでのラッキーは無かったのも良かったかも。
それと、劇中でのドレスもモデルも綺麗で、見応えあった。
特に、ナターシャ役のアルバ・バチスタがとても美しく知的でそして可愛かった。