「人生って実に面白い!」ミセス・ハリス、パリへ行く るいまーるさんの映画レビュー(感想・評価)
人生って実に面白い!
"DREAMS COME TRUE"
ハリスに魅せられました。
私にとっても永遠のDIOR。そんな憧れをハリスが次々と起こしていく奇跡によって叶えてくれました。その奇跡は偶然なのか。それは違うと思いました。
夢は夢。それは行動しなければのこと。
そんな当たり前だけど大前提であり最重要なことをハリスは教えてくれました。
例えどんな立場、境遇、年齢であっても。
DIORの高い敷居、ポリシーに立ち塞がる様々な"壁"。それをハリスは夢を叶えるために奮闘する中でユーモアに乗り越える。
時にその想いは無限のパワー、"魅惑"を醸し出すのだと思い知らされました。
だからこそ、悲しい出来事や挫折した時でも原動力を元に未来へと前進できる。それを必ず誰かが見てくれている。
親切が過ぎてもひたむきに
生きることの大切さ。
ハリスの軌跡が巡り巡って一つ一つ、時には挫折しながらも夢を叶えていく。
最後の最後まで感動の渦に包まれていきました。伏線回収の美しさにも涙しました。出逢いって、仲間って素晴らしいです。
初めは顧客、いや、DIOR≠ハリスだった関係性。それが感動のラストに繋がる。
正直、この映画が女性向け、ファッショナブルな方向けと思っていた自分に恥じました。
ハリスのような人生、歳を重ねていきたいと。
今はそう強く思います。
『夢はいつだって、人生を輝かせる』
これからの人生のスローガンになりました。そして、人の夢も応援できるような人になりたいです。
絶対無理。やめとけ。
そんな人を馬鹿にするようなことを
しているとハリスに笑われるような気がします。
それくらい眩いハリス自身の輝きがありました。
それと同時にパリ、DIORの美しさ。その優美さが夢を追いかけるハリスを更に煌びやかにしているような気持ちになりました。
決してチャラけているわけではなく、より美しく、清らかな姿に。
男女問わず、ファッションへの興味に関わらず。
今を生きる皆さんに
様々なトキメキ、勇気を抱かせる
ハリスの人生がそこにはあります。
夢は何よりの生きる源。
皆を動かす原動力だと。
劇場の大スクリーン、音響で
体感して欲しいです。