「せやろな」ザリガニの鳴くところ Kjさんの映画レビュー(感想・評価)
せやろな
導入部分に引き込まれ、ミステリーと裁判劇を予感させる。しかし、主人公は美しく、家も品がよく、作られ感あるナチュラルライフ動画を見せられているようである。生々しさのないセックス、絵を送ったら本になるというメルヘンストーリーと気持ちは遠のく。まったく良いところがないチェイスに惹かれる主人公に戸惑い、ろくに連絡してこなかったテートや兄弟に最後は囲まれ、もはや村八分とは言えない娘に同情も沸かず、こんな緩い検察の論では先が見えるし、その先のオチまで想像がついてしまった。正直、もっと良い映画になったと思う。
コメントする