「ひたむきに生きた女性の生涯」ザリガニの鳴くところ ニョロさんの映画レビュー(感想・評価)
ひたむきに生きた女性の生涯
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1人の女の子の成長物語であり、恋愛もあり法廷ものでもある。色々な要素を1人の女性の生き様の中で表現して、見事に成功している。
これだけてんこ盛りの要素を組み込んで、過不足がないのは、脚本の素晴らしさかもしれない。
そして、唯一、彼女が一般の人と違っているのは、彼女は自然に育てられたということだ。そこには倫理観はない。自然の摂理に従って行動した彼女の行いを知ることになるラストには驚かされた。自然界では自分を脅かすものから守るためには相手を殺すことも正義なのだ。
小さい頃別れた母親が迎えにきてくれて、幸せな死を迎えるのだ。おかした罪への罪悪感などもちろんない。面白い視点だった。
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