「カイヤが湿地を離れなかったのは、母親が迎えに来てくれるのを待っていたからなのだろうか?」ザリガニの鳴くところ 瑞さんの映画レビュー(感想・評価)
カイヤが湿地を離れなかったのは、母親が迎えに来てくれるのを待っていたからなのだろうか?
終幕近くまで真相がわからなかったので、それで、事件なの、事故なのどっち〜と思いながら観ていた。カイヤはすごい。学校にも通わず、一人でがんばって生きていた。チェイスの助けがあったとはいえ、字を覚えて、図書館の本を読破し、果ては観察眼を生かして自分で本まで出版しちゃうなんて… カイヤは母親のようにはならないと固く決心していたのかなぁと思った。暴力から逃げるだけの人生を送りたくはないと… 彼女は村のほんの一部の人たちからは協力されていたが、ほとんどの人からは差別されていた。それでもなお一人で生き続けていた。強いなぁ。彼女の人生を思うと、頭が下がる。それでよかったのだろうか? 私にはわからない。
コメントする