「宣伝で期待させたわりには、観賞後の感動や満足感はやや低かった」ザリガニの鳴くところ hideさんの映画レビュー(感想・評価)
宣伝で期待させたわりには、観賞後の感動や満足感はやや低かった
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時代設定が少し古いとはいえ、日本人的には、広大な湿地で女の子が一人で生活する設定に首をかしげたくなる。
しかも、一番小さい女の子だけが残され、母親や兄姉たち・父親が一人ずつ家を出ていくことに違和感を感じる。どうして、母親は、一番小さな女の子を連れて行かなかったのか?
しかもこの夫婦は、最初何人もの子どもをもうけ、ある程度の年数、夫婦や家族関係を維持してきたのではないか?それなのにあまりに突然すぎる家族の次々続く家出・離散。
なお、裁判過程は細かく描写され、映画の終わりには驚きの真実がさりげなく差し込まれ、その部分には驚かされる。
しかし、広大な湿原の女の子の、現代版ターザン物語(?)というか、ミニロビンソンクルーソー物語(?)に、二人の青年や親切な雑貨商の夫婦を入れた、奇妙な物語(恋愛物語?、家族や貧困問題の提起物語?、サバイバル物語?、裁判物語?、環境保護物語?、村八分物語?、偏見啓発物語?)に違和感を感じ、映画の世界に没入するのがやや難しかった。
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