「テクマクマヤコン」ひみつのなっちゃん。 カールⅢ世さんの映画レビュー(感想・評価)
テクマクマヤコン
師匠と慕う元・ドラァグクイーンの先輩のなっちゃんの突然の死。3人の後輩ドラァグクイーンがその秘密(親にカミングアウトしていない)を実母に知られないようにあたふたするが、実は実母は知っていて、3人を故郷の郡上八幡での葬儀に誘うことから始まるドタバタロードムービー。
年を取って容姿が衰え、踊りへの情熱が失せかかっているのを感じているバージン(滝藤賢一)。表情は曇りがち。儲からない。モテない。無理がきかないの三拍子。
なっちやんの死が追い討ちをかけたんだね。
切ないねぇ。
なっちゃんの店に雇われているモリリンの将来のことも心配でたまらない。でも、ほんとは自分のことなんだよね。
対照的にズブ子(前野朋哉)だけ超売れっ子のオネエ。
IKKOばりのギャク。完膚なきまでに盛ったメイクがけっこう可愛かった。すっぴんはどうも・・・
怪しい男三人組は飛び込みでは宿に泊めてもらえない。
野宿しているとなんだかガサガサと獣の気配。パニクって、やみくもに山の方に走り出すズブ子。夜中なのに猟師が。この映画、ホラーだったっけ?撃たれたかと思いきや、物好きの猟師に助けられた。旅館に一人だけ泊めてもらって、浴衣姿で郡上踊りのお稽古をつけてもらっているところへ、二人が合流。
鮎の塩焼き、そうめんにありつく3人。うまそうだった。長良川の鵜飼は出てこなかった。残念。
そして、モリリンとズブ子がドラァグクイーンの衣装に着替えて縁側で踊りを披露。
観客はほとんど近所の子供。
モリリンは素敵~ キャー😆
バージンは踊らないで、二人をみてるだけ。
猟師役は菅原大吉。
縁側に座ってパージンにぼそぼそと話す。
ドラァグクイーンの踊りも郡上踊りも同じだよと。
達観してる。
カメラアングルのせいもあって、縁側に座っている菅原大吉の股間をじっと見てしまっていた。すっかりオネエのロードムービーに溶け込んでしまっているオイラ。
まずい。まずい。
トラックの運転手いい男だったなぁ
スーパーの店員、爽やかイケメン
そして、旅館の女将さん役はなんと、なんと、生稲晃子参議院議員❣
ひみつのアッコちゃん。
幹事長に出演許可取ったのか?
過激なシーンがあったら、生稲晃子の出演シーンは全部カットだったかもしれない。
娘役の新人さんもほんとの親子に見えた。
自宅での葬儀では喪主の母親が幼少期のなっちやんのみにくいアヒルの子の絵本のエピソードを披露。
なっちやんから貰ったマカロンみたいに小さなコンパクト。
「醜い」と「見にくい」をかけたんだね。
人情噺のサゲでしたね。
なっちゃんはカンニング竹山。まったくセリフなし。とても健康そうなご遺体。死後硬直感ゼロ❗
4人で【かんかんのう(フレンチかんかん)】を踊るのかと一瞬、期待してしまった。
それじゃ、落語の【らくだ】だよっ
なっちやんの母親から赦されたような気持ちになって、心癒されたのは、他ならぬバージンさんだった。
そして、郡上踊りに参加する気になってゆくところで終ってしまった。
おばあちゃん役が長~い松原智恵子。若い頃は【吉川ひなの】みたいだったんだね。美人さんの容姿ってずいぶん変わるもんですね~
今晩は。
コメント有難うございます。
コンパクトカーにした理由は、私の郡上八幡に数度訪れた記憶を思い返すと、郡上八幡は城下町であり、今作でも描かれていた通り道が非常に狭い事だと思います。(後は演出だと思います。)
私は当時、バカでかいSUBに乗っていましたが(キャンプを家族でしていたので)国道256号は問題ないのですが、そこから郡上八幡に入ると城下町ならではの細い道になるんですね。(で、切り返し多数・・。)
私が若い頃、四国などに採用出張していた際には、トヨタレンタカーには、ヴィッツを用意してもらっていました。
北米では今でもバカでかいSUVが売れていますが、欧州では基本的に小型のEV車ですよ。では。回答になりましたでしょうか?