「人として面白味のある男、変わり種ではあるが法の前に真っ直ぐ向き合う姿勢が好感!」映画 イチケイのカラス The silk skyさんの映画レビュー(感想・評価)
人として面白味のある男、変わり種ではあるが法の前に真っ直ぐ向き合う姿勢が好感!
やっと今週も終わった~の安堵感。
ご褒美に「イチケイのカラス」 を早速鑑賞です。
この作品ですが、TVドラマも毎度見てまして
多分映画化するやろうと思ってました。
観た感想:ちいかわ風に言うと、
これってぇ~地域ぐるみ犯罪ってぇ、ことぉ~
(。´・ω・)?
正月映画の重い大作を連続観た後、
(アバタ-、ラーゲリ、Drコト-、すずめ、スラムダンク等)
七草粥の如く、心に優しく思考を元に戻したい人には
お勧めかな。
(*´ω`*)
イチケイとは東京地方裁判所第3支部第1刑事部の略称の様です。
法廷物ですが、HEROとは違って
判決下す判事側からの視点での話で ちょいと変わっていて
オモシロい。
裁判話って案外好かれなくて(特に裁判官席の人達)
中々理解がされてないのが現実かなと思うわぁ。
判決下す側は 人間身あるのか、ロボットマシンか~って
思うこと多いんだけども。(; ・`д・´)
この作品に出てくる 入間みちお、坂間千鶴を通して
法律って実際どうなん?
その真の役目や関わりを少しでも感じれたらとは思う。
(やっぱ無理か~ぁ (´д`)・・・)
こんな砕けたヤツ(裁判長)居るんか~
(;・∀・)(・∀・) と
生の現場関係者からは声がでそうなのだが、
こう言う作品が出てくるくらい 理解難なんだと
受け止めてはどうか。
でなきゃ 裁判員制度なんか生まれないでしょ。
話展開は、
毎度おなじみの
みちおと千鶴の掛け合いコンビのハチャメチャで
進みます。ほぼこの人達の漫才コントですね。
(それは言い過ぎでしょ (*´ω`*) )
岡山県瀬戸内へと別々に異動していた彼等。
地元企業 運搬船の起こしたイージス艦衝突沈没事故。
この事件を巡って、この地元を支配し有数のグル-プ企業の
顔を暴く。
この街全体が、街の雇用を支える企業が起こす公害に悩み
体を冒されて~ 誰も訴えることが出来ない魔のジレンマから
脱することが出来ず、声も上げられない~
コレをいかに 真実と向き合い晒して行くか・・・
話展開ですね。
いつもなら 職権を発動します~ の名文句で
事件を裁判所主体で色々調べるのに、
民事訴訟では発動せず
坂間千鶴が 汚染証拠発見に穴掘り。
孤軍奮闘で頑張るが
”みちお~ みちお~許さん”の連呼が楽しめたかな。
あと、借家の家燃やされて
行くところないけど、月本の誘いには乗らず
みちお宅へ・・・
みちおと玄関先の攻防やり取りが笑えた。
やっぱり二人仲イイんじゃん。
二人横に寝ながら
法の意味する解釈を語る所が
まあ映画ドラマらしいかなと思うね。
真実を探っていくと 誰もが法的に犯罪加担してて
誰もその間違い指摘が出来ない状態って、
ここの事実だけが 妙にあるあるそんな事ってと
思いましたね。
ここだけの話じゃなさそう、怪しい金の動き。
東北の原発事故処理関係とか、
これってそうなのかも的な・・・。 "(-""-)"
やばそうなのでこの辺でw。
気軽に楽しみたい方は
劇場へどうぞ。