「ドラマ同様に面白い作品でした」映画 イチケイのカラス BANAO1975さんの映画レビュー(感想・評価)
ドラマ同様に面白い作品でした
ドラマも楽しく見ていたので、映画も見たいなと思っていたら地上波で放送するとの情報を得て、録画して家族で鑑賞しました。
内容としては、岡山県瀬戸内で防衛大臣の傷害事件を担当している主人公の入間みちお(竹野内豊)と、隣町で主人公と共に数々の事件を裁いた板間千鶴(黒木華)が人権派弁護士の月本信吾(斎藤工)と組んで、大企業の環境汚染疑惑に取り組むなか、二つの事件が繋がっていくというもの。
一つの事件を思慮深く検討し検証していく入間みちおと、考えるより先に動いていく板間千鶴との対比が良く、様々な出来事を通して二人の間に信頼関係が構築されていく過程が丁寧に描かれていて良かった。この二人の掛け合いが好きで、映画でも描かれているのも良かった。
意外な展開でラストを迎えましたが、大企業に依存して町が成り立っている相互依存も映画の中で描かれており、そういう状況だと間違っていた事をしてたとして、その事を正すことが出来なくなるといった問題定義を、映画を通して訴えかけているのかなと感じた作品でした。
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