「ありえんだろ、って所も有るが面白かった」映画 イチケイのカラス りあのさんの映画レビュー(感想・評価)
ありえんだろ、って所も有るが面白かった
東京地方裁判所の裁判官・入間みちおは岡山県の海辺の町に異動となり、防衛大臣を狙った傷害事件の裁判長を担当した。
この事件を起こした女性の夫が操縦していた貨物船が海上自衛隊のイージス艦との衝突事故で沈没し、夫が亡くなった事が関係していると指摘し、みちおが職権を発動し衝突事故の捜査を始めたため、上から圧力をかけられて裁判長を外された。一方、坂間千鶴は、裁判官の他職経験制度により、弁護士として働き始め、偶然、みちおの町の近くに配属となった。坂間は事件のあまり無い小さな町で、高齢者の交通事故裁判の弁護人を引き受けていた。それと、この町では、体調不良の人達が多くいて、その原因が地元の大企業が関係してるのではという疑惑が発生した。さてこれらの案件はどうなる、という話。
テレビ未視聴だが、なんとかついていけた。
キムタクのHEROや松潤の99.9の様にちょっと変わった司法従事者の話で、実際にこんなことする裁判官が居るかどうかは別にして、そこはなかなか面白かった。
ただし、すぐに担当替えされたし、司法の独立性は担保されてないのはやはり現実なんだろう。
堅物の坂間がみちおや月本に影響されて成長していくところが見どころなのかも。
最初の貨物船の乗組員もこの大企業の汚染水の影響って事なんだろうけど、ちょっと有り得んだろ、って感じた。あんなに急にバタバタ倒れるものか?と。
ちょっと詰め込みすぎてそのあたりの説明の尺が足りなくなったのかもしれないが、もっと慢性的に発症するもんじゃないのかな。
題名のイチケイは第1刑事部の略らしいので、実際は何部まで有るんだろうと調べてみたら18部(欠番あり)まで有った。さすが首都東京、規模がデカい。
みちお役の竹野内豊はほんわかして良かったし、坂間役の黒木華も頑張ってる感が有って良かった。
返信お気遣いありがとうございました。😊おっしゃるとおりです。ただ個人的には【鋼の膀胱 と 摩耗しない頭脳が欲しいところ】です。ありがとうございました😊。
おっしゃるとおりです。劇薬物・毒物ではないので、この即効性はあり得ない。だったら地上、工場、地元でも同じはず・・・政治的に変な動きすれば、裁判官は飛ばされるのは事実だと思いました。ただ最年少防衛大臣なんかにその権限はなく、それを相談された首相の判断、司法への伝達だと思いました。まあ三権分立とは言っても、変人の変な動きはその例外だと個人的に思いました。完全なファンタジーとしては面白いですよねぇ。😊