「暴力依存症」クリーン ある殺し屋の献身 レントさんの映画レビュー(感想・評価)
暴力依存症
かつてマフィアの殺し屋だった男は愛する娘を失い闇社会から姿を消した。そして今は街の清掃員としてひっそりと孤独に暮らしていた。
隣人の少女に娘の姿を重ね合わせていた彼は何かと彼女を気遣う。二人は良い隣人関係だった。しかし、ある時彼女が街のゴロツキどもに襲われたのを助けたことからマフィアに狙われることに。
彼は彼女を守るためにマフィアと対決する。エイドリアン・ブロディ版イコライザーのような作品。
全編にわたり静かなトーンで進むがとても落ち着いた雰囲気でその作品の世界にどっぷりと浸れる。心地よい緊張感が全編漂う。
ストーリー自体、特に真新しさはないが何か作品独特の雰囲気に酔いしれることができた。見終わってそこそこ満足感が得られる作品。公開当時あまり評判がよくなくて劇場鑑賞見送ったがこれはなかなかの拾い物だった。
この後ブロディは「ブルータリスト」で二度目のオスカーを手にした。
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