「陰気でハードボイルドなイコライザーって雰囲気の作品。アントン・シガーばりの冷酷無慈悲な大殺戮ショーも楽しめる。」クリーン ある殺し屋の献身 最凶線さんの映画レビュー(感想・評価)
陰気でハードボイルドなイコライザーって雰囲気の作品。アントン・シガーばりの冷酷無慈悲な大殺戮ショーも楽しめる。
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まずこの作品は、設定とか物語の展開がイコライザーにとてもよく似ている。
主人公が実は殺しのプロフェッショナルという設定だったり、マフィアのボスの恨みを買って少女を守るために戦うことになるストーリー展開だったり、とにかくイコライザーっぽい要素が散りばめられている。
しかし、イコライザーと決定的に違うのは、とにかく陰気でハードボイルドな作風だという点。
もちろんエイドリアン・ブロディが主演なので陰気な感じが出るのはある程度は予想してましたが、序盤はちょっと退屈してしまうくらいに陰気でした。
ただこの陰気でハードボイルドな作風が、この作品の独特な空気感を醸し出しているような気がしました。
中盤以降は、そうそうこうゆうシーンが見たかったんだよっていう殺しのシーンが増えてきて徐々にノッてくことが出来ました。
あと、クライマックスのアクションシーンではノー・カントリーのアントン・シガーばりの冷酷無慈悲な大殺戮ショーが繰り広げられていてかなり満足度が高かったです。
改造したショットガンとかはアントン・シガーの空気銃みたいな重厚感があったし、淡々と1人1人敵を片付けていくエイドリアン・ブロディが完全にアントン・シガーと重なって見えました。
敵のアジトにゴミ収集車で突っ込んでいくシーンとかも日本のヤクザ映画みたいで面白かったし、変わった映画好きの人には意外と掘り出し物の作品になるんじゃないかと思いました。
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