ブリティッシュ・ロック誕生の地下室のレビュー・感想・評価
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元々、イーリング・クラブは中産階級の巣窟と聞こえたが。
アレクシス・コーナー
シリル・デイヴィス
ハウリン・ウルフ
ブライアン・ジョーンズ
と聞いた名前は沢山。
特に、アレクシス・コーナーはオジキがレコードを持っていた。
しかし、僕はリズム&ブルースは余り好きになれなかった。特にエレクトリックハーモニカとかエレクトリックギターがやっぱり雑音に聞こえてしまう世代の最後なのかなぁ。
今は嫌いではないが。
この映画では、ブリティッシュロックは中産階級から始まったとしているようだが。そうなのか?
それで、最後にピート・タウンゼントか。
フー・アー・ユーとは言わないで!
元々、イーリング・クラブは中産階級の巣窟と聞こえたが。今は多民族の巣窟だそうだ。しかし、そもそも、イギリスはゲルマン人の単一民族国家では無い。元々が多民族国家なのだ。
追記
ミック・ジャガーさんて楽器何やるの?タンバリン?
"ブリティッシュ・ブルーズの父"
ブルースやロカビリーといった古き良きアメリカの偉大なる音楽が時代と共に廃れた時、必ず手を差し伸べて招き入れるイギリスからブリティッシュ・インヴェイジョンとして世界を席巻する様、その後はスカやロックステディ、レゲエに流れてイギリスではスキンヘッドレゲエや2トーンなど素晴らしき音楽大国、その地盤を造ったようなアレクシス・コーナーとシリル・デイヴィスの人物像が興味深い。
当時のイーリング・クラブで演奏をする映像が無いに等しいので携わった人物のインタビューやアニメで再現した映像で雰囲気を掴むのみ、名だたるミュージシャンやバンドが登場する中でThe BeatlesやThe Yardbirdsとの関わりが気になる!?
歳取ってるから尚更に誰が誰なんだか混乱してしまいながら字幕を追うのが大変だったり、インタビュー映像が多めで音楽が鳴っている印象が微妙にも。
こんなところにニック・シンパー
クリーム、アニマルズ、ストーンズ、マンフレッド・マン結成前のカオスな前日譚。ロンドン西地区イーリングでの1960年代初期のブリティッシュ・ブルースの歴史。
マーシャルの歴史にもビックリ。最初は町の小さな楽器店だったとは!ミッチ・ミッチェルが結露が天井から垂れてきてドラムヘッドが濡れるとミュートされちゃうんだよと楽しそうに懐かしむ。ミッチ・ミッチェルはマーシャルのドラムスクールの講師をしていた。
ロン・ウッドの兄貴のアート・ウッドがイーリング美術学校時代から出入りしていた小さなハコ。アレクシス・コーナーがエレクトリック・ブルースをここで始めるに際してイーリングクラブをアートが薦めた。
ジメジメした地下の狭まいハコだった当時のイーリングクラブの熱気を語るミュージシャンたち。
イギリスのブルースの父といわれるアレクシス・コーナーとハープのシリル・デイビスがコアとなったブルース・イン・コーポレイテッドやグラハムボンド・オーガニゼーションに在籍していたミュージシャンたちが中心。
ジンジャー・ベイカーは相変わらず態度悪くてサングラスしてふんぞり返ってボス気取り。チャーリー・ワッツがいないときのストーンズとセッションして、ミックが歌いにくいようにわざとずらしてやったと言ってましたね。ジンジャー・ベイカーのリズムはそれでなくても独特なのに。ジャック・ブルースはこの変わり者のオジサンとよくやってましたよねぇ。しかし、つい最近亡くなったチャーリー・ワッツのインタビューはなぜかなかった。
ミック・ジャガーやキース・リチャードのインタビューもなかった。イーリングクラブでステージに最初に上がっていたのはブライアン・ジョーンズで、ポール・ジョーンズがあのときブライアンの申し出を断らなければストーンズのボーカルだったかもと嬉しそうに話していた。
インタビューにはニックシンパーも度々登場。顔色も良く元気そう。第1期ディープパープル。たしか、リッチーブラックモアにタバコを買ってこいと言われて、外している隙にクビが決まったんだっけ。
マディ・ウォーターズの映像はカラーで迫力あったけど、だいぶ後のもの。それと、シスター・ロゼッタ・サープの映像も。1963年のマディー・ウォーターズのヨーロッパ講演に同行した彼女もエレキギター抱えてブルースを歌う先駆者。映画エルビスで少年プレスリーに最も影響を与えたアーティストとして描かれていた彼女。ロンドン公演の際にイーリングクラブにシリル・デイビスが彼らを招いた。
アメリカのブルースマンを本場アメリカに逆輸入したイギリスのロックミュージシャンたち。一番有名なのはハウリン・ウルフとのライブ版も出しているクラプトンですが、ジャック・ブルースはアレクシス・コーナーのまな弟子。フリー、バットカンパニーのヴォーカリスト、ポール・ロジャースなんかもマディー・ウォーターズを崇拝しているひとりだが、アレクシス・コーナーがフリーの名付け親でデビューを後押ししたことはほとんど知られていない。
シリル・デイビスがマディ・ウォーターズのハープに誘われたってジャック・ブルースが言っていた。
呑んだくれで喧嘩っぱやいリトル・ウォーターが使い物にならなくなっていた頃なんでしょうね。
ジャック・ブルースは痩せて元気なかったなぁ。亡くなる直前?
ジャック・ブルースが死んだときは悲しかった。もうそろそろ10年か。
ジンジャー・ベイカーも3年前のジョーカーの上映中に亡くなったから、このインタビュー映像は10年以上前のもので、かなりの継ぎハギ感。
当時のオーナーだった金ピカ親父はなんとイラン人。かなり悪そうで、一番元気そう。狭いハコはモッズムーブメントに対応できなくなり、その後もこじんまりと営業していたけれども12年で手放したそうです。
当時のイーリングクラブでの若い彼らの演奏の音源やライブ映像がないのが非常に残念。
ブリティッシュ・ロックの歴史がわかる作品
ローリング・ストーンズが好きなので、彼らが有名になる前の様子を知りたいと思い観ました。当時のイギリスの時代背景や、どのようにしてロックが生まれ、熱狂的な支持を得たのかを知ることが出来ました。
マーシャルアンプが発売され、エレキギターの爆音を初めて聴いた若者がどれだけ興奮したか、何となく分かる気がします。当時はどんな下手なバンドでも大人気で女性にモテモテだったと聞き、羨ましくなりました(笑)。
色んなアーティストや関係者のインタビューで構成されていますが、肝心のミック・ジャガーのインタビューがないのは非常に残念でした。
また当時のライブ映像も多少ありますが、この映画のテーマである地下室でのものが無いのも残念でした。現在と違い動画を撮るのが難しかったから、仕方ないのかも知れませんが。
イギリスのロックが好きな方にはお勧めです。
イーリング・ジャズクラブ(Ealing Jazz Club )の足跡
このドキュメンタリーに興味があった。観終わって、初めて何のドキュメンタリーかわかった。イーリングEaling Jazz Club )とい西ロンドンにあったアンダーグラウンドのジャズ、R&B, ブルースなどに関わった音楽の歴史の変遷(へんせん)を描いたドキュメンタリーなのだ。イーリングEaling Jazz Club を主語にすると、イーリング・クラブが観察していた移り変わりなのだ。 フエラリーに乗って西ロンドンのイーリングに向かうのは当時のマネージャー、Fery Asgari(イラン系)。1959年から初めて12年間営業して、幕を閉じたと。
音楽ジャーナリストやイーリング(Ealing )のマネージャー、Fery Asgariやアニマルズのエリック・バードン(ボーカル)などの名前は字幕になって出るが、困ったことに、他のブルースバンドのメンバー一人一の名前は口頭で伝えても、何しろ 多いから誰が誰なのか理解するのが難しかったそれに、ジンジャー・ベーカーの名前も後半になって字幕になって出てきた。大ファンのジャック・ブルースはすぐわかった。(25 October 2014 (aged 71に亡くなってる。) でも、ジンジャーベーカー(October 6, 2019亡くなっている)は高齢になっていて全くわからなかった。
私はUKの・ジャズ・ブルース通じゃないから、こういうのにはこまっちゃうんだよね。個人の見解だが製作者の考慮が必要だね。
British Rock: Born in a Basement というタイトルのように、イーリング(Ealing ) のような地下室のクラブ(他のクラブにも触れている )で生まれた音楽家が中心になっている。音楽史家が第二次大戦後、UKは戦勝したけど、ダメージが大きすぎて、平和回復に時が必要だったと。 フランク・シナトラ、ドリス・デイを聞いて育った親だが、子供は急にロックやジャズなどの五月蝿い音楽を聴くようになったと。
イーリングというクラブで:
1957年ツアー
クリス・バーバー(英国)(Chris Barber)+ His Jazz Band 1961年1月
(At Town Hall Ealing)
この後、マディー・ウォーター(米国)のブルースのエレキが人々にショックを与えたと。
イーリングで:
1049年、アレクシス(Alexis Korner,)シリル( Cyril Davies )
1962年、クリス・バーバーのバンドをやめて、 ブルース・インコーポレートBlues Incorporatedを結成と。それに、ジャック・ブルース(後で、クリーム)
や(チャーリー(Charlie Watts ーあとで、ストーンズ)
や Dick Heckstall-Smith が演奏。
イーリング クラブとマークウェル クラブで
Alexis Korner's Blues Incorporated on BBC Jazz Club July 12 1962
Alexis Korner - Guitar, vocals
Cyril Davies - Harmonica, vocals
Dick Heckstall-Smith - Saxophone
Dave Stevens- Piano
Jack Bruce - Bass
Charlie Watts - Drums
シリル( Cyril Davies (23 January 1932 – 7 January 1964)はエレクトリック ハーモニカ、そして、マディー・ウォーターのようなシカゴサウンド、ミシシッピーサウンド。オーセンティックでベストのヴォーカルだったようだね。マディーウォーターが、自分のバンドに入れとシリルに言ったとか、ジャックブルースが言ってたけど。それに、白人が黒人のバンドにと! それに、シリルがUKではベストの音楽家だったって、ジャックが。シリルなんて聞いたこともない人だったけど!?
それに、アレクシス(Alexis Korner、19 April 1928 – 1 January 1984),。この人は人間的にもできていたようで、BBCですら『父親のような人』だって。ジンジャーベーカーも、彼は全世代に影響を与えた人だって言ってたね。
ブライアン・ジョーンズ、ジャック・ブルースもジンジャー・ベーカーもチャーリー・ワッツも基本はこの地下室でのアーチストで、それから、一世を風靡して行ったんだね。 それに、ブライアン・ジョーンズからストーンズのボーカルに誘われた、ポール・ジョーンズ。 ポールが断ったからミック・ジャガーがボーカルになったんだね。
ここで気になったのが詩人ピート・ブラウン(Pete Brown)。彼とジャックブルースがクリームの曲づくりをしたんだね。「I Feel Free」「White Room」..
「Sunshine of Your Love」はエリック・クラプトンも一緒に書いているけどね。 クラプトンもクリームのメンバーとして出ているけど、彼は前ヤドバーズや他のバンドにいたし、出発点はイーリングじゃないんだね。
あとはアニマルズ。1965年ごろ。エリック・バードン(ボーカル)のボーカルは痺れるね。やっぱり、ブルースの声質っていう感じ。 ここでは紹介されなかったけど、『朝日のあたる家』なんて、彼が作詞していて、まるで、アメリカのブルースだね。
グラハム・ボンド(Graham Bond)なんて聞いたことがなかったけど、ジャックブルースやジンジャーベーカーと演奏していたんだね。
The Birds (バーズ)、The Who (フー、ピート・タウンゼントは出ていたけど、ロジャー・ダルトリーは全くインタビューがなかったね)この辺からハードロック、サイケデリアなどの音楽性になり、その後、ジャマイカからのレゲー、ソウル、1968年にはディスコとなって、十二年間の足跡はここで終了。イーリング・ジャズクラブEaling Jazz Club )の。
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