バビロン(1980)のレビュー・感想・評価
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重苦しいブリティッシュ・レゲェ
ジャマイカ🇯🇲の愉快で陽気な印象を持つレゲエが、
イギリス🇬🇧に届くと、
こんなにもウェットに覆われた重い音楽になるのか。
それ故に、
この国から色々な革命が発祥したことが分かる。
1980年代にロンドンに行ってビックリしたことは黒人の多さだ。
英国には、
人種差別問題がアメリカ合衆国よりも根深いものがあったのだろう。
クイーンのフレディ・マーキュリーも人種差別で苦しんでいたなぁ
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サントラほしい
鳴らしあい響きあう血が騒ぐ
これは映画か事実か?
80年前後のイギリス
ワン・ラブ!青春のサウンドシステム
"sound system"
ルーツロックレゲエとしてのジャマイカ映画の代表格と言えば『ロッカーズ』と『ハーダー・ゼイ・カム』で間違いない中、イギリスのサウスロンドンで移民として暮らすルードボーイを描いた本作、アメリカにばかり目が行く人種差別問題は当然の如くイギリスにもあり白人至上主義の傲慢さが恐ろしく感じながらも、大事なことを外さずに重苦しくは描かない青春映画として深刻な問題を抱えながら面白おかしく楽しめる、もちろん音楽映画としてのセンスも抜群で埋もれていた傑作とでもいうべきか。
ラジオから微かに流れる曲がGenerationXの「Valley Of The Dolls」ってPunk好きには嬉しい、時はPost-Punkからnew waveへとOi!から発生するスキンヘッド、時代背景的に『白い暴動』や『THIS IS ENGLAND』に近い感覚で興味深い。
ロッキーのTシャツを着て筋トレしたり女芸人着用イメージな赤ジャージ上下のファッションに笑えながらもキマっている格好よさ、唐突に幕を引く様はアメリカン・ニューシネマを想起させられる世知辛くて救われない。
10/19/アップリンク吉祥寺にて二度目の鑑賞。
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